温泉街は4月下旬から低温でミズバショウは例年並み。姿見から旭岳はまだ冬。アイゼンピッケルなど雪山装備必携。山の上の雪は例年並みです。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
5/6朝はちょっと強めの雪降りでしたが、道路上は積もるほどでなく融けていき、冬場に正面階段の半分を占めるスロープの名残りもあと数日というところとなりました。
駅裏の雪原奥の湿地では、だいぶ
ミズバショウ
ミズバショウ
が開き、「仏炎苞」の名のとおり、高僧の衣のような形になっています。
リュウキンカ
リュウキンカ
も大きく開き、陽の光を受けて輝くようでした。
昼頃からは青空が広がりましたが、山頂部の雲が動く速さはかなりのもの。ロープウェイは朝から運休ですが、風は朝より強まってきていました。
川沿いのハンノキは、雄花がだいぶ長く垂れさがり、すぐにも花粉を飛ばし始めそうです。
14時の気温は+6℃、ビジターセンター下の雪尺は約1.1mを示していました。
5/10本日は、例年より長くスキー場が営業しています。
今年は旭岳温泉街より下では雪が少ないという声もありますが、山の上では平年と替わりません。
スキー場も営業していますし、まだ冬山という認識を持って欲しいです。
旭岳温泉近くでは
ミズバショウ
ミズバショウ
がだいぶ大きくなりました。4月下旬から気温が下がり、温泉街では春の息吹といった緑の気配は感じません。
登山道の状況
旭岳ロープウェイは運行しています。
旭岳はまだまだ冬山です。まだ春山ではありません。
入山については天気をよく見て判断して下さい。雪崩れ注意
旭岳ロープウェイの今シーズンの冬季営業、また滑走用具類のロープウェイへの持ち込み乗車は5月15日(日)をもちまして終了予定。
※積雪状況により利用可能コースが一部閉鎖となる場合あり。
●旭岳の標高は北アルプスの山々のような3000mという標高ではありませんが、緯度が高いため、山の条件としては本州の3000m級山岳と同様か、スケールからそれ以上の厳しさがあります。
●姿見
姿見周辺は日によって雪質が変わり、つぼ足が良い日もあれば、スノーシューが良い日もあります。
●旭岳方面
まだ冬山と認識して入山して下さい
雪崩に注意。他人のトレースをあてにせず、しっかりとした地図読みが必要な山であることを忘れずに。
不安な方はガイド登山をオススメします。またビジターセンターでは登山者の安全のための情報がありますので、お立ち寄り下さい。
アイゼンピッケルは必携です。
●旭岳山頂への斜面はこの時期、積雪と融雪を繰り返す中、強い風により雪が飛ばされてたり、ツルツルに凍結したりしています。下りは特に滑落に注意して下さい。しっかりとしたアイゼンワークが求められます。
入山には現地ガイドや、この時期の旭岳を熟知した経験者の同行をオススメします。
●旭岳温泉街
周辺の散策路などで、クロカン、スノーシューが楽しむには、十分な雪があります。
●忠別川右岸の町道通行止め(左岸の道道に迂回可能)
旭川や東川から旭岳温泉や旭岳源水へ行くときに使われる町道は4/28まで工事で通行止めの予定でしたが、法面の状態が危険なため、6月末まで工事を延長することとなりました。
道道(天人峡美瑛線)で2kmほど遠回りにはなりますが、迂回できます。いで湯号バスの路線と同じです。
登山装備
登山には雪山登山装備が必要です。油断しないで下さい。春山装備では不十分です。
山頂に行くには、最低でも6本爪アイゼンやピッケルが必要です。途中の雪原でのふみぬきにはワカンやスノーシューもあるとよいでしょう(スノーシューはビジターセンターでも貸し出しています)
日が射せば、日焼け止め、サングラスも必要です。風が強いのでゴーグルの方がおすすめです。また頬の凍傷を防ぐため目出し帽(バラクラバ)なども用意しておきましょう。
姿見散策だけの方も、防寒具は冬用、足ごしらえも冬の靴、雨具や防風、防水対策が必要です。日帰りだからといってライトや地図を持たないことは危険です。
注意点
●雪崩れに注意
寒暖の差が大きいため、積雪層に弱層ができやすい状況です。十分に注意して下さい。
●スキー場のコース外の滑走には要注意
●入山にあたり飲料水は持参しましょう。
飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
運行中
お知らせ
・旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
・長靴やスノーシューの貸し出しを行っています。
スノーシューは一日800円(町内宿泊者やモンベルクラブ割引などがあります)
今年はハイキングに適した新しいスノーシューも揃えました。ぜひご利用下さい。
●大雪山や十勝岳は広い地域にまたがっています。旭岳以外の主な山の問合せ先はこちら
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=27&s=7393&sc=&lv=&cl=1
・層雲峡ビジターセンター
ビジター山だよりでは日々の状況をお知らせしています。そのほかこエリアに入山予定の方には必要な情報がたくさんあります。
http://sounkyovc.net/
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