祖母山九合目山小屋

アケボノツツジとミツバツツジが咲いています。祖母傾に地震の影響はありません。神原登山道と傾山の三つ尾コースの内、登山口から観音滝付近は注意。

アケボノツツジ咲き始めました(2016.04.17 祖母山九合目山小屋 )
アケボノツツジ咲き始めました(2016.04.17 祖母山九合目山小屋 )
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天気・気温

大分市の天気予報
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曇のち晴
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晴のち曇
25℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
宮崎市の天気予報
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16℃
明後日
曇時々晴
23℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

4/26現在、祖母傾では地震の影響はありませんでした、無傷です。
よほど大きな余震でも起きない限り、もう大丈夫と思います。登られた後は普段よりは多く地元でおみあげ買ったり温泉つかったりしてみてください。

○祖母傾山での余震活動 体に感じた地震は
19日は5回(震度2が2回、震度1が3回)
20日は3回(震度1が3回)
21日は3回(震度2が1回,震度1が2回)
22日は震度1が1回のみ
23日は0回
24日は3回(震度2が2回,震度1が1回)
25日は震度1…1回
26日は0回

●花の情報
○アケボノツツジとミツバツツジ
アケボノツツジは黒金尾根登山道と宮原登山道の標高1300mでよく咲いていました。ミツバツヅジとあいまってなかなかきれいです。前障子岩、大障子岩、二つ坊主あたりです
○黒金尾根登山道は見られる期間も長く当たりはずれもありません。
○三つ尾コース、前障子岩もよく咲いていると思います。
※祖母山での見頃はゴールデンウィーク後半くらいだと思いますが、これも天気しだいです。

●馬酔木は今がピーク、 マンサク マンサク は終わり

●天候 気温変化 ここ一週間+2~+13℃
4/14 曇(熊本M6.5)
4/15 晴
4/16 曇後雨(熊本M7.3)
4/17 雨後晴
4/18 曇
4/19 晴
4/20 晴後曇
4/21 雨
4/22 晴れ
4/23 曇後雨
4/24 雨
4/25 雨
4/26 曇り

登山道の状況

●登山道の安全点検のまとめ
○A安全…宮原登山道、北谷国見周りコース
○B一部注意…黒金尾根登山道
○C大雨時は細心の注意…神原登山道
○D危険…つづら登山口から観音滝

●現在安全が確認された登山道
○尾平-宮原登山道
地震の痕跡はいっさいなく平時の注意でよいです。安心して登ってください。
○尾平-黒金尾根登山道
唯一気がかりなのは標高700m川上渓谷渡渉点の古い倒木です。迂回することは可能です。それ以外は問題ありません。天狗の水場の不安定な岩も動いた形跡ありません。はしご場もまったく震災前と変わった様子はありません。平時の注意でよいです。

○北谷登山口
北谷登山口までの林道も全く異常はありません。普通車でも問題なく登山口まで行けます。落石すらありませんでした。北谷登山口までの林道は震源地に最も近いので、ここが大丈夫ならここより遠い他の林道はたぶん問題ないと思われます。

●注意を要する登山道
△神原登山道
途中崖の真上真下など祖母山で地震が起きたときもっともヤバそうな登山道です。しかし行ってみたら落石や崩壊箇所はありませんでした。近所の方に聞いたらそれほど揺れなかったらしいです。崖下を通るのが気持ち悪いという方は左に迂回路あります。しかし増水時には渡渉があります。今回は大雨直後の神原登山道はさけた方がよいかもしれません。

△傾山の三つ尾コースの内、登山口から観音滝付近
現在工事中です。歩道にハードルのように鉄パイプが何本も走っており、下を向いて歩かないとこけます。登山道は工事中の崖の真上を通りますので石は間違っても落とせません。落とせば作業している人を直撃することになります。地震による落石倒木はありませんでしたが九州北部豪雨の時の倒木が不安定に乗っており触ったら危険です。雨後は岩は濡れており滑りやすいです。落ちられないのでロープ入ります。特に下りは慎重に降りて下さい. 危険度判定はD危険です。工事が終わるまで林道を迂回しましょう。

●祖母山九合目小屋の状況
まったく異常ありません。地震の痕跡すら見つけられないくらい地震前と変わりません。安心して泊まれます。

●祖母傾周辺道路
 県道7号緒方~尾平~高千穂線、県道8号竹田高千穂高千穂線とも問題ありません。竹田市神原(こうばる)までの市道も問題ありません。通常通り通れます。震災前と変わらないと考えても差し支えございません。
○そのほかの道路情報は「トヨタ通れたマップ」
http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/passable_route/map/?adid=ag164_possiblerou
ただし24時間たつと全部リセットされます

○現在熊本方面からの祖母山は主要道路である国道57号線が立野付近で大規模崩落のため全面通行止めです。熊本河川国道事務所 災害対策支部情報(第7報)熊本空港(閉鎖中)からのレンタカー移動は当分できません。
http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/newstopics_files/k160416_07s.pdf
大分方面からお回りください。今のところ大分方面の国道で障害はありません。詳しい状況がわかればこのホームページでお知らせします。

