寒気を伴わない前線の停滞で山頂も冷たい雨となりました。この時期の大山らしくない天気です。5合目付近の踏み抜きに注意して下さい。
天気・気温
13:00 山頂 雨 気温0℃ 風5~8m/s
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
前線が四国沖に停滞しており、太平洋上の湿った空気が大山付近に流れ込んできたため、今の時期にしては非常に珍しく雨となりました。
本来は大陸から寒気が下りてくるために大雪になるはずですが、今年は中々寒気が下りてこないので、いつもの大山ではないような天候が続いています。
今日の場合もたぶん途中からミゾレ、雪と変わるだろうと予想していましたが山頂まで行っても無常の冷たい雨・・・。
通常今の時期で寒気が下りてくれば、プラス2℃あたりが一番積もる雪が降ります。ところが寒気を伴っていないので0℃でも雪になりませんでした。
2月の最初の週まで雨または雪マークが出ていますが・・・。
登山道の状況
登山道での注意箇所ですが、5合目下付近から標高1300m付近までの間での抜け穴にご注意ください。
登りではまず落ちないように用心して登ると思いますが、下りではよく注意しないと踏み抜いて足の捻挫とか骨折などの事故が起きることが考えられます。
これも通常は3月に入って冬山シーズン終盤での注意事項なんですが、今年は雪が少ないためにすでに今から注意が必要です。
山頂付近から7合目辺りまで指示ポールを立てています。
これは吹雪かれた時に道に迷わないためでもありますが、次のポールが見えないぐらいの時には、そこで無理をしないで引き返しましょう。
あまり密に立てると、どんな悪天候でも登ってしまうので、敢えて間隔を空けている場所があります。
6合目避難小屋の周辺ですが、平たい場所が少なくなってきました。
西風の場合は5合目を過ぎてから冷たい風にさらされるので、休憩されるのであれば、夏場のように6合目でなく5合目でゆっくり取ったほうが良いと思います。
登山装備
雪山登山装備が基本です。10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
登山の際は天気予報によく注意して無理のないように登山計画を組んでください。登山中もは時間的に余裕を持ってホワイトアウトする前に引き返しましょう。
●小屋の使用上の注意点
入り口にも掲示されていますが、体についた雪をよく落としてからアイゼンを外で外して小屋内に入るようにしましょう。
トイレは非水洗が1ヵ所だけ使えますが、掃除をしようにも水が凍っていてなかなか清掃が出来ませんので、できるだけ注意してきれいに使用するように心がけてください。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
また雪山の登山も含めてスノーシューなど冬の登山ガイドの依頼についてはやまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。
昨年の今頃の様子は?
今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03
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