唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根に支障ありません。お花はコマクサは順調。他の花は次第に秋の花へとなってきています。天候の急変に注意。

登山道上から見下ろして撮影しています。登山道の両側にコマクサが咲いていますので、登山道上から観察や撮影をお楽しみ頂けます。(2016.07.30 唐松岳頂上山荘 )
登山道上から見下ろして撮影しています。登山道の両側にコマクサが咲いていますので、登山道上から観察や撮影をお楽しみ頂けます。(2016.07.30 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
晴のち雨
19℃
9℃
明後日
曇のち晴
19℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今日は11時頃からパラパラと雨が降り、ゴロゴロと雷も聞こえ10分ほど激しく降りました。それからガスは出たものの夕方まで晴れとなりました。
大気はとても不安定です。時間に関係なく天候の急変がやってきています。
大気が不安定な間は、昼から午後にかけての行動は様子を見て、適時判断が必要です。

●自然 八方尾根
八方尾根上部は花盛りです。次第に秋の花となってきました。八方尾根の登山道沿いに大きな群落を作っている チングルマ チングルマ は果穂が多くなりました。
お花畑が広がる草付の斜面は、 ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ チングルマ チングルマ 、コ イワカガミ イワカガミ が混生しています。
唐松岳頂上山荘北側砂礫地の コマクサ コマクサ も開花しています。今年は他の花の開花が早目ですが、 コマクサ コマクサ はあまり影響を受けないのかマイペースです。
登山道では、 トリカブト ヤマトリカブト の花や、ハクサンシャジンなどが咲いています。八方池では マツムシソウ マツムシソウ がきれいです。

登山道の状況

●八方アルペンライン(ゴンドラ・リフト)の夏山営業は6月4日(土)~10月30日(日)
http://www.nsd-hakuba.jp/green/happo/alpenline.html

●八方尾根の登山道状況 夏道となり支障ありません。

●唐松岳からの五竜方面 夏道となり支障ありません。

●唐松岳からの不帰方面(地図では破線ルートです)
整備が入り支障ありません。岩場、鎖が多く注意して下さい。浮き石や落石にも注意。
岩稜帯は雨後には小砂利が流れ込み、ルートをばすれる人もいますので注意。石車に乗らないように。
残雪もありませんが、入山者各自の判断のもと安全登山に努めて下さい。
※なお不帰のコースは登山地図でも一般ルートではない破線ルートです。小屋で最新情報を得てルートに入りましょう。

●富山県側 唐松岳頂上山荘~祖母谷線のルート
ロングルートです。十分な装備と経験が必要です。
※通行については危険があり、十分な経験と装備、通行注意が必要です。必ず唐松岳頂上山荘受付にて登山道の状況をご確認下さい。
7/25時点の唐松岳頂上山荘-祖母谷線ルート情報です。
1.避難小屋~餓鬼ノ田圃は、樹林帯の為登山道が常に湿った状態です。滑りによる転倒と木の根に足を取られないようご注意ください。
2.南越峠から奥鐘山稜線に迷い込まないようご注意ください。四十八曲がりは苔がついていて滑りやすいので足元注意。
3.南越沢~祖母谷温泉間の登山道整備は終了しています。 草刈・道迷い防止のマーキング作業と崩落個所の手がかりロープ設置作業をしました。
※7/25現在草刈は終了していますが、湿度の高い樹林帯では草の生育が非常に早く、通行時期により登山道が草に覆われる場合があります。足元の浮石転倒に注意してください。
4.祖母谷温泉到着まであと15分ほどの登山道周辺で、土砂崩れ箇所があります。
ピンク色のリボンで印を付けてありますので、見落とさないようルートの確認をしてください。  
崩落個所の通行や雨量による落石の危険もあり、注意して下さい

登山装備

3000m級の夏山登山装備が必要です。防寒対策・帽子や手袋・サングラス等をお持ちください。
ご自身の判断のもと 天候やご体調に合わせた安全登山をお願い致します。

防寒具は必携です。朝夕は暖房が必要な気温です。しっかりとした山岳用の雨具は風を避けて低体温を防ぎます。
ブユ(刺す虫)が出ているため防虫対策も忘れずに(黒菱の駐車場でも油断大敵)。
夏山といえども標高があり、風が出ると体温を奪われます。冷たい飲み物とともに暖かい飲み物をテルモス(保温水筒)に用意しておくことをオススメします。

天候や着衣によっては、夏でもすっかり体が冷え切り、手がかじかんでしまうこともあります。夏でも体温保持できるように着脱のできる衣類や装備で対応しましょう。

注意点

行動中は水分補給に留意。最後の給水ポイントは兎平。八方池山荘は自動販売機となります。

登山中にはこまめな水分補給を心がけましょう。
標高2000mを超えた辺りからは、休憩時の急激な汗冷え等にご注意してください。
・登山中も乾いたタオルなどを背中に充て 汗をかいたらタオルを取り換えることなどで体の冷えの防止ができます。
・山荘にご到着されましたら、濡れた衣類はお早目にお替えをして、乾いた衣類でお過ごしください。
・山の中でご体調を崩しやすいお客様は、登山前の朝食に、水分と分離するような油分の多い食べ物を控え、消化のよい食べ物を摂ることをお勧め致します。
・夏山でも テルモスに温かい飲み物の用意もお勧めです。

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
6月18日(土)~グリーンシーズンの営業をスタート。10月15日(土)まで営業。
※ 10月15日(土)のお泊まりまで承ります 
今シーズンも皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

●ご予約についてのご案内です ◆
・営業期間中はお泊まり頂けますので、ご予約のお電話は不要です。
・7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。

※山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております。誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
また 山荘内の電波状況が不安定となっております場合、
18:00~20:00の間が 比較的繋がりやすいお時間帯となっております。
稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません。

●個室のご予約についてのお知らせです ◆
以下のお日にちは個室が満室となっております。記載日以外のお日にちはご予約頂けます。
また下記記載の当日は相部屋にてご宿泊頂けます。
7月23日(土) 7月27日(水) 7月28日(木) 7月29日(金)
7月30日(土)  7月31日(日)
8月5日(金) 8月6日(土) 8月7日(日) 8月13日(土)
※上記個室満室日でも相部屋にてお泊まり頂けます。(ご予約の必要は御座いません)

・個室のご用意は、夏山シーズン~9月末頃までとなります。
(9月末は積雪によりご利用可能日が変更となる場合が御座います。ご了承くださいませ )

●7/30はかなり山荘にお問い合わせがあり、相当賑やかになりそうです。

●スタッフ募集については山荘にお問い合わせ下さい。

昨年の今頃の様子は?

2023年の予約は4月頃からお受けいたします2023.03.28

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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