4月27日から営業。小屋開け準備第一報!雪が少なく本谷橋は沢が出ているため架橋の予定。無雪期に近いルートになりそうです。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
涸沢ヒュッテは4/27から営業開始予定です。
(ヤマケイオンラインより 小屋開けの状況をカメラマンの渡辺 幸雄様のレポートによりお伝えします。)
4/15-17に涸沢ヒュッテの山小屋開け作業の手伝い&撮影に行ってきました。槍穂高を始め、GWに向けて再開する山小屋が多くあり、この時期に除雪や営業準備などの作業が始まります。
今年は雪が少ないと言われていますが、確かに涸沢ヒュッテ周辺でも例年より数メートル少ない状況です。
先発で前日に入ったスタッフによると「小屋の屋根が一部出ていた」とのことで、これまでにないくらいの少ない積雪量だそうです。
おかげで小屋開け作業も順調に進み、3日目には早くもパノラマ売店が組み立てられました。
涸沢ヒュッテの営業開始は4/27からとなります。
いよいよ今年のシーズンが始まります
登山道の状況
「山と溪谷・5月号」で今年のGWの雪の状況を予想しましたが、実際に見てきたことを踏まえ、GWに向けて最新の登山情報並び注意事項を送ります。
今回は行き帰りともヘリ利用でしたので、実際登山道は歩いておりませんが、上空から見ても雪はかなり少なく感じました。横尾谷は例年ならほとんど雪で埋まっているのですが、今年はすでに谷が広範囲で割れ、沢がとうとうと流れていました。
これでは沢筋のルートをたどるにはスノーブリッジ通過など、リスクがあるように思われます。
GW前には本谷橋が掛けられるそうなので、ルートは例年の沢筋ではなく、無積雪期に近いルート取りとなります。
登山道にあるガイドロープなど案内表示を見落とさないようにしましょう。
上高地から本谷橋の間は通常の夏山登山道となりますが、一部雪の上も歩きます。
涸沢周辺は例年より雪が少ないとは言え、完全に雪山登山ですので装備、防寒具はしっかり準備しましょう。
また涸沢から上部は、4/17現在は雪が締まっていて安定していますが、今後新たに雪が降れば、新雪表層雪崩が発生しやすい状況になります。また朝早い時間帯は雪面がクラスト(固化)し、雪慣れしている方には歩きやすくても雪山初級者はスリップに注意が必要です。日中は雪が緩み、アイゼンに雪が詰まると効かなくなります。ピッケルで叩き、こまめに雪を落としましょう。雪の状態はその時その時で変わってきます。しっかりアイゼン、ピッケルワークをこなし、安全な登山を楽しんで下さい。
登山装備
アイゼンやピッケル、防寒具など、しっかりとした雪山登山装備が必要です。
お知らせ
2016年度の小屋開けは4月27日(水)からです。
5名以上の場合は、ご予約ください。GW以降の予約は、5月中旬以降にご予約ください。
03-3211-1023(東京事務所)
昨年の今頃の様子は?
入山しました。本日降雪中。今年の営業4/27~(宿泊要予約)。4/27~5/25分予約受付は4/25朝8時~2023.04.18
昨日迄の降雪で新雪40cm。雪崩に注意が必要。涸沢までトレース消失(4/29迄に目印付ける予定)2023.04.27
一昨日降雪。本谷橋は未設置のため雪上踏み抜き注意。涸沢からの下り不安な方は爪の多いアイゼンで2023.05.10
一昨日降雪。涸沢は全面雪です。雪山登山装備が基本。サングラスや日焼け止め(肌と唇)も必須です2023.05.16
昨夜降雪。涸沢は全面雪です。雪山登山装備が基本。サングラスや日焼け止め(肌と唇)も必須2023.05.24
涸沢ヒュッテ周辺の過去の様子
涸沢ヒュッテ
- 現地連絡先:
- 090-9002-2534
- 電話番号:
- 03-3211-1023
- 連絡先住所:
- 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F