硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

久しぶりの降雪がありました。真っ白な稜線の峰々が、ますますきれいになりました!! 登山道上は10~20cmの積雪、新雪後のトレースが付き、歩きやすくなっています。

稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
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天気・気温

01/11(水) 夏沢鉱泉(標高2060m) 雲多め。気温-14℃。小屋まわりも風があり、上空の雲は動きが速いです。
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
曇時々晴
18℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 16:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
11℃
明後日
曇時々晴
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏沢鉱泉周辺はますます一面の雪景色になり、とてもきれいです!

<近況:降雪情報>
1/9月の朝方にかけて久しぶりの降雪がありました。八ヶ岳全体で20~30cm程度です。
昨年とさほど変わらい程度の雪の少なさです。週末まで、冷え込みが厳しくなりそうですが、天候は安定しそうです。
真っ白な稜線の峰々が、ますますきれいになりました!!

登山道は、新雪後のトレースが付き、歩きやすくなっています。
登山道上は10~20cmの積雪、踏み外せば40~60cmもぐります。
稜線の雪は、風に飛ばされて少なく、10~30cm程度です。

本格的な冬山と「温泉」とともに味わってください。
JR茅野駅から登山口の桜平まで、ご宿泊の方を無料送迎しております。

★根石岳山荘は、冬期の週末営業始めます!! 好評です!(3/25土の宿泊まで)

<これからの天候>
・下り坂の天気では、確実に積雪量が増えます。
・冬型の気圧配置では、稜線で強い風が吹きます。
→ 登山前に気象の情報を、よく把握されてください。

登山道の状況

【登山道:注意】
・稜線の風のあるところで、雪は吹き飛ばされて10~30cmの積雪。
・樹林帯の登山道の積雪は、おおむね10~20cmくらいです。
・トレースを外れるとひざまで潜ります。40~60cm程度。ひざまで潜るようでしたら、トレースを外れていると解釈してください。
・標高が上がるにつれて、積雪が吹き溜まりで80~100cmと増えています。
・新雪の場合は、トレースが消えますが、早いうちにまたトレースはつきます。
・くれぐれもご注意いただき、安全に行動してください。また、たいへん滑りやすくなっています。お気をつけください。

・登山道に通行の支障になる箇所は、ありません。
現在、下記ルートを除き、全ルート通行可能です。
(白砂新道:東天狗岳と根石岳の鞍部~本沢温泉までの間)

<具体的に周辺の注意箇所のみ:下記のすべてトレースはあります。1/10時点>
A.硫黄岳
・夏沢峠~硫黄岳に向かって15分くらいのところ80cm前後の吹き溜まりあり。
・赤岩の頭~オーレン小屋、トレースありますが、上部に一部80cm前後の吹き溜まり区間しばらくあります。
B.横岳
登山道は、西側斜面は少なく東側に雪の吹き溜まりが多い。踏み抜き注意。
「奥の院」北側のステップは夏用が埋まり、冬用の垂直の梯子になります。
「カニの横ばい」「日ノ岳の1枚岩」などの鎖と鉄杭は、すべて埋まっています。
C.赤岳
文三郎道は、雪が少なくよく締まっているので歩きやすい。
鎖は、ほとんどが埋まっているが、ところどころ鉄杭は、頭が出ています。
D.天狗岳
東天狗の南側山頂手前の尾根が、細くなっていますので注意。
南側に尾根を下りる際は、右に巻くイメージで登山道を、下山してください。直進すると、踏み抜く恐れあり。

登山装備

・きちんとした冬山装備が必要です。
・すべてのルートで10本爪以上のアイゼンが必要になります。軽アイゼンは有効でありません。
・標高2,500m以上の高山帯ではピッケルをお持ちください。亜高山帯の森の中は、ストックが便利です。
・トレースなどで登山道が固まるまでは、スノーシューやワカンのご利用をおすすめいたします。
・冬山の防寒の装備が必要です。暖かい手袋、耳までおおえる帽子をお持ちください。
・目の保護のためにサングラス、肌の保護のため日焼け止めクリームもお持ちください。
・日が短いです。ヘッドランプなどの照明が必要です。

