槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

台風一過。風はあるもののよい天気となりました。9/30に初氷観測。そろそろ初雪の時期となりました。防寒装備に油断なく。

素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

10/06(木) 晴れ 風あり
松本市の天気予報
明日
18℃
12℃
明後日
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
曇時々雨
17℃
10℃
明後日
曇のち雨
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨晩台風通過。凄まじい風が吹きました。雨もかなり降りました。
朝は視界もあり晴れ、風はあるものの終日よい天気となりました。

日中も気温は徐々に下がってきています。
9/30に稜線では初氷を観測しています。朝晩はとても冷え込みます。今夜から冬型になりそうな予報が出ています。
去年は10/5に初雪を観測しています。今年はまだ初雪は降りませんが、いつ降ってもおかしくないという時期です。
今後の登山は雪が降っても大丈夫という準備と心づもりが必要です。

紅葉は台風前から稜線を下っていました。今はさらに下へ行っています。

●大天井ヒュッテ
大天井ヒュッテへの台風の直接影響は無く、今日の天気は台風一過となって綺麗な青空が広がる秋晴れの一日となりました。
二ノ俣谷の状態は今朝までの台風の強風にて辛うじて残っていた葉も全て落葉し、見事なまでに枯れ木となって芸術的な幹を見せるダケカンバの林となりました。

登山道の状況

台風前に周辺の主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
大風が吹いた影響があり、最新情報を得て入山しましょう。

●表銀座方面 支障ありません。
大天井ヒュッテより10/6情報
昨日午後2時以降から始まった台風18号の風雨は、夕方から未明まで今シーズン最大の大荒れとなり、
現在中房線が倒木のため通行止となっています。今日中に復旧目指して作業を行っていますが見通しは今のところ解りません。
詳しくは安曇野建設事務所にてお問い合わせ下さい
http://www.pref.nagano.lg.jp/azumiken/doro/doro.html#●災害による通行止箇所●
尚、常念岳への一ノ沢への林道も現在通行止となっており、こちらは安曇野市林道等の道路状況http://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/30/10923.html
にてご確認下さい。

●飛騨沢ルート
飛騨沢ルート 滝谷の橋がについては槍平小屋のホームページをご確認ください。
http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/

登山装備

3000m級の晩秋の登山装備が基本です。
初氷観測しています。防寒装備必携。手袋や帽子も有効です。
朝は暖房の必要な気温になっています。

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。日没も早くなりました。気温も低下します。16時までに小屋に到着するようにしましょう。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は4月27日(水)~11月2日(水)です。

●イベント
・大天井ヒュッテ 「さよならパーティー」のお知らせ
営業最終日10/15と10/14 前夜祭として2晩に渡り、最後のヒュッテで盛り上がろうと考えています。
定員25名 先着順です。予約お待ちしております。
10/14 上方落語家「虎乃屋光甲」師匠による落語会
10/15 さよならパーティ
http://www.yarigatake.co.jp/news/otenjo/2016/09/post-38.html

※大天井ヒュッテでは10月最終営業日までの平日(連休・土曜日以外)には2名様以上にて個室を無料(御宿泊料は通常通りです)でご利用頂けます。無料個室をご希望のお客様には事前にご希望をお聞きしますが、当日の御到着順とさせて頂きます

●系列の小屋の営業
槍沢ロッジ 11月2日(水)まで営業
南岳山荘  10月15日(土)まで営業
大天井ヒュッテ 10月15日(土)まで営業

●周辺小屋の営業(利用の場合は必ず最新情報を確認して下さい)
・大天井荘 10月16日(日)泊まで
http://www.enzanso.co.jp/daitenso/index.html
・ヒュッテ大槍 10月10日(月)泊まで
http://www.enzanso.co.jp/ooyari/index.html
・ヒュッテ西岳 10月上旬まで
http://www.nakabusa.com/lodge/lodge.html
・殺生ヒュッテ 10月中旬まで(雪の状況により変更となります)
http://www.nakabusa.com/lodge/lodge.html

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

大喰岳 標高 3,101m

長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報