谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

一ノ倉沢出合、700~900mで紅葉見頃。怪我をしていないときは安易にヘリの救助要請をしないようにお願いします。

稜線は、だいぶ色が変わってきています(2015.09.18 谷川岳登山指導センター )
稜線は、だいぶ色が変わってきています(2015.09.18 谷川岳登山指導センター )
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天気・気温

10/21(水) 快晴、05:00センター前の外気温+7℃、11:00で+16℃、暖かいです。
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち晴
18℃
9℃
明後日
晴のち曇
23℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 6:00発表
前橋市の天気予報
明日
23℃
13℃
明後日
晴のち曇
26℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

一ノ倉沢出合の標高900m~700mの紅葉が見ごろを迎えています。
昨日もお天気だったため、平日にもかかわらずたくさんの人がトレッキングや登山を楽しみました。
ただし、午後は寒冷前線が近づいたためか、雲が多くなり風も強く吹きました。
だいぶ葉が落ちていたので、紅葉の見ごろの終わりも早くなるかもしれません。
昨日、今日と温かいですが、冷え込みが厳しくなって来ています。防寒具は必ずお持ち下さい。
いつ降雪があってもおかしくない時期になっていますので、天気予報等を活用して、無理のない登山を心がけて下さい。

登山道の状況

・田尻尾根が通行できるようになりました。まだ重機の出入りがありますので通行には充分にご注意下さい。

・中芝新道下部はルート不明瞭です。 登山道の崩壊や高巻き、草付きのトラバースが多く、滑落や道迷いの危険が高いバリエーションルートとお考え下さい。一ノ倉岳より中芝新道(上級者向け)を下山した登山者が下部の雪渓で行動不能になり遭難。ルートを知らないと芝倉沢で迷います。

・新道は土合橋~一ノ倉沢間で増水の影響で橋が流されるなどしています。ハイキング向きではなく、要渡渉、増水時通過注意。

・いわお新道、中ゴー尾根は谷川温泉から牛首、二俣間が登山道の崩壊が激しいので道を熟知している方以外は利用しないで下さい。増水時は通行不可となります。
            
・巌剛新道では第一見晴らしの下部あたりにハチの群れの目撃情報が相次いでいます。登山道の近くに巣があると思われます。特にグループでの登山者は刺激を与えやすいので注意してください。西黒尾根を利用された方が無難です。ハチの活動が活発になり、危険な時期となっています。ご注意ください。

・保登野沢コースも崩落箇所があり通行注意。

・旧道、芝倉沢から清水峠間は崩壊箇所が数カ所あり滑落に注意。特に武能沢周辺と鉄砲尾根周辺の崩壊地の通過は要注意!(蓬峠へは新道利用が安全です)
            





            

登山装備

この季節の救助要請特徴は、日没による行動不能です。大変日が短くなっています。日帰りの予定でも必ずヘッドランプ等を持参してください。防寒具も忘れずに。

注意点

・体力と経験を考慮し、余裕を持った計画を立てましょう。
・事前にルートを確認し、地図を必ず携帯のこと。登山においてはこれらの事は基本です。登山を安易に考えるのは止めましょう。遭難予備軍です。
・日没も早まっていますので日帰りでもヘッドランプは必携です。装備不足、計画不足で遭難が発生しています。
・登山カードの書き忘れや未提出の方が増えています。コースが未記入のため、遭難や事故になった場合、遭難や発見に大きく関わりますので必ず届けを出しましょう。(土合駅ホーム内、白毛門登山口、谷川岳ロープウェイ切符売り場、谷川岳指導センター)

お知らせ

・谷川岳指導センターのHPは、URLが変更となりました。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm (群馬県谷川岳登山指導センター)
・連休に遭難事故が相次ぎましたが、中には、1週間に2回ヘリで救助というか運ばれた人がいました。2回ともけがはしてなく、水がなくなったからという理由やその他で救助要請をした人がいて、2回目は偽名を使って救助要請をし、大変迷惑しました。怪我もしていないのに、ヘリに救助要請をするのはおやめください。

昨年の今頃の様子は?

天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から