山頂は冬の山だと思ってください。防寒装備やそれなりの準備が必要。もう誰でも登れる山ではあまりせん。紅葉は標高1200mあたりが見頃。
天気・気温
11:00山頂の天候 小雨&ガス 気温2℃ 8~10m風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
早朝に低気圧が通り過ぎ、大陸からの寒気団を伴った高気圧が張り出してきて「西高東低」の冬型の気圧配置になりました。
もう少し気温が下がると、大山寺付近でも間違いなく雪になる天候で、もちろん山頂でも非常に強い北風が時折吹くぐらいの寒い山頂でした。
明日7日は「立冬」で、この日から立春の前日までが冬となります。
昼がどんどん短くなり時雨(しぐれ)が降る季節です。一般的には北国や山からは初雪の知らせが届き、関東では空っ風が吹く時期でもあります。
ところが北海道では何年ぶりかの大雪がすでに降っており、もう完全に冬になってしまっています。
紅葉も今年は良くないといいながら、現在のピークである標高1200m弱の付近はかなりいい色になっています。
例年に比べ赤色がやや弱いように個人的には思いますが・・・。
登山道の状況
登山道での注意ヶ所は特にありませんが、これからの時期は落ち葉が登山道に溜まってきますので、気の根っこの上などを歩くと非常に滑りやすくなります。ご注意ください。
比較的に夏道については安全なんですが、それでも3合目辺りから下は滑りやすくなります。下山の際はあと少しで登山口まで帰れると思うと気持ちもつい緩んでしまうので、お気をつけください。
山頂避難小屋については、入口の片側に雪よけのパネルが取り付けられています。また山頂トイレも今日までは3ヶ所が通常通りに使用できましたが、予定では明日から水洗トイレの2ヶ所の閉鎖の準備に入ります。
非水洗の1ヶ所だけが使用可能となりますので、ご注意ください。
登山装備
登山装備が基本です。山頂は冬同然。装備は冬同様程度の防寒、天候によっては滑り止めなどが必要です。
これからの時期は「秋の日はつるべ落とし」と言われるようにあっという間に日が暮れます。
従ってライトは必携です。
注意すべきは、電池切れです。正しい向きで電池を入れてザックに入れると、荷物の中でプッシュスイッチが押されてしまい、使おうと取り出すと電池が消耗していたということがあります。
電池は1本だけ逆方向の向きで入れて、ザックの中での誤動作を防いでください。
早く行動して日が暮れるまでには十分下山できる予定でも、山では何が起きるかわかりません。
注意点
もう山頂では冬の山だと思ってください。従ってそれなりの装備で登らないと自分が困ることになります。
防寒対策などしっかり準備して登ってください。
もちろんお子さま連れでの登山はもう厳しいと思います。
今日も何組かのお客さまが、中途半端な装備で登っておられましたが、冬の大山は誰でもが登れるほど簡単な山ではありません。
ちょっとミスをすると即遭難に繋がります。
命にかかわる事故にもなりかねませんので、充分にご注意を。
天気予報などの情報をしっかり把握した上で、無理のない登山を心がけてください。
●大山 山頂避難小屋の売店
今年も平日は日本山岳ガイド協会の認定登山ガイドの上野ガイドが売店にいますので、お気軽に声を掛けてみて下さい。
なお11月まで無休で営業予定ですが、よほどの悪天候の場合は予告なしに休業する場合があります。
売店の営業の問い合わせは 大山寺 チロル&白樺 電話0859-52-2818まで。
またフェイスブックで「伯耆大山山頂小屋」をご覧ください。
ほぼリアルタイムで山頂の様子が見られます。
上野ガイドが更新しています。
https://www.facebook.com/houkidaisenhutte/
お知らせ
登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼も受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会正会員 登山ガイド 久保昌之
中国山岳ガイド協会
事務局 090-7999-2931
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山
電話 0859-75-2300
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