肩ノ小屋手前の斜面に残雪あり、その他は夏道。縦走コースからのエスケープルートなどにはまだ雪渓があるため、アイゼン、ピッケルが必要です。
天気・気温
山と周辺の状況
雨が降り、肌寒い朝となりました。上部は霧に包まれています。
昨日は、警備隊と登山指導センター合同の救助訓練が一ノ倉沢で行われました。
残雪は少ないものの、現在はテールリッジまで雪渓通しで行くことができました。
イワカガミ
イワカガミ
、
シャクナゲ
シャクナゲ
が咲き始めています。
天神尾根では、
カタクリ
カタクリ
、
イワウチワ
イワウチワ
が咲いています。
指導センター先のゲートは20日に冬期閉鎖が解除されますが、比企通d気マイカー規制となり、一般車両は新入できません。ロープウェイのベースプラザから一ノ倉沢までは、町の電気バスの有料運行が開始されます。
登山道の状況
天神平尾根は、肩ノ小屋手前の斜面(肩ノ広場)のみ、60~70cm程度の残雪があり、他は夏道となっています。
残雪部分では軽アイゼンやストックがあると安心です。
西黒尾根も肩ノ小屋手前のトラバースのみ残雪があります。
稜線上の雪はほぼ消えたようですが、縦走コースからのエスケープルート(日影、吹き溜まり、沢状地形)や中芝振動、蓬峠などのコースにはまだ雪渓があり、アイゼン、ピッケルが必要です。
新道の一ノ倉沢、マチガ沢に橋がかかるとのことですが、土合橋近くの新道西黒沢橋は、昨年の土砂災害で橋が埋まり、沢の流れが変わってしまったため、現在、渡渉は飛び石で渡るのは難しくなっています。ハイキングの際は注意してください。
●谷川岳遭難防止条例に基づく危険地区への登山禁止について●
融雪期を迎え気温上昇による雪崩の発生が予想され登山する事が著しく危険なため群馬県谷川岳遭難防止条例第7条の規定に基づき危険地区全域で登山を禁止します。
登山禁止期間 3月22日(火)から4月22日(火)まで(32日間)
この間も一般コースについては登山可能ですがルート、状況によっては雪崩の危険が高い事には変わりがないので充分注意して入山して下さい。
・マチガ沢をスキーやボードで滑走する方がいるようですが、危険地区の指定となっています。谷川岳遭難防止条例に基づき3月22日(火)からは滑走禁止となります。
登山装備
エスケープルートにはまだ残雪がありますので、アイゼン、ピッケル、ストックなどの雪山装備をお持ちください。
注意点
JR土合駅を登山の仮眠等で利用される方は火器の使用は屋外で、またゴミ等は必ず持ち帰って下さい。マナーの悪い登山者が増えているとの事です。
装備やルートなどの確認をもう一度お願い致します。
雪の少ない年になりましたが、基本的にはまだまだ雪山です。アイゼン・ピッケルなどしっかりした装備をお願いします。
冬山装備を万全にし、しっかりとした登山計画を立てて、遭難とならぬよう心がけてください。
谷川連峰の山小屋は冬期閉鎖中です。5月までは無人の冬期避難小屋ですのでご注意下さい。
熊穴沢の小屋は使用できます。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
お知らせ
谷川岳指導センター(標高665m)
※登山指導センター付近は駐車禁止です。
遭難や事故等の発生時、警察や緊急車輌の出入りがある為、駐車禁止とさせて頂いております。
谷川岳肩丿小屋は、5月1日から有人営業を開始しています。
連休などは混みあう場合もあり、素泊まり予定でも予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
各登山道は融雪が進んでいます。踏み抜き箇所も増えてきました2023.03.21
今年はマンサクがきれいに咲いていてよく目立ちます。その他の新芽も山を彩っています2023.03.28
天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