残雪は例年より少ない状況ですが、GW過ぎても山頂は降雪することがあり冬山装備が安全。木道の凍結がない時はアイゼンをはずしましょう。
天気・気温
01:00 山頂 晴れ 気温+5℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
もう1週間ほど過ぎましたが、4月5日が二十四節気でいうところの「清明」で、万物が清々しく明るく美しいころ、様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる頃です。
今年は雪が少なく暖かくなるのも例年より早く、各地の桜の開花も早くなっているようです。
大山寺付近では、およそゴールデンウィークの頃が満開になるのですがどうも今年は早くなりそうです。
登山道の状況
残雪状況ですが、登山口付近はまったくありません。6合目まではおよそ2割程度は雪の上を歩きます。
6合目から8合目上の標高1600m付近まではおよそ6割程度が雪の上を歩く程度。
ただ途中で日当たりのいい場所ではまったく無くなり、日陰でまたでてくるといった状況ですので、アイゼンを履くと非常に歩きにくい状況です。
8目から山頂までの木道についてはまったく積雪はありません。
下りでよく使用する行者コースはほとんど積雪も無く、元谷に出る手前のあたりに少し残っている程度です。
本日は鳥取県の方と大山ガイドクラブの有志により、ロープ張りを行いました。
一冬中ロープを張ったままにしておくと、雪の流れる重みで支柱が曲がり、ロープが切れてしまうために、冬前にほとんど外していました。
今年は特に木道の痛みが激しく、去年秋に新しく横の算木を付け替えたものが、見るも無残になっています。
これは単にアイゼンを履いたまま歩いたから痛んだわけですが、今年の積雪が少なかったことが原因のようです。
例年ですと12月位から3月一杯ぐらいは木道の上に積雪があり、露出することがないんですが、今年は逆に露出していた期間が多々あり、しかも凍結していたので、アイゼンを履かざるをえないということのようです。
やむを得ない状況でしたが、積雪も無く凍結も無い状態であればアイゼンは必ず外してください(来シーズンに向けてのお願いです)。
例年ですと4月半ば、あるいはもっと遅いと5月のGWを過ぎてからでも山頂で雪が降ることがありますが、今年はどうもそれもなさそうな気候が続いています。
ただ可能性がまったく無いわけではないので、天気予報には十分注意して大山登山においでください。
登山装備
まだ冬型気圧配置となり山頂付近では降雪もあるかと思います。
冬山装備で登ってください。
10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
天気予報によっては冬型の気圧配置に逆戻りします。まだまだ山頂付近では降雪があると思います。
従って装備は冬山装備をお持ちいただいたほうが安全だと思います。
厳冬期のように前が見えないほど吹雪かれてホワイトアウトになることはまず無いと思いますが、西風に吹かれて体感温度がマイナス10℃前後になることはまだまだあると思います。
春になりつつあるとはいえ、出来るだけ単独登山は避けて雪山経験者の方と一緒に登るようにしましょう。
お知らせ
登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
また雪山の登山も含めてスノーシューなど冬の登山ガイドの依頼については
やまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。
昨年の今頃の様子は?
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