鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

柏原新道~鹿島槍ヶ岳往復は支障なく、アイゼンも不要。種池山荘前ではチングルマ見頃。新越山荘周辺も融雪し花が咲いています。

今朝もガスに包まれた柏原新道を上がって来られたお客さまは雲表の世界に感激されてます。(2016.07.28 冷池山荘 )
今朝もガスに包まれた柏原新道を上がって来られたお客さまは雲表の世界に感激されてます。(2016.07.28 冷池山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
晴一時雨
23℃
13℃
明後日
晴のち曇
26℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
25℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日好天、本日午前は雨、午後遅くには虹がかかりました。

種池山荘前では早々 チングルマ チングルマ がのお花畑が見頃

新越山荘周辺に、すでに周辺には残雪もなく、小屋前のお花もどんどん咲き出しています。
針ノ木岳方面の雪融けもいたって順調な今夏は、いつもならまだまだ残る針ノ木小屋と針ノ木岳頂上間の大きな雪渓も、今年はもう心配ありません。
針ノ木小屋下の大雪渓も上部は登山道もしっかりと姿を見せています。
もちろん中間帯にはまだ大きな雪渓が残っていますので、ご心配な方は軽アイゼン等を持参するのがいいでしょう。

静かな山旅を満喫できる新越山荘は、9月の下旬まで今季もスタッフ一同がんばってやっていきますので、皆さんぜひともお出かけ下さい。赤沢岳頂上で満面の雪融け水を湛える黒部ダムの奥に聳える奥黒部の峰々、薬師岳、赤牛岳、水晶岳に会うのが毎年の楽しみです。 

お客様のご予約状況ですが、このあとの天気予報によっては大きく増えるかもしれませんが、17/12時点では16日の種池山荘と17日の冷池山荘が定員の半分ほどのご予約となっています。もう少し伸びるとは期待しておりますが、滅茶苦茶混み合うイメージの海の日3連休といった感じはありません。天気については鹿島槍ヶ岳周辺の類似天気の指標とも言うべき新潟市の天気を参考になさるのがベターと思います。 

登山道の状況

例年にない雪融けのスピードです。安心して柏原新道~鹿島槍ヶ岳往復できます。

登山装備

3000m級山岳の登山装備が必要です。
柏原新道~種池山荘~冷池山荘~鹿島槍ヶ岳には支障なく、アイゼンも不要です。
針ノ木岳方面などルートによっては残雪に対応できるアイゼンなどの装備が必要です。

お知らせ

冷池山荘HP http://www.kasimayari.jp/index.htm
本年2016シーズンも新越 ・種池・冷池山荘をよろしくお願い 申し上げます。

・各小屋の営業予定
冷池山荘 4/29(金)~5/7(土)及び6/4~10月中旬
種池山荘 6/4~9月下旬
新越山荘 7/1~10月中旬

昨年の今頃の様子は?

2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27

冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も主稜線の雪庇の張り出しも気持ち小さい感じがします。
  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

ユーザーの登山記録から

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