北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

色変わりを始めた葉や、足元のキノコや木の実を見ると秋が近づいていることが実感として伝わってきます

霧の七ツ池の紅葉(2016.09.21 北横岳ヒュッテ)
霧の七ツ池の紅葉(2016.09.21 北横岳ヒュッテ)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

09/12(月) --
松本市の天気予報
明日
曇時々晴
18℃
12℃
明後日
23℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇時々晴
22℃
14℃
明後日
曇時々晴
24℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が5℃~11℃、最高は10℃~17℃です。
皆さんの生活の地では残暑の厳しい日もあるかと思いますが、山の空気は冷え込んできています。季節の変わり目は生活地と山上の季節感が大きく異なります。防寒対策不足による低体温症に気をつけてください。

色変わりを始めた葉や、足元のキノコや木の実を見ると秋が近づいていることが実感として伝わってくるようになりました。
紅葉シーズンに北八ヶ岳の池巡りを計画される方も多いかと思いますが、例年の紅葉の見頃の時期はヒュッテ近くの七ツ池で9月末頃、白駒池で10月5日頃、雨池や双子池で10月10日頃です。
池によって紅葉の時期が違うので一度の山行で全ての池の紅葉を楽しめるわけではありませんが、裏を返すと9月末から10月上旬の山行であればどこかの池で紅葉の見頃に当たることになります。

昨年、一昨年と紅葉の見頃が例年よりも1週間程早く訪れました。共通していることは春に暖かく、樹々の芽吹きの始まりが早かったことです。
科学的な根拠はありませんが、今年も例年より早く芽吹きが始まったので今年の紅葉も9月20日過ぎから楽しめるかもしれません。尚、紅葉の見頃は今後の冷え込み次第で左右されますので、山に来られた時に紅葉が良い具合でない場合もあるということをご理解ください。

なお、北横岳付近は特別保護地区に指定されているため、キノコや木の実、落ち葉に至るまで採取採集することはできません。

登山道の状況

周辺の登山道で問題箇所はありません。すべて安全に通行できます。詳細は現地電話(090-3140-9702)へお尋ねください。

登山装備

今後は最低気温が0度近くまで下がることもあるので、手袋や防寒帽等の防寒対策が必要となります。

注意点

北八ヶ岳ロープウェイ発、茅野駅行バスの最終便は15時となっています。
山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

お知らせ

11月14日~12月9日までは、ロープウェイ点検運休となるため休館いたします。

当ヒュッテは定員制です。相部屋が基本で個室ではありません。満室時の就寝スペースは一人一畳となります。
定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。

昨年の今頃の様子は?

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

山の上にも花の季節が訪れました2023.05.17

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス
  • 蓼科高原の紅葉と新雪の槍穂高。ロープウェイより

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 霧ヶ峰・八ヶ岳

蓼科山 標高 2,531m

 八ヶ岳連峰の最北端、長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置する蓼科山は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれている。また、高井山、飯盛山(いいもりやま)、黒斑山、女ノ神山などの別称もある。山頂は岩石累々とした偏平な噴火口跡で、中央に蓼科神社奥宮の石祠がある。  山頂からの展望は、八ヶ岳連峰をはじめ浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなど360度である。ツガやシラビソなどの山腹には、縞枯現象も見られ、北麓の湿原帯、御泉水(ごせんすい)周辺には、レンゲツツジ、コバイケイソウ、マツムシソウなどが咲き乱れる。  親湯(しんゆ)から女神茶屋経由4時間、蓼科山7合目から2時間強、大河原峠から2時間弱の行程で山頂に達する。  天祥寺原を流れる滝ノ湯沢からは、縄文時代の生活遺物が発見されており、太古への夢をかき立てられる所である。

長野県 / 霧ヶ峰

横岳 標高 2,480m

 天祥寺原を挟んで蓼科山と対峙する北八ヶ岳の横岳は、主脈の横岳と区別するために「北横岳」と呼ばれている。長野県茅野市と同南佐久郡佐久町(現・佐久穂町)の境に位置し、根張りのある堂々とした山容をもっている。山頂は二峰に分かれ、2480mの北峰には脩那羅大天武(しよならだいてんむ)が祭られ、南峰には2473mの三等三角点がある。  眺望は南峰が優れており、八ヶ岳主脈の山々が直線的に重なり合い、諏訪側に長く引いた裾野の広がりも見事である。はるかに北アルプスの連山も望見できる。  山頂部にはハイマツ、シャクナゲ、シラビソなどが多く、東面にある三ツ岳への岩海のルートには、シャクナゲをはじめコケモモやシラタマノキなどが見られる。  坪庭から1時間強、親湯から亀甲池経由4時間30分、大河原峠から双子池を経て3時間30分の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

縞枯山 標高 2,403m

 茶臼山と雨池峠の間にある縞枯山は、ほぼ東西500mにわたる頂上部をもち、シラビソやコメツガの森に覆われている。これらの樹林が立ち枯れたものが、数段の白い横縞をつくっているところから山名が生まれた。縞枯現象は風、降雨、日射などの自然現象によるもので、100年から300年の周期で世代の交代を繰り返すものといわれている。この現象は蓼科山や北横岳の西面、茶臼山などにも分布していて、縞枯帯の中へ入ってみると、枯れた樹幹の根元に緑の幼木が育っていることが分かる。茶臼山の山頂から西へ入った露岩の展望台は、縞枯山の縞枯現象の大要を観察するのにもってこいの場所である。  長野県茅野市と同南佐久郡八千穂村(現・佐久穂町)の境に位置し、山頂の東端にある展望台に立つと、天狗岳や麦草峠付近のパノラマが展開する。  近くには岩石累々とした坪庭、神秘なムードに包まれた雨池、茶臼山の南には麦草峠の草原がある。縞枯山と茶臼山の諏訪側には、国有林監視用の歩道があって、坪庭下から五辻を経て冷山歩道へつながっており、南八ヶ岳の山々を遠望することができる。  麦草峠から2時間弱、坪庭(ピラタスロープウェイ山頂駅)から1時間の行程だ。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報