表丹沢・塔ノ岳 | 秦野ビジターセンター

2/1大倉から塔ノ岳~日高では花立から上で霧氷の花が見られ、一部残雪もあります。小丸尾根は3/31まで通行止めです。

鍋割山稜から見た丹沢主脈。(2017.02.22 秦野ビジターセンター)
鍋割山稜から見た丹沢主脈。(2017.02.22 秦野ビジターセンター)
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山と周辺の状況

【登山・自然情報】登山者の方からいただいた情報です。
2月1日 コース:大倉~塔ノ岳(1491メートル)~日高(往復)
この日は朝は曇っていましたが、次第に晴れ間が見えてきました。
登山道上に雪はなくなってきましたが、馬の背付近では残雪が凍結していました。 足元に注意が必要です。
花立山荘より上から、霧氷が見え始めました。登山道は霧氷のトンネル状のところもありました。
富士山と霧氷のコラボレーションもありました。
花立ピークから蛭ヶ岳・丹沢山方面は霧氷で山が白くみえました。
塔ノ岳山頂へと続く階段と山頂の灌木にも早い時間には霧氷がついていましたが、下山時にはすっかり融けていました。
塔ノ岳山頂から表尾根方面をのぞむと木々には霧氷がついているところもありました。
塔ノ岳直下より 丹沢山と蛭ゖ岳方面にも霧氷がみえました。
日高付近からのみると丹沢山、竜ヶ馬場方面にも霧氷の華が咲いていました。
日高付近は登山道上に残雪がありました。
一本松付近の登山道が整備されていました。ボランティアの方々、お疲れ様でした。(※県民協働型登山道維持管理補修の一環として高校生が取り組む「丹沢やまみち再生活動」が1月29日に実施されました。)

【自然情報】野鳥観察に来られた方からいただいた情報です。
1月29日 秦野ビジターセンター周辺で観察された野鳥は以下のとおりです。
ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス、ツグミ、カシラダカ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ヒヨドリ、アカゲラ、ホオジロ、コゲラ、カワラヒワ、ルリビタキ、ジョウビタキ、キジバト、ムクドリ、カケス(声)、トビ、アオサギ、ノスリ、ツミ

●天気と気温
1月29日 大倉(標高290m)8時40分晴 気温9.1℃
2月2日 大倉(標高290m)8時40分 晴 気温4.1℃

登山道の状況

登山道には残雪が残るところがあります。アイゼンの用意を。

●「小丸尾根」の通行止めについて、
詳細についてお知らせいたします。
http://hadanovc.blogspot.jp/
・実施作業:危険木の調査・伐倒木処理および歩道処理
・歩道・二俣小丸線周辺
・予定期間:平成29年2月1日から3月31日
鍋割山方面への登山をご計画されている方はご注意願います。

【登山道 通行止等の情報】
<神奈川県公園歩道 通行止め情報>
詳細は、神奈川県自然環境保全センターのHPをご覧ください。
神奈川県公園歩道(林道)情報 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160396/

<その他の通行止め>
●小丸尾根
区間:二俣~鍋割山稜分岐( 県が管理している登山道ではありません)
状況:森林整備作業(間伐および搬出)のため、平成29年1月下旬まで、通行止となります。
〔問い合わせ〕林野庁関東森林管理局 東京神奈川森林管理署 
【通行止め延期情報】小丸尾根 1月27日
「小丸尾根」の通行止めは平成29年1月31日までとお知らせしていましたが、
さらに延期され、当分の間通行止めとなることとなりました。
2月以降に鍋割山方面への計画をお考えの方はご注意ください。
期間など詳細が分かりましたら、またお知らせいたします。

<林道・その他の情報>
【通行止め情報】 市道52号線 1月26日
市道52号線(通称:戸川林道)は、水道管改良工事の実施にともない、車両片側交互通行となっておりましたが、下記日程で、車両通行止めとなります。
期間:1月27日・30日 の2日間 
時間:9時~17時
※平日は車両通行止めおよび車両片側交互通行(歩行者通行可)。
〔問い合わせ〕秦野市 上下水道局水道施設課
※市道52号線は、朝の気温によっては路面が凍結している箇所があります。通行の際には冬用タイヤなどをご利用ください。

