すっかり秋の花の時期となり、山頂台地ではイヨフウロやタンナトリカブトが咲いています。今年の紅葉は今のところ期待できそうです。
天気・気温
15:00山頂 雨 気温17℃ 5~7m/sの東風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
スタートしてから3合目付近でいきなりの雨。
天気予報どおりの雨でしたが、この1時間で雨雲が8合目付近からどんどん下りてきていたので、ちょうど3合目付近のブナ林が雨の中で実に幻想的な風景を醸し出してくれました。
大山のこの登山道のブナ林は、1合目付近は2次林ですが、登るに従って3合目付近が一番綺麗な極相林となります。
樹齢が100年から200年ぐらいの大きなブナが林立していて、夏場の暑い日差しを遮ってくれるので、ちょうど最初の休憩ポイントとしては最適な場所となっています。
二十四節気でいうところの「処暑」すなわち暑さが峠を越えて後退し始める頃という表現が実にぴったりくる季節となり、大山寺での朝晩はひんやりしてきました。ただ昼間はまだまだ暑くて昨日も米子市では36℃と真夏です。
特にこれからの季節は服装に迷うところですが、登山の原則は「寒いぐらいでのスタート」です。
従って雨が降っているとき以外は、半袖Tシャツで十分です。
登るときは汗が出て当たり前ですから、最初の30分から1時間ぐらいで汗をしっかり出しましょう。
6合目の稜線に出る辺りから、風が心地よくなり、吹き出た汗が実に気持ちよくなります。
当然水分もコマめに取るようにしてください。
一気にたくさん飲んでも体が吸収しません。コマめに少しづつ飲むのがコツです。
登山道のお花ですが、もう秋の花になっています。
大山寺付近では「
ツリフネソウ
ツリフネソウ
」、「オオカニコウモリ」、「アカソ」など。
途中では「
マツムシソウ
マツムシソウ
」、「ゴマナ」、山頂台地で「キュウシュウコゴメグサ」、「
イヨフウロ
イヨフウロ
」、「ゴマナ」、「
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
」、「タンナ
トリカブト
ヤマトリカブト
」などです。
あと2ヶ月もすると初冠雪の便りが聞こえてくる時期なので、お花もそろそろ終わりのようです。
今年もたくさんの綺麗なお花で楽しませてくれました。
さてこれからは紅葉が気になる時期ですが、今年の紅葉は予報ですが、かなり期待ができそうです。
紅葉のきれいになる条件としては色々ありますが、梅雨時期の雨量、夏場の日射量、晩夏から初秋にかけての朝晩の寒暖の差というものがあげられます。
これからの時期の朝晩の寒暖の差がポイントとなるように思います。
すばらしい紅葉の大山にご期待ください。
登山道の状況
登山道に支障の報告はありません。
登山装備
基本的な登山装備が必要です。(登山靴、飲料水、雨具、地図、ライト、食料など、そのほか帽子や軽い防寒具など)
飲料水は出来れば健康飲料2本、水が1本、お茶が1本で合計4本は必要です。
登っている時の水分補給にも十分に注意してください。
水であれば飲用はもちろんのこと、怪我をしたときに傷口を洗ったり、体にかけて体温を下げることにも使えます。
注意点
●山頂避難小屋の売店
今年も平日は日本山岳ガイド協会の認定登山ガイドの上野ガイドが売店にいますので、お気軽に声を掛けてみて下さい。
なお11月まで無休で営業予定ですが、よほどの悪天候の場合は予告なしに休業する場合があります。
売店の営業の問い合わせは 大山寺 チロル&白樺 電話0859-52-2818まで。
またフェイスブックで「伯耆大山山頂小屋」をご覧ください。
ほぼリアルタイムで山頂の様子が見られます。
上野ガイドが更新しています。
お知らせ
登山道の状態とか装備品などわからないことがあれば遠慮なく下記までお問い合わせください。
登山ガイドの依頼については
やまびこ荘 (電話0859-52-2725)までお問い合わせください。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
- 現地連絡先:
- 090-7999-2931
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