北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

積雪は30~50cm、6本爪程度のアイゼン必携。ロープウェイ~北横岳まではトレースあり、その他はルートファインディングの必要あり。

坪庭も真っ白(2016.12.16 北横岳ヒュッテ)
坪庭も真っ白(2016.12.16 北横岳ヒュッテ)
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天気・気温

12/20(火) 15:00現在、曇りで雪チラチラ、気温-4℃
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
31℃
13℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

先週半ばに20cmほどまとまった雪が降り積もり、現在は30~50cmほどの積雪です。
ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が-5℃~1℃、最高は-2℃~6℃あたりで推移しています。
まだ積雪が少ないために、登山道以外をスノーシューで歩かないようにお願いします。植生が痛みます。

1年を通じて「私でも登れますか」という問い合わせがありますが、はっきり言わせていただくと各自で登って下れる判断ができないような方は信頼のおける面倒見の良い経験者に同行していただくしかありません。
特に雪の積もり始めるこの時期は歩行能力の高さが求められることがあるので、自信の無い方は標高2000mを超えるこの辺りへの登山計画を控えた方が無難です。

登山道の状況

積雪があり、凍結個所もあるため6本爪程度のアイゼンを必ず携行してください。
トレースはロープウェイから北横岳まではついています。
登山道を尻セードでステップがなくなり、日当たりのいいところは硬くなり、凍結する場合があります。
急坂が凍結してしまうと前詰めのあるアイゼンが必要になってきます。
亀甲池、三ッ岳や北横岳より北への登山道にはトレースは無く、ペンキ印を頼りに歩くルートです。積雪している時は不明瞭となりルートファインディングの必要あり。
詳細は現地電話(090-3140-9702)へお尋ねください。

登山装備

雪対策装備、冬山装備をご用意ください。

山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

注意点

・北横岳以北の山小屋は冬季閉鎖となる時期です。利用を考えている方は必ず営業状況をご確認ください。
・歩行技術の高さが求められる時期ですので、不用意に入山することのないようにしてください。
・一般の登山者がロープウェイ最終便に間に合わないと歩いて下山しなければならず、日没時間の早いこの時期は下山し終わるまでに暗くなってしまいます。
・アイゼンを装着したまま建物内には入らないでください。
・宿泊予約の無い日は閉館しているのでご注意ください。
・雪山の初心者向けと紹介されることが多い北横岳ですが、2年に一度くらいのペースで遭難事故が発生し、命を落としてしまった事例もあるので初心者向けだから安全な山というわけではありません。

お知らせ

大晦日12月31日と1月28日(土)は満室になりました。

当ヒュッテは定員制です。相部屋が基本で個室ではありません。満室時の就寝スペースは一人一畳となります。
定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。

昨年の今頃の様子は?

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

山の上にも花の季節が訪れました2023.05.17

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス
  • 蓼科高原の紅葉と新雪の槍穂高。ロープウェイより

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

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 八ヶ岳連峰の最北端、長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置する蓼科山は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれている。また、高井山、飯盛山(いいもりやま)、黒斑山、女ノ神山などの別称もある。山頂は岩石累々とした偏平な噴火口跡で、中央に蓼科神社奥宮の石祠がある。  山頂からの展望は、八ヶ岳連峰をはじめ浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなど360度である。ツガやシラビソなどの山腹には、縞枯現象も見られ、北麓の湿原帯、御泉水(ごせんすい)周辺には、レンゲツツジ、コバイケイソウ、マツムシソウなどが咲き乱れる。  親湯(しんゆ)から女神茶屋経由4時間、蓼科山7合目から2時間強、大河原峠から2時間弱の行程で山頂に達する。  天祥寺原を流れる滝ノ湯沢からは、縄文時代の生活遺物が発見されており、太古への夢をかき立てられる所である。

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