●西山林道
林道入口ゲートが施錠され、車両は通行禁止。
〔問い合わせ〕秦野市森林組合

登山装備

冬の登山装備が基本です。積雪、凍結に対応できるように6本爪等の軽アイゼンを携行下さい。
チェーンスパイクが役立つ時もあります。靴は防水性の高いものが必要です。
防寒・防風装備(手袋、帽子など)は必携です。
登っている時は暑いので、脱ぎ着の出来る服装をおすすめします。

注意点

●登山のポイント
丹沢は交通の便がよく、気軽に楽しめる山である一方、やせ尾根や鎖場のある険しい山でもあります。毎年、遭難事故が絶えません。過信せずにゆとりある登山計画をし、装備を万全にしてお出かけください。

*万が一に備えて、登山届(登山者カード)を出しましょう。
 ・大倉バス停、ヤビツ峠、秦野駅、渋沢駅などには、登山者カード投入箱があります。
 ・オンラインでも提出できます。 http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesg0004.htm

*山岳トイレを使用した際には、トイレ紙の持ち帰りとチップ100円のご協力をお願いします。

*多くの登山者が登る大倉尾根は、大倉から塔ノ岳まで標高差が1,200mあり、登りごたえのある
登山道です。足を痛める方も多いので、ご注意ください。

*塔ノ岳や三ノ塔山頂は風が吹き抜けることが多く、体感温度が下がります。
休憩時は早めに防寒着を身に着け、身体を冷やさないようにしてください。

*日が暮れるのが早いです。人工林内は特に暗くなるのが早いので、早めの行動を心がけ、ライトを忘れずに持参してください。

●テント設営の禁止について
丹沢は、指定地以外でのテントの設営は原則禁止となっています。指定された場所をご利用いただくか、山小屋をご利用ください。
※テントの設営は仮設工作物の設置に該当し、禁止となっています。

●県からのお知らせ 「ツキノワグマによる被害を受けないために」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f3813/

●大倉登山口情報
・大倉周辺の駐車場は満車になることがあります。大倉まではなるべく路線バスをご利用ください。
 登山者が多い時期は臨時バスが出ることがあります。
・大倉バス停前には食堂や小売店があります。休業日にあたることもあるので、ご注意ください。
・大倉バス停前には靴洗い場、トイレ、秦野ビジターセンターがあります。

お知らせ

●神奈川県立秦野ビジターセンター
大倉バス停の奥、県立秦野戸川公園パークセンターの中にあります。
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/index.html

・開館時間 09:00~16:30 
・休館日 月曜日(祝日の場合は開館)祝日の翌日(土曜・日曜・祝日の場合は開館)。
1月~3月の第2木曜日は休館します。年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)

運営:公益財団法人 神奈川県公園協会

●イベント
 詳細はコチラ http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/event.html

3月4日(土) 9:15~16:00頃 自然教室「丹沢登山はじめの一歩」要申込
内容:室内講義と登山プチ体験をしながら、丹沢登山の基本を学びましょう。(初心者対象)
対象:高校生以上 30名(応募者多数の場合は抽選)
参加費:1人 1,500円(保険代・資料代込)
締切:2月16日(木)必着

開催中~3月31日(金)まで 企画展「丹沢みどころ紹介2016 ~スタッフ山行の記録から~」
内容:四季折々の丹沢の自然の様子をのぞいてみませんか?
   山行で出会った山の風景や生きものなどをご紹介します。
開館時間:9:00~16:30 ※入館無料

昨年の今頃の様子は?

宮ヶ瀬湖畔では、晩春の花々が開花していました2023.04.24

シロヤシオは標高1400m付近で咲き始め2023.05.05

行者ヶ岳~三ノ塔ではシロヤシオが満開2023.05.11

秦野ビジターセンター周辺の過去の様子

  • ミツマタ(髭僧の滝分岐付近)
  • 塔ノ岳山頂から見た丹沢主脈から丹沢主稜
  • 蛭ヶ岳から檜洞丸、富士山方面の眺め
  • 氷の華(シモバシラ)
  • 三ノ塔公衆トイレ (2022年12月撮影)
  • 花立から見た鍋割山稜
  • 政次郎ノ頭付近から塔ノ岳方面
  • ヤマビル
  • コゴメウツギ。三ノ塔山頂付近はまだ蕾です。
  • シロヤシオとトウゴクミツバツツジ

秦野ビジターセンター

電話番号:
0463-87-9300
連絡先住所:
秦野市堀山下1513

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

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神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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塔ノ岳 標高 1,491m

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 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

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