○祖母山周辺の市町村の状況
祖母山周辺で今のところ目立った被害はありません。詳しくは各市町村のサイトを見てください。
・豊後大野市
http://www.bungo-ohno.jp/
・竹田市
https://www.city.taketa.oita.jp/topics/?id=1556
・高千穂町
http://www.town-takachiho.jp/

登山装備

登山装備が必要です。防寒装備もまだ必要です(最近の最低気温+2℃の日もあります)。

注意点

●ほしこが(尾平・青少年旅行村)は営業についてのお知らせ。
 詳しくはコチラ→http://sobosan-hoshikoga.jimdo.com/
祖母山山麓尾平青少年旅行村「ほしこが」をご覧下さい。食事は事前に予約して下さいとのことです。

●尾平コミニティバスの時刻表
http://www.bungo-ohno.jp/docs/2015012800065/file_contents/A3-07.pdf

●ヤマケイオンライン付加情報
第60回「祖母山」山開き行事の変更について 豊後大野市
5月3日(火・祝)予定していた山開き行事は、内容を変更して行う予定です。
祖母山登山後に山頂祭を行いその後バンダナ配布をする一連の行事を取りやめ、豊後大野市の祖母山登山口広場で安全祈願祭を実施。記念品のバンダナ配布については、各登山口で行います。豊後大野市では祖母山登山口広場で5/3(火・祝)朝6時30分より行います。
詳細はこちら
http://www.bungo-ohno.jp/article/2016042000050/
※このページには傾山の山開き行事の変更についても記載があります。

●登山届
原則として各山系を管轄する警察署に郵送又はFAXで提出して下さい。管轄する警察署が不明の場合は、警察本部へ提出して下さい。
宮崎県警では、インターネット、スマートフォンを活用した登山届の受付も行っています。詳しくはこちら
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/police/topics/tozantodoke.html

お知らせ

祖母山九合目小屋 祖母傾最新情報のHP
http://www17.plala.or.jp/sobosanB/index.htm

・料金 10月1日~4月末 大人2300円 子供1300円。5月~9月は大人2000円、子ども1000円。
・食事は出していません
・毛布あります(現在80枚 無料)
・管理人は常駐していません。管理人がいるとガスコンロの貸し出しができます(現在3セットあります)。
・水場 徒歩約1分
・テントサイト 祖母山九合目小屋から宮原登山道へ50m下にあります。
・ビールの予約受け付け中 縦走の方は数量確保いたしますので申し込んでください。

●メールについて
お願いですが、メールの件名にはぜひ泊まられる予定日or希望日を先頭に書いていただくと大変ありがたいです。お手数ですが、よろしくお願いします。
サンプルの例は  5/10(火);6名
だけで結構です。できるだけ無味乾燥記号的に書いていただければ幸いです。

連絡先{sobosanb□yahoo.co.jp]…□のところはアットマークに打ち変えてお願いします。
※メールの件名にはぜひ泊まられる予定日or希望日を先頭に書いていただくと大変ありがたいです。お手数ですが、よろしくお願いします。

連休時に宿泊者数が日曜に偏る傾向が続いています。連休の宿泊は土曜日のお泊まりをどうかよろしくお願いします。

祖母山九合目山小屋周辺の過去の様子

  • 積雪の様子
  • 今の風景
  • 宮原コースの紅葉
  • コシカケ岩の紅葉
  • 傾山つづらコース手前のハシゴ
  • 傾山つづらコース奥のハシゴ
  • 傾山つづらコース手前の崩壊現場
  • 6月15日開花、満開の見頃が続いています。
  • ツクシドウダン
  • ベニドウダン
  • ヨウラクツツジ
  • 縦走路の岩場でイワカガミが開花しました。

祖母山九合目山小屋

電話番号:
090-5936-5337
連絡先住所:
大分県豊後大野市緒方町原尻 観光公社

地図で見る
http://www1.ocn.ne.jp/~sobokata/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

大分県 宮崎県 / 九州山地 祖母・傾山地

祖母山 標高 1,756m

 大分・宮崎・熊本の3県境(ピークは大分・宮崎県境)に位置し、祖母傾国定公園の中核。また祖母・傾縦走の起点となる山でもある。  切り立つ岩峰と岩壁、それを取り巻く濃密な自然林は雄大さと神々しさとを合わせもつ。加えて深く刻まれた渓谷には岩を洗う清冽な水の流れがある。ニホンカモシカの生息地として知られ、また最近ではツキノワグマの生息の可能性も出ている。  地質的には秩父系の古生層からなり、祖母山火山岩類の安山岩が主体で、山域全体に錫などの金属鉱床の貫入がある。近世には尾平(おびら)、九折(つづら)、木浦、土呂久(とろく)、見立(みたて)などの鉱山全盛期があり、藩の財源を満たした。  山は嫗ヶ嶽(うばがたけ)、祖母嶽(おばがたけ)とも呼ばれる神体山で、古くから信仰登山が行われていた。北麓にある健男霜凝日子社(たけおしもこりひこしゃ)は、同名の祭神の他に豊玉姫など九神を祭るが、なかでも豊玉姫が神武天皇の祖母にあたるのが山名の由来である。  展望も雄大で、県境稜線の名峰群、さらに九重連峰や阿蘇へと連なる青垣が一望の下。  竹田市神原登山口(こうばる)から国観峠(くにみとうげ)を経由する黒金山尾根コースで山頂まで4時間。緒方町尾平から宮原経由の見立コースで3時間30分。

