南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

さわらじまの紅葉も間もなく見頃へ。稜線の小屋小屋はほぼ営業終了。畑薙からの送迎バスは当ロッジ予約にて運行。初冬の装備で。

赤石岳初冠雪!午前中雨だったのでがっかりしていたところ午後から晴れて見事な初冠雪になりました。赤石避難小屋、榎田管理人の投稿です。(2016.10.31 椹島ロッヂ)
赤石岳初冠雪!午前中雨だったのでがっかりしていたところ午後から晴れて見事な初冠雪になりました。赤石避難小屋、榎田管理人の投稿です。(2016.10.31 椹島ロッヂ)
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天気・気温

10/19(水) 晴れ 朝の気温10℃
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
晴時々曇
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
25℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今朝は暖かい朝となりました。
さわらじま(標高1000m)の紅葉は間もなく見頃になるでしょう。
今年は黄色の発色は良いようですが、赤色は夏の水不足と秋の日照不足の影響が出ているようです。
さわらじまでは、10/15に車の窓に霜は降りました。まだ氷は張っていません。

●重要 予約がないと送迎バスの運行はありません。
10月11日からの畑薙ダム〜さわらじまロッヂの宿泊(一名様から)、送迎バスともに予約制に変わります。
予約の入っていない時間帯の送迎バスは運行がありませんのでご注意ください。
二軒小屋ロッヂは今まで通り、宿泊、送迎バスは予約制です。
それに伴い、送迎バスの乗り場も「畑薙ダム臨時駐車場」から「畑薙第一ダム堰堤バス停」に変わります。
お間違えないよう宜しくお願いします。

椹島の管理釣り場は、あと1ヶ月営業します。

なお登山小屋(千枚、荒川、赤石)は10月10日で営業終了しています。

●南アルプス衛星ライブカメラで状況をご確認ください。
http://m-alps-live.jp/
ライブカメラの詳細についてはこちら
http://www.city.shizuoka.jp/556_000129.html

登山道の状況

●登山道の状況
主な登山道に支障の連絡はありませんが、山の上の小屋も営業を終了し、入山者もほとんどなく山の情報は正確にわからない時期となりました。各自の自己責任での経験と技術に基づいて慎重な入山をお願いします。
下山者からの話では、特に登山道に支障ないということです。
山の気温はかなり低下しており、山小屋も営業を終えており、入山は慎重に。

●静岡側からのアクセスについて、一部に間違った情報が出ているようです。
聖岳ピストンの場合は、特種東海フォレストの送迎バスはご利用できません。ご注意下さい。
聖沢登山口(聖平)行き、畑薙大吊橋(茶臼、横窪沢)行きのバスは井川観光協会の送迎バスになります。
お問合わせ電話番号 054-260-2377

●道の間違いによる到着遅れが目立っています。
ルートをご確認の上お越しください。特にカーナビに頼ると、通行止めの道にまわされたり、細くてすれ違いの難しい道に案内されたりするケースが増えています。
新東名新静岡IC ⇒ 県道27号線 ⇒ 県道189号線 ⇒ 横沢 ⇒ 富士見峠 ⇒ 井川ダム ⇒ 白樺荘 ⇒ 畑薙ダム
と経由するのが便利です。
また、下のURLから通行止め情報が手にはいります。道間違いをしてしまう方を増やさないように拡散協力おねがいします。
https://shizuokashi-road.appspot.com

登山装備

3000m級の初冬の登山装備が基本です。さわらじままでの方も防寒装備は必携です。
初雪の時期です。防寒装備などの油断禁物です。朝はさわらじまでもストーブやこたつが必要な気温です。稜線はもっと冷えています。

注意点

●安全登山
もう夏山のようにはいきません。山は早出早着が原則です。計画段階で17時到着の計画では危険です。
日の出も遅くなりました。日没は早くなっています15時には行動終了が安全です。
小屋到着は15時、遅くとも16時までの計画をお願いします。もしトラブルがあっても対応できる時間的ゆとりが必要です。

●静岡県山岳遭難防止対策協議会静岡市支部からの注意喚起
今夏、赤石岳山頂から赤石小屋への登山道、北沢源頭部で、滑落による救助要請が続発しています。
赤石岳から赤石小屋方面への下山の際には、急な下りで足元が悪い個所があります。十分注意くださるようお願いします。

●「南アルプスアクセスパック2016」
千代田タクシー(株)による、静岡駅←→畑薙 の交通アクセスが今年も開設!
南アルプス南部(赤石・荒川三山・聖岳など)へ登山者を送迎するジャンボタクシー利用の募集型企画旅行の形式です。
今年は入山、下山で合計3名様のご予約があれば催行される予定。
詳しくは、千代田タクシー(株)へ。
http://chiyodataxi.com/page0117.html

●便ヶ島(聖岳への登山口)へのアクセスについて
長野県側の聖岳への登山口である便ヶ島に通じる市道は、路肩決壊により昨年秋から通行止め(歩行も不可)となっていますが、指定タクシーのみアクセス可能となりました。9/30まで
http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=3735
詳しくはこちら 信州塔山郷「市道南信濃142号線崩落に伴う特定車両運行について」
http://www.tohyamago.com/WP/archives/10744

●周辺山小屋の営業日の確認を
茶臼小屋、聖平小屋は、9月19日(月)で営業終了しました。
横窪沢小屋は、8月31日で営業終了しました。
詳しくは井川観光協会 http://nanpusu.jp/topics/160205-1.html

お知らせ

●HPには、予約について、料金、営業期間、送迎バスの利用についてなど、様々な情報があります。
利用の前にご一読下さい。
http://www.t-forest.com/alps/index.html

●お問い合わせ、予約の電話番号は 0547-46-4717 
弊社のロッヂ、山小屋の問い合わせ、予約は「電話番号0547-46-4717」で受け付けています。
いつも回線が込み合っているので、ご了承下さい。

●弊社の山小屋の予約方法について
http://www.t-forest.com/alps/reservation.html に詳細掲載
食事付き宿泊の方は16時までの到着をお願いします。

●2016年の営業予定 利用前に、最新情報を確認下さい。
・さわらじまロッヂ、二軒小屋ロッヂ 4/29(金)~11/6(日)
・さわらじま登山小屋、二軒小屋登山小屋 4/29(金)~11/6(日)

・以下、食事ありの小屋
(県)千枚小屋 7/9(土)~10/10(月) 営業終了
(県)赤石小屋 7/16(土)~10/10(月)営業終了
(県)荒川小屋 7/16(土)~10/10(月)営業終了
(市)百間洞山の家 7/16(土)~9/19(月)営業終了
(市)熊の平小屋 7/16(土)~9/25(日)営業終了

・以下、食事ナシの小屋
(県)赤石岳避難小屋 7/16(土)~9/30(金)営業終了
(県)荒川中岳避難小屋 7/16(土)~9/30(金)営業終了
(市)高山裏避難小屋 7/16(土)~8/31(水)営業終了
(県)小河内岳避難小屋 7/16(土)~8/31(水)営業終了

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

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赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

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笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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