注意点

A.夏沢鉱泉周辺の滝が凍ってきました。少しづつ、登れるようになってきました。
「アイスギャラリー(氷の回廊)」G1~G4の情報をご案内いたします。
滝をご覧になる方、登られる方、夏沢鉱泉に立ち寄っていただき、その旨をお伝えください。
(安全面での把握、混み具合の情報などのため)

B.「醤油樽の滝」方面は、現在、「土砂崩れのため通行止め」の表示が出ています。。
醤油樽の滝の、手前の左急斜面(登るルート上)に崩壊があり、土砂が落ちた模様です。
現在、その上部に根のついた木が引っかかっていて、落ちそうに見えます。
行かれる方は、迂回するなり、安全面に十分注意を払ってください。
この斜面の手前の滝までは、今までと同じように行くことができます。

C.登山口「桜平の駐車場」が10/末までに整備されました。(施主:茅野市役所観光課)
分散している駐車場は下記の通り 3か所です。合計約150台分
・P3(第3駐車場)桜平ゲートより、約150m上 約10台
・P2(第2駐車場)桜平ゲートより、約400m下 70台
・P1(第1駐車場)桜平ゲートより、約3km下、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)の約1km上 70台
(冬期、積雪が多くて桜平まで 進入出来ない車両には、たいへん有効です:除雪されているわけではありません)
・人と車が安全に駐車できるように、造成されました。こちらの駐車場をご利用ください。
・ゲート周辺の路肩の駐車場所は、使用できなくなります(駐車する場所に適さないため)。
安全と植生保護のために、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

D.麦草峠は、来年の4/20頃まで 冬季閉鎖になっています。車両の通行できません。

<登山口情報>
桜平方面 1/11(水)時点、積雪15~20cm。
降雪により状況は一変します。ご心配な方は、前日に状況をお問い合わせください。
・現時点では、冬用タイヤ、4WD車で、後輪に2輪チェーンがあれば、桜平まで入ることができます。
氷の箇所が、数か所できました。チェーンがないと 危険で、上がることが困難です。
分岐から1km入った、第1駐車場に駐車してください。ここから歩いて桜平まで向かわれることを、お勧めします。
・駐車できる桜平の下方「新設 第2駐車場(通称P2)」は、70台駐車可能です。
・車道の凍結や降雪の可能性があります。安全のため、冬用タイヤ、4WD車でご利用ください。

すれ違いできませんので、マイクロバス等の「分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)」からの進入は、ご遠慮ください。
法的な規制はありませんが、道路幅が狭隘で危険です。多くの方に迷惑をかける行為になります。ご理解の上、自粛お願いいたします。
・道路幅が狭隘のため、すれ違いなど お互いに譲り合って安全に通行してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より未舗装の道になります。運転にご注意ください


<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

お知らせ

<営業期間について>
硫黄岳山荘 冬期閉鎖中。2017.4/下旬OPEN予定。
根石岳山荘が冬期の週末営業始。
夏沢鉱泉 通年営業中。

■周辺情報
・閉鎖中:赤岳頂上山荘、山彦荘、ヒュッテ夏沢、オーレン小屋
・営業中:本沢温泉、赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、しらびそ小屋、唐沢鉱泉(1/上旬まで)
・期間営業:赤岳天望荘(12/23~2/22)、行者小屋(年末年始と週末) 
※表示期間外は閉鎖

<とっておきのイベント情報!>

ネイチャースクール(硫黄岳山荘オリジナル企画、ぞくぞく!)
冬の「登山教室」くわしくは、→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2016/natur-school-1.html

<とっておきの情報!>
(1)夏沢鉱泉にご宿泊の方は、茅野駅~登山口の桜平まで無料送迎対応いたしております(年間を通して)。
八ケ岳へアプローチの起点として、下山時の温泉として、送迎をご利用いただきますと、たいへんお得です!
茅野駅東口へ「お迎え」:午前は9:15、午後は15:30(約50分後に桜平着)
茅野駅へ「お送り」桜平発:午前は7:30もしくは8:00、午後は14:00もしくは14:30(約50分後にJR茅野駅着)
事前に、ご予約が必要です。1名様でも対応可能ですが、定員あります。
(満員、作業日など、対応できない日もございますのでご注意ください。冬期は、お送り時刻が多少変更になります。)

(2)根石岳山荘にお泊まりの方も、先着で夏沢鉱泉の送迎便を利用することができます。
定員がありますので、ご予約はお早めに!(お願い)メールでお問い合わせください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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