朝方晴れて温泉街から旭岳が見えましたが、その後軽くて細かい雪が降ってきました。ロープウェイは3月から営業時間が延びました。
天気・気温
ビジターセンター(旭岳温泉街)朝は晴れ。16:00雪 気温-12℃ 積雪200cm
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
今朝は晴れて、温泉街から旭岳も見えました゛か、16時は結構な降雪となり、ロープウェイの鉄塔が霞むほど降っています。軽く細かい雪質です。今日の夜半頃まで降りそうなので明日以降のスキーが楽しみです。
日曜・月曜はかなりの高温が予想されています。
3月も半ばを過ぎると、日中の気温が-2~-3℃以上になる日が多くなります。
このところきれいな雪の結晶を観察しています。
3/3は上空には案外温かい空気があったようで、午前中は細かいほぼ六角形で枝の少ない結晶に非常に薄い広幅六花や骸晶がまじりましたが、夕方には寒い日に多い不規則に立体的に枝を伸ばす、非常に細かい雪になりました。
日中の気温が上がると融けてしまうので、顕微鏡での結晶観察は難しくなります。
旭岳ロープウェイは、3月から営業時間が伸びましたが、旭岳ロープウェイに乗って滑る人は1~2月期に比べ、落ち着いて来たようです。昨日もあまり臨時便は出ず、欧米や、オーストラリア・ニュージーランドの人がめっきり減りました。
スキーコースをテントやシュラフを担いで登ってくる人がいます。昨日は2月中ごろにも姿見駅近くでお会いした地元出身の登山者と出会いました。今回も裏旭でテント泊し、層雲峡に向かう予定だそうです。「いちど登って終りではなく、尾根のひとつ一つを視界が悪くても判る位にしたい」そうです。ムリせず、一歩一歩自分の行ける範囲を広げていこうという姿勢は、安全に冬山を楽しむ必須条件ではないかと思いました。
旭岳温泉の積雪は約2m。駅の近くのアズマヤはすっかり埋もれたかと思いきや、数日前の強風でむしろ周りの雪が吹き飛ばされていました。なんだか丸くて、ちょうど上から降りやすそうな斜面になっていますが、年数の経った建物ですから、中に入ったりするのは控えた方が良いでしょう。また、これから暖かくなってくると、屋根からの落雪にもお気を付け下さい。
3/2は前日までの猛吹雪も落ち着き、午前中は日差しも出ておりました。
午後からはまた旭岳らしい綺麗な雪の結晶も舞い降りてくる時間となりました。
日照時間も伸びて、着実に春は近づいて来ております。
3/1はスザマジイ吹雪。旭岳ロープウェイは40m/sの強風で運休となりました。(ふつう18mを越えると運休)
旭岳温泉も、吹雪でホワイトアウトしました。風が強過ぎてセンターの正面入り口を開けられないので、横の入り口をご利用して頂いたほどです。昼を過ぎてもしばらくは非常に強い風が吹きました。
自動車の運転も、前が全く見えなかったり、吹き溜まりや風にハンドルを取られたり、路面もツルツルに磨かれた滑りやすかったり、相当の注意が必要な状態です。天気の悪い時にはまだまだ注意下さい。
●旭岳温泉の天候
3/3 朝は晴れ、16:00雪 気温-12℃ 積雪200cm
3/2 午前中晴れ 午後は雪 最低気温-20℃
3/1 吹雪
登山道の状況
旭岳は完全な冬山です。
旭岳スキーコースがオープンしロープウエイにスキーやスノーボード等の滑走用具類の持ち込み乗車も可能
入山については天気をよく見て判断して下さい。降雪が続いており雪崩れには注意が必要です。
●低気圧が急速に発達しながら北海道を通過する時には、強風と大雨(雪)の恐れがあり、注意が必要です。
そのような状況では高地での登山やコース外滑走は危険と考えるべきでしょう。
●旭岳方面
雪崩のには注意。
トレースはありません。簡単に手指や顔が凍傷になってしまう時期です。注意して下さい。
徒歩10分ほどで第一展望台ですが、ホワイトアウトすると大変危険です。
姿見一帯は、一面雪野原です。噴気孔や、(冬季は雪の大きな窪みですが)姿見の池などをスノーシュー等で見にいきたければ、目印などは無く、自分で方向を見定めて駅に戻ってこなければなりません。自信のない方は、地元の地理勘のあるガイドなどに同行してもらうことをお勧めします。
・スノーシュー等の装備で姿見展望台や噴気孔など向かう場合は、道や道標は埋没し、天候急変しやすく視程10m以下も珍しくないことを念頭に。
●旭岳山頂への斜面はこの時期、積雪と融雪を繰り返す中、強い風により雪が飛ばされてたり、ツルツルに凍結したりしています。下りは特に滑落に注意して下さい。しっかりとしたアイゼンワークが求められます。
入山には現地ガイドや、この時期の旭岳を熟知した経験者の同行をオススメします。
●旭岳温泉街
周辺の散策路などで、クロカン、スノーシューが楽しめます。
登山装備
登山には完全な雪山登山装備が必要です。
姿見散策だけの方も、防寒具は冬用、足ごしらえも冬の靴、雨具や防風、防水対策が必要です。日帰りだからといってライトや地図を持たないことは危険です。
注意点
●入山にあたり飲料水は持参しましょう。
飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
3月1日~31日 09:00~17:00 20分間隔
4月11日~15日・4月18日~22日の10日間整備点検の為運休(16日・17日は運行予定)
お知らせ
・旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
・旭岳の冬の様子をGoogleストリートビューでご覧いただけます!
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=1&s=7834
・ビジターセンター便り 2015-16シーズン第4号です。
http://welcome-higashikawa.jp/img/upload/c27-7987-1.pdf
・長靴やスノーシューの貸し出しを行っています。
スノーシューは一日800円(町内宿泊者やモンベルクラブ割引などがあります)
今年はハイキングに適した新しいスノーシューも揃えました。ぜひご利用下さい。
●大雪山や十勝岳は広い地域にまたがっています。旭岳以外の主な山の問合せ先はこちら
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=27&s=7393&sc=&lv=&cl=1
・層雲峡ビジターセンター
ビジター山だよりでは日々の状況をお知らせしています。そのほかこエリアに入山予定の方には必要な情報がたくさんあります。
http://sounkyovc.net/
・層雲峡氷瀑祭り
2016年01月23日 (土)~2016年03月27日 (日)
詳しくは層雲峡観光協会へ http://www.sounkyo.net/
アイスクライミングも楽しいようです。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