槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

10/12初雪が舞いました。外のドラム缶には7センチもの氷が張りました。山は冬の季節へ、いつ雪が降っても対応できる装備で。

素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

10/14(金) 晴れ 朝の気温氷点下
松本市の天気予報
明日
雨時々曇
16℃
11℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
雨時々曇
19℃
13℃
明後日
晴一時雨
23℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

10/12待ちに待った初雪が舞いました。
朝の気温は氷点下3.8℃、部屋の前のドラム缶には7㎝ほどの分厚い氷が張っていました。
すっかり冬ですねー、風が冷たく外では手袋が欠かせません。
初雪はチラッと舞った程度なので、全然景色は変わりませんでしたが、初雪にスタッフは大喜びでした。

今朝もよい天気です。朝はもう毎日氷点下になっています。
日中日差しがあると暖かく感じますが、それでも10℃前後の気温です。

●大天井ヒュッテ
作朝は今シーズン一番の冷え込み、キリッと締まった空気に透明感のある遠望の朝焼けは、美しい槍ヶ岳のモルゲンロートを見せてくれました。その前、朝日が昇る東の空から徐々に広がりだし朱に染まる雲は恐怖を感じる程に赤くなってやがて穂高岳~槍ヶ岳上空へと届き槍ヶ岳が真っ赤に燃えるモルゲンロートとなりました。
更に北方方面に目を向けると、それらもモルゲンロートで輝く山々と高瀬湖と雲海が見えました。
その奥、遠く後ろ立山連峰では昨日の初雪が初冠雪となって、白く輝く白馬岳と朝日岳が見られました。例年ですと槍ヶ岳も初冠雪となってもおかしくない時期ですが、今年は遅いですね。
今年の大天井ヒュッテの営業は10/15泊までです。

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。

●表銀座方面 支障ありません。

●飛騨沢ルート
飛騨沢ルート 滝谷の橋がについては槍平小屋のホームページをご確認ください。
http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/

登山装備

3000m級の晩秋の登山装備が基本です。
初雪観測しています。防寒装備必携。手袋や帽子も有効です。
いつ雪が降ってもおかしくない時期です。対応できる装備でお願いします。

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。日没も早くなりました。気温も低下します。16時までに小屋に到着するようにしましょう。

●小屋利用は営業終了日に注意。
営業終了の山小屋 ヒュッテ西岳、ヒュッテ大槍、殺生ヒュッテ。
大天井ヒュッテから槍ヶ岳山荘までの間、表銀座の山小屋はありませんので確認の上登山計画して下さい。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は4月27日(水)~11月2日(水)です。

●イベント
・大天井ヒュッテ 「さよならパーティー」のお知らせ
営業最終日10/15と10/14 前夜祭として2晩に渡り、最後のヒュッテで盛り上がろうと考えています。
定員25名 先着順です。予約お待ちしております。
10/14 上方落語家「虎乃屋光甲」師匠による落語会
10/15 さよならパーティ
http://www.yarigatake.co.jp/news/otenjo/2016/09/post-38.html

※大天井ヒュッテでは10月最終営業日までの平日(連休・土曜日以外)には2名様以上にて個室を無料(御宿泊料は通常通りです)でご利用頂けます。無料個室をご希望のお客様には事前にご希望をお聞きしますが、当日の御到着順とさせて頂きます

●系列の小屋の営業
槍沢ロッジ 11月2日(水)泊まで営業
南岳山荘  10月15日(土)泊まで営業
大天井ヒュッテ 10月15日(土)泊まで営業

●周辺小屋の営業(利用の場合は必ず最新情報を確認して下さい)
・大天井荘 10月16日(日)泊まで
http://www.enzanso.co.jp/daitenso/index.html
・ヒュッテ大槍 10月10日(月)泊まで
http://www.enzanso.co.jp/ooyari/index.html
・ヒュッテ西岳 10月上旬まで
http://www.nakabusa.com/lodge/lodge.html
・殺生ヒュッテ 10月中旬まで(雪の状況により変更となります)
http://www.nakabusa.com/lodge/lodge.html

●電話不通になるエリアが増えます
10/13以降、NTTドコモのアンテナ工事のため、大天井ヒュッテの電話が通じなくなります。
ご予約、キャンセル、お問い合わせは松本事務所0263-35-7200までお願い致します。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

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