大分県 / 九州山地 祖母・傾山地

傾山 標高 1,602m

 大分県緒方町(現・豊後大野市)と宇目町(現・佐伯市宇目)との境にある山で、祖母・傾山地の東の雄。南面は宮崎県境となっている。そそり立つ岩峰群は、この山のシンボルでもあり、西に君臨する山群の盟主、祖母山と人気を分ける。  地質的には秩父古生層で、新第三紀の火山活動による祖母山火山岩類が主として多い。一部には見立礫岩層など古第三紀のものも見られ、さらに阿蘇火山の噴出物の堆積もあり、全体的に複雑な地質構造となっている。  展望は見事で、祖母山へと走る縦走コースの稜線や九重、由布などの名峰を見はるかす。  山名の由来は、北側から見る頂上部が斜めに傾いているために付されたといわれる。また四皇子峰(しおうじみね)の別名もある。それは神代の昔、神武天皇の東征の折、四皇子を連れて戦勝祈願の登山をしたことに由来する(豊後国志)。  山地の大部分が祖母傾国定公園、祖母傾県立自然公園に指定されており、深くえぐられた渓谷や針・広葉樹の原生林が濃密な美しさをつくりだしている。  九折登山口(つづら)から九折越コース(つづらごえ)が一般的で山頂まで4時間。三ツ尾経由は5時間。宇目町杉ガ越からは5時間。同払鳥屋(はらいとや)からは3時間30分。宮崎県見立(みたて)からは1時間30分。

宮崎県 / 九州山地 大崩山塊

大崩山 標高 1,644m

 祖母・傾国定公園の一部。山頂の一等三角点は北川町と北方町(ともに現・延岡市)の境界に位置する。大崩山は1990年3月、林野庁の「祖母・傾・大崩山生態系保護地域」に設定された。大崩山塊の北西面は日之影町に、また北東面は大分県宇目町(現・佐伯市)に属す。  山名は、遠望すると、山が大きく崩れたように見えることからつけられたとか。  九州最後の秘境で、特に「祝子川(ほうりがわ)源流原生林地区」は、国立公園クラスの景観と自然を誇る。ここの特徴は、原生樹海とこの地域独特の巨大な岩峰(だき)群(方言で崖をダキという)、美しさが三里続くという三里河原の清流にある。  地質深層は花崗閃緑岩。地表近くは花崗岩で、一部に見立礫岩を乗せている。また、大崩山塊を取り巻く形で、花崗斑岩のリングダイク地形が、可愛岳から西へ上野岳まで約40kmの長さで続く。この規模は日本有数のものである。  植物は多岐にわたり、北限・南限植物も多く、ツツジ類だけでも22種を数える。  原生林下位部は、ヤブツバキ、サカキが群生する照葉樹林帯で、中位部はモミ、ツガ、スズタケの群集となる。1000m以上の上位部は、夏緑広葉樹林で、ブナ、ミズナラ、アケボノツツジの森となる。稀産植物にはアオツリバナ、ネズ、ミヤマガンピ、ヒメコマツ、ウラジロヨウラクなどがある。動物では、カモシカ、シカ、コマドリ、ホシガラス、ヒュウガカケスなどが生息する。なお、昭和16年ごろまで生息したツキノワグマが現在も生息するという話もある。  歴史的には見立(みたて)鉱山が1583年ごろ発見され、1627年に洞(どう)岳鉱を、1628年には大吹鉱を開いたとあり、これにまつわる女郎屋敷、女郎墓が残っている。明治には、西郷隆盛が西南の役で上祝子から上鹿川へ鹿川越をし、その時宿泊した民家が上祝子に今も残っている。隆盛は座敷のほぼ中央に座り、部屋の中に弾除(たまよ)けの白羽二重(しろはぶたえ)を二重に張り巡らせていたという。  伝説に平家の落武者「若狭の守」の雀物語があり、今でも上祝子には雀がいないという。また、山域奥部には山の神の祠もなく、これらからも最近まで秘境であったことがわかる。  登山コースは上祝子川地区東の延岡市から入山すると町営「大崩山森の家」、民宿「祝子川渓流荘」が登山基地になる。登山口から30分の所に「大崩山の家」(無人)もある。山頂へは、数コースあり、いずれも登り4~5時間。  また「鹿川キャンプ場」や「鹿川山荘」もある上鹿川地区からは登山口まで林道が長いのでやや不便だが、登山口から山頂まで3時間程度。見立鉱山跡地区の頭巾、五葉岳、お姫山、鹿納山、洞岳の登山口からは、1時間から3時間。

ユーザーの登山記録から