硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

硫黄岳山荘は4月25日より今シーズンの営業を開始しました。山荘の周りは雪の吹き溜まりで、まだたくさんの雪が残っています。

根石岳山荘と西天狗岳(2016.04.24 硫黄岳山荘 )
根石岳山荘と西天狗岳(2016.04.24 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

04/26(火) 硫黄岳山荘(標高2,650m) 晴れ。雲海あり。風なし。5:00の気温+3℃。
夏沢鉱泉(標高2,060m) 快晴。風なし。7:00の気温0℃。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
24℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

硫黄岳山荘では、平年より暖かい、さわやかな朝になりました。
稜線の登山道の残雪は、ほとんど消え吹きだまりに残っている程度です。
山荘の周りは雪の吹き溜まりで、まだたくさんの雪が残っています。

夏沢鉱泉では、少し暖かい感じのすがすがしい朝になりました。
雪はすっかり消えて、宿の上のあたりに「ウスギオーレン」が開花しました。
ルリビタキ、ミソサザイ等の野鳥が、渓流沿いに盛んにさえずっています。

山の稜線(高山帯)ではゴールデンウィークまで雪が降ることがあります。天気予報にご注意ください。

登山道の状況

・高山帯(標高2,500m以上)は、雪解けがすすみ、岩がかなり露出してきました。
・亜高山帯(標高2,000~2,500m)は、森の中のため雪がかなり残っています。
 この中で、2,000~2,200mの登山道は、アイスバーンの様でアイゼンが必要です。
 2,200m~トレースを外れると、深く潜ってしまいます。
 2,500mくらいのところでは、登山道上にまだ50~100cmの残雪あります。
・トレースが消えているルートは、圧雪なくもぐってしまって歩きづらいもありますが、通行禁止のルートはございません。ご注意いただければ、どのルートも通行可能です。

登山装備

・赤岳~横岳:10本爪以上のアイゼン、ピッケルが必要です。
・硫黄岳、天狗岳:10本爪以上のアイゼン、ピッケル必要ですが、慣れている方はストックでも行けます。
・根石岳:軽アイゼンかチェーンスパイク、ストックで行けます。
森の中は、ストックの使用が有効です。稜線に出るときにピッケルに持ち替えてください。
服装は、まだ冬用のアウターが必要です。ダウンジャケットやフリース、耳までおおえる帽子、あたたかい手袋、ロングスパッツ、などをご用意してください。
サングラス、日焼け止めクリームもお持ちください。

注意点

・稜線の登山道には、氷がところどころ残っています。
・樹林帯では、急にもぐってしまう場合があります。足元にご注意ください。

<春の登山口情報:桜平方面 4/26(火) 時点>
・現在、桜平までの車道に残雪、氷などありません。
・冬用タイヤでなくても、また2WD車でも、桜平まで入れますが、4WD車をおすすめします。
・夏と同様に、60~70台の駐車が可能です。
・道路幅が狭隘のため、すれ違いなど、お互いに譲り合って安全に通行してください。
・マイクロバス等の場合はすれ違いできませんので、「分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)」からの進入は、ご遠慮ください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より未舗装の道になります。雪解け後の少々荒れた道になっています。運転にご注意ください。

<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。
この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。
見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

お知らせ

<稜線の山荘の営業開始:営業期間について>
①硫黄岳山荘:4/25(月)より営業開始しました。
②根石岳山荘:4/29(金)より営業開始します。
③夏沢鉱泉は、通年営業。
④営業期間について
・硫黄岳山荘 4/25(月)~11/5(土)宿泊まで、11/6(日)閉館。
・根石岳山荘 4/29(木)~5/4(水)、5月は土曜日のみ営業、6/4(土)~11/5(土)宿泊まで、11/6(日)閉館。年末年始:12/29(木)~1/2(月) 宿泊まで、1~3月は、土曜と休前日営業。
⑤周辺の山小屋
・営業中:本沢温泉、しらびそ小屋、黒百合ヒュッテ、赤岳鉱泉など
・休業中:オーレン小屋、ヒュッテ夏沢、山彦荘、唐沢鉱泉など
・期間限定営業:行者小屋 週末営業のみ

<とっておきのイベント情報!>
①ネイチャースクール(硫黄岳山荘オリジナル企画、ぞくぞく!)
21,000円(1泊3食、講師料、傷害保険料、夏沢鉱泉入浴料、JR茅野駅~桜平の送迎、すべて含む)
・5/28(土)-29(日) 「山菜と樹木の観察会」 大木正夫講師、夏沢鉱泉(泊)
・5/30(月)-31(火) 「バードウォッチング」 林 正敏講師、夏沢鉱泉(泊)
・6/18(土)-19(日) 「高山植物の観察会A」 名取 陽講師、硫黄岳山荘(泊)
・6/25(土)-26(日) 「写真教室:ネイチャーフォト」 日野安喜講師、夏沢鉱泉(泊)
・7/2(土)-3(日) 「高山植物の観察会B」 白鳥保美講師、硫黄岳山荘(泊)
→ 更に知りたい方は硫黄岳山荘のウェブサイトで。http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/shizen-school/shizen-school.html

②そのほか、ネイチャースクールの企画「春山登山教室」「スノーシュートレッキング」「写真教室」、好評です!
ぜひご参加ご検討ください。初心者の方、経験者の方、お待ちしております!
http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2016/natur-school-1.html

<とっておきの情報!>
①《NEW》 根石岳山荘(泊)の方、JR茅野駅まで無料「お迎え」いたします!(お迎えのみで、お送りなし)
・区間:JR茅野駅~桜平
*申し訳ございませんが、夏沢鉱泉までの送迎は対応しておりません。徒歩でお願いします。
(桜平~夏沢鉱泉の間は、登り30分、下り20分、約2kmです。)
・時刻:JR茅野駅東口に 朝9:15(新宿7:00発 特急あずさ乗車で連絡)
*中京、関西圏の方にも対応検討します。メールにて事務所にご相談ください。(新宿行で9:21茅野着に連絡)
*お一人様でも対応します。作業日など、対応できない日もあります。メールにて事務所にお問い合わせください。
・期間:2016年4月から6月までの、根石岳山荘営業日のみ(期間限定)。状況によって期間延長する場合もあります。

②夏沢鉱泉にご宿泊の方は、JR茅野駅~桜平まで無料送迎対応しています(年間を通して)。
八ケ岳へアプローチの起点として、下山時の温泉として、送迎を利用いただきますと、たいへんお得です!
茅野駅東口へ「お迎え」:9:15、15:30(約50分後に桜平着)
茅野駅へ「お送り」桜平発:8:00、14:30(約50分後にJR茅野駅着)
事前にご予約が必要です。1名様でも対応可能ですが、定員があります。
(満員、作業日など、対応できない日もありますのでご注意ください。冬期は、お送り時刻が多少変更になります。)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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