尾瀬ヶ原の草紅葉は、ここ数日でまた一段と色付きましたが、湿原全体としてはまだまだ見頃とまではいきません。
天気・気温
山と周辺の状況
現在の尾瀬で、皆さんの一番気になるところはやはり尾瀬ヶ原の紅葉だと思います。ここ数日でまた一段と色付き、秋が深まっていくのを感じますが、湿原全体としてはまだまだ見頃とまではいきません。
ただ
ヒツジグサ
ヒツジグサ
など、植物や場所によって鮮やかな紅が見られるところもあります。
秋らしい色に変わってきている尾瀬ヶ原ですが、個々の植物を見ると、高さが1m程もあり、夏に黄色く大きい花がひときは目立つマルバダケブキは、果穂をつけた秋でも変わらずその存在感を発揮しています。
また、
オオカメノキ
オオカメノキ
の実も多くなっています。秋になり花の種類は少なくなってきましたが、様々な実を見ることができます。
先日、湿原でタヌキに出会いました。タヌキにそっくりなアナグマはよく目撃されますが、ホンドタヌキは滅多に目撃することがありません。植物の陰でごそごそ動きながらこちらの様子をうかがっていました。
登山道の状況
周辺の登山道、遊歩道は、すべて安全に通行できます。
至仏山は、登山可能となっています。東面登山道は一方通行(登りのみ)となっています。
至仏山は蛇紋岩というとても滑りやすい岩でできているので、スリップしないよう十分に気をつけてください。蛇紋岩地に生える珍しい植物がたくさん咲いています。
アヤメ平方面、白尾山・皿伏山など、入山者は少なめな登山道は、クマと遭遇する可能性が高まります。熊鈴を使用するなどの対策を取ってください。
登山装備
朝晩の気温がだいぶ低くなってきました。装備に防寒着(フリースなど)をお持ちください。
注意点
最近、下山時間が遅くなったためにクマに遭遇する事例が見られます。クマに出遭わないためにも、夕方の薄暗い中での下山は控えましょう。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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