南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

例年より雪解けが早く、主要コースは夏道利用が可能。千枚小屋、荒川小屋周辺では高山植物の開花が続いています。

朝富士 千枚小屋より (2016.07.23 椹島ロッヂ)
朝富士 千枚小屋より (2016.07.23 椹島ロッヂ)
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天気・気温

07/19(火) 05:00 晴れ 気温14℃
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
25℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
晴時々曇
25℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今年は例年より雪解けが早く、主要コースは夏道利用が可能となりました。千枚小屋、荒川小屋周辺では高山植物の開花が続います。お花の開花が早いのでお花が見たい方はお早めに。

●切実なお願い「釣銭(100円玉、千円札)をご持参下さい
山小屋では、なかなか小銭の用意が難しいので、出来るだけ千円札と百円玉を多く持ってきていただきたいです。
よろしく、お願いします。

登山道の状況

●山の状況
主たる登山道に支障ありません。稜線に残雪はほぼありません。

●南アルプス衛星ライブカメラで状況をご確認ください。
http://m-alps-live.jp/
ライブカメラの詳細についてはこちら
http://www.city.shizuoka.jp/556_000129.html

●畑薙ダムからの当社送迎バス
http://www.t-forest.com/alps/park_ride.html こちらに詳細があります。
※今年はバスダイヤに変更し、今までのダイヤに少しだけ増便しました。
釣り人の利便性、二軒小屋ロッヂの宿泊者にのんびり山を楽しんで頂けるように改変しました。
朝の便が30分早くなりましたので、今までどおりの8時便で到着すると乗り遅れてしまうので御注意ください

●静岡側からのアクセスについて、一部に間違った情報が出ているようです。
聖岳ピストンの場合は、特種東海フォレストの送迎バスはご利用できません。ご注意下さい。
聖沢登山口(聖平)行き、畑薙大吊橋(茶臼、横窪沢)行きのバスは井川観光協会の送迎バスになります。
お問合わせ電話番号 054-260-2377

●道の間違いによる到着遅れが目立っています。
ルートをご確認の上お越しください。特にカーナビに頼ると、通行止めの道にまわされたり、細くてすれ違いの難しい道に案内されるケースが増えています。
新東名新静岡IC ⇒ 県道27号線 ⇒ 県道189号線 ⇒ 横沢 ⇒ 富士見峠 ⇒ 井川ダム ⇒ 白樺荘 ⇒ 畑薙ダム
と経由するのが便利です。
また、下のURLから通行止め情報が手にはいります。道間違いをしてしまう方を増やさないように拡散協力おねがいします。
https://shizuokashi-road.appspot.com

●便ヶ島(聖岳への登山口)に通じる市道が通行止め
長野県側の聖岳への登山口である便ヶ島に通じる市道は、路肩決壊により昨年秋から通行止め(歩行も不可)となっています。最新の情報確認は、飯田市役所へお問い合わせ下さい。

登山装備

3000m級の夏山登山装備が基本です。さわらじままでの方も防寒装備は必携です。

注意点

●「南アルプスアクセスパック2016」
千代田タクシー(株)による、静岡駅←→畑薙 の交通アクセスが今年も開設!
南アルプス南部(赤石・荒川三山・聖岳など)へ登山者を送迎するジャンボタクシー利用の募集型企画旅行の形式です。
今年は入山、下山で合計3名様のご予約があれば催行される予定。
詳しくは、千代田タクシー(株)へ。
http://chiyodataxi.com/page0117.html

●「南アルプスユネスコエコパーク 井川ビジターセンター」
井川地区にある井川観光会館 が、「南アルプスユネスコエコパーク 井川ビジターセンター」として3/30リニューアル開館。
開館時間は午前9時から午後4時まで。火曜定休。問い合わせは同センター 電話054-260-2377

お知らせ

●HPには、予約について、料金、営業期間、送迎バスの利用についてなど、様々な情報があります。
利用の前にご一読下さい。
http://www.t-forest.com/alps/index.html

●お問い合わせ、予約の電話番号は 0547-46-4717 
弊社のロッヂ、山小屋の問い合わせ、予約は「電話番号0547-46-4717」で受け付けています。
いつも回線が込み合っているので、ご了承下さい。

●弊社の山小屋の予約方法について
http://www.t-forest.com/alps/reservation.html に詳細掲載
当社系列の小屋は、どこも収容人数がそれほど多くありません。
食事付き宿泊の方は16時までの到着をお願いします。山の朝は早く、夜も早く終わります。下界とは異なります。

●2016年の営業予定 利用前に、最新情報を確認下さい。
・さわらじまロッヂ、二軒小屋ロッヂ 4/29(金)~11/6(日)
・さわらじま登山小屋、二軒小屋登山小屋 4/29(金)~11/6(日)

・以下、食事ありの小屋
(県)千枚小屋 7/9(土)~10/10(月)
(県)赤石小屋 7/16(土)~10/10(月)
(県)荒川小屋 7/16(土)~10/10(月)
(市)百間洞山の家 7/16(土)~9/19(月)
(市)熊の平小屋 7/16(土)~9/25(日)

・以下、食事ナシの小屋
(県)赤石岳避難小屋 7/16(土)~9/30(金)
(県)荒川中岳避難小屋 7/16(土)~9/30(金)
(市)高山裏避難小屋 7/16(土)~8/31(水)
(県)小河内岳避難小屋 7/16(土)~8/31(水)

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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