石転ビ沢は、引き続き雪渓の状態が悪く上級者のみのルートです。その他の一般的な登山道は問題なく通行できます
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は夏山の盛りとなっています。各登山道を視察したり、草払いしたりしています。
登山道の雪は、一部を除いてほぼ消えていますが、石転び沢は、引き続き雪渓の状態が悪く、通行困難です。上級者以外は、入渓を控えたほうが良いでしょう。
イヨシロオビアブが本格的に発生しました。林道歩きを予定されている方は十分に対応策を準備して下さい。
このアブはメジロアブとかコシジロアブと呼ばれる小型の虻で、川沿いの林道上におり、登山者が歩くと次々と飛び立って集団でまとわりつき、噛みつきます。炭酸ガスが大好きで、エンジンがかかっている車には凄まじい数が飛来します。車の中に入ると、運転に支障をきたすので注意して下さい。
登山道の状況
飯豊山は、ルートによっては上級者向けです。事前に情報を確認して、しっかりとした装備/技術で登山をしてください。
●大日杉コース
大日杉コースは安全に通行できます。
大日杉~五段山方面への登山道は、大日杉小屋の先にある五段山コースの吊り橋の修繕が終了し、通行できるようになっています。
●長坂尾根コース
川入から先の御沢野営場まで、一般車も入れるようになっています。
●足の松尾根コース
奥胎内ヒュッテまでの一般車両通行が可能になっています。
杁差の水は、融雪水が取れます。降り3分・登り5分ほどでアクセスできますが、残雪がかなり減っていて間もなく消えると思われます。
登山道上では、
クルマユリ
クルマユリ
、
マツムシソウ
マツムシソウ
、
イブキトラノオ
イブキトラノオ
、アザミ、
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、ハクサンフウロ
●おおいんの尾根コース(湯の平登山道)
2016年は7月2日から10月31日まで入山できます。また、湯の平山荘には管理人が常駐します。車両は加治川治水ダムまで通行可能です。
http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?of=1&ik=0&pnp=14&cd=10768
●オンベ松尾根
本コースは非常に長いので十分な計画が必要。アシ沢の渡渉は注意が必要で、状況を十分に確認して渡渉する必要がある。http://www.iideasahi.jp/1986.html
●石転ビ沢
石転ビ沢はホン石転ビ沢出合下流の雪渓が崩壊中で、両岸の雪渓と岸壁の間が開いて通れない所もあります。上級者以外は入渓しないようにお願いします。
●梶川尾根
問題なく通行できます。登山道中は、高山植物がきれいでした。
迷いやすい扇ノ地紙および、門内小屋手前の小屋・テン場分岐・門内小屋前に案内板を新設しました。
水場は、五郎清水は水量豊富でした。門内小屋の門内清水が使えるようになりました。
●丸森尾根
登山道は問題なく通行できます。丸森・夫婦清水は水量豊富で利用できます。
●ダイクラ尾根
登山道は問題なく通行できます。桧山沢吊り橋も通行できます。
●権内尾根
登山道は問題なく通行できます。詳細は、こちらをご覧ください(http://www.iideasahi.jp/1983.html)
●稜線
稜線の残雪はほぼ消えました。
登山装備
登山道によっては残雪に対応できる装備が必要です。
注意点
飯豊連峰主稜線の山小屋周辺には数張り分のスペースしかない所がほとんどです。小屋が登山者で溢れている場合以外の幕営はご遠慮下さい。
お知らせ
7月2日(土)から天狗平ロッジの常駐を開始しました。常駐期間は予約なしでも宿泊できますが、事前に連絡をお願いします。連絡先は管理人・井上邦彦の携帯(090-5846-1858)へお願いします。
応答できない場合は留守電またはこの番号宛にショートメールをお願いします。天狗平ロッジだけでなく、梅花皮小屋・御西小屋の連絡先にもなっているので、どこの小屋なのかを明確にしてください。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町