硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

夏沢鉱泉~稜線の全体で、3/2木の朝方までに約15~20cmの降雪がありました。それ以降の降雪はありません。桜平登山口の積雪は30~40cmです。

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天気・気温

03/09(木) 夏沢鉱泉(標高2060m)晴れ。7:00の気温は-13℃。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏沢鉱泉上空は青空が覗いていますが、たくさんの雲が風で速く流れています。
周辺はますます、一面の雪景色になり、とてもきれいです!
真っ白な稜線の峰々が、ますますきれいになりました!!

<近況:降雪情報>
夏沢鉱泉~稜線の全体で、3/2木の朝方までに約15~20cmの降雪がありました。
それ以降の降雪はありません。天気予報では、これからしばらくの間は、安定しそうです。
昨年より多めですが、全般的にはそれほど積雪は多くありません。

登山道は、新雪後のトレースが付き、歩きやすくなっています。
登山道上は、トレースの上に10~20cmの積雪、踏み外せば50~80cmもぐります。
稜線の雪は、風に飛ばされて 少なく10~30cm程度です。

本格的な冬山と「温泉」とともに味わってください。
JR茅野駅から登山口の桜平まで、ご宿泊の方を無料送迎しております。

★根石岳山荘は、冬期の週末営業始めます!! 好評です!(3/25土の宿泊まで)

<これからの天候>
・下り坂の天気では、確実に積雪量が増えます。
・冬型の気圧配置では、稜線で強い風が吹きます。
→ 登山前に気象の情報を、よく把握されてください。

登山道の状況

登山道に通行の支障になる箇所は、ありません。
現在、下記ルートを除き、全ルート通行可能です。
 白砂新道:東天狗岳と根石岳の鞍部~本沢温泉までの間。積雪多くルートが不明瞭なため。
 赤岩ルート:オーレン小屋~赤岩の頭の間。積雪多くルートが不明瞭なため。

【登山道:注意】
・稜線の風のあるところで、雪は吹き飛ばされて10~30cmの積雪。
・樹林帯の登山道の積雪は、トレースの上におおむね10~20cmくらいです。
・トレースを外れると、ひざまで潜ります。50~80cm程度。
ひざまで潜るようでしたら、トレースを外れていると解釈してください。
・標高が上がるにつれて、吹き溜まりの積雪が多い所で100cm前後と増えています。
・新雪の場合は、トレースが消えますが、早いうちに、またトレースはつきます。
・くれぐれもご注意いただき、安全に行動してください。また、たいへん滑りやすくなっています。お気をつけください。

<具体的に周辺の注意箇所のみ:下記のすべてトレースはあります。3/9時点>
A.硫黄岳
・夏沢峠~硫黄岳に向かって15分くらいのところ100cm前後の吹き溜まりあり。
B.横岳
登山道は、西側斜面は比較的少なく、東側に雪の吹き溜まりが大きくなりました。踏み抜き注意。
「奥の院」北側のステップは夏用が埋まり、冬用の垂直の梯子になります。
「カニの横ばい」「日ノ岳の1枚岩」などの鎖と鉄杭は、すべて埋まっています。
C.赤岳
文三郎道は、地蔵尾根とも積雪が増え、アイゼン装着とピッケル使用でしっかりとした歩行が必要です。
鎖は、ほとんどが埋まっていて、鉄杭は、ところどころ頭が出ているのみです。
D.天狗岳
東天狗の南側山頂手前の尾根が、細くなっていますので注意。
南側に尾根を下りる際は、右に巻くイメージで登山道を、下山してください。直進すると、踏み抜く恐れあり。

登山装備

・きちんとした冬山装備が必要です。
・すべてのルートで10本歯以上のアイゼンが必要になります。軽アイゼンは、有効でありません。
・標高2,500m以上の高山帯では、ピッケルをお持ちください。亜高山帯の森の中は、ストックが便利です。
・トレースなどで登山道が固まるまでは、スノーシューやワカンのご利用をおすすめいたします。
・冬山の防寒の装備が必要です。暖かい手袋、耳までおおえる帽子をお持ちください。
・目の保護のためにサングラス、肌の保護のため日焼け止めクリームもお持ちください。
・日が短いです。ヘッドランプなどの照明が必要です。

注意点

<最新の情報>
A.夏沢鉱泉周辺の滝が見事に凍って、アイスクライミングができるコンディションになってきています。
「アイスギャラリー(氷の回廊)」G1~G4の情報をご案内します。
3/9(木)現在、沢筋には雪崩の危険性があります。気温や積雪などの状況をよく見て判断してから、慎重に行動してください。
なお、滝をご覧になる方、登られる方、夏沢鉱泉に必ず立ち寄っていただき、その旨をお伝えください。
(安全面での把握、混み具合の情報などのため)

B.「醤油樽の滝」方面は、現在 「土砂崩れのため通行止め」の表示が出ています。
醤油樽の滝の、手前の左急斜面(登るルート上)に崩壊があり、土砂が落ちた模様です。
現在、その上部に根のついた木が 引っかかっていて、落ちそうに見えます。
行かれる方は、迂回するなり 安全面に十分注意を払ってください。
この斜面の手前の滝までは、今までと同じように 行くことができます。

C.登山口「桜平の駐車場」が10/末までに整備されました。(施主:茅野市役所観光課)
分散している駐車場は下記の通り 3か所です。合計約150台分
・P3(第3駐車場)桜平ゲートより、約150m上 約10台→現在、積雪多く進入できません。
・P2(第2駐車場)桜平ゲートより、約500m下 70台→夏沢鉱泉で一部除雪し、10台ほど駐車できます。ここまでは4WD、冬タイヤ、チェーンが必要です。
・P1(第1駐車場)桜平ゲートより、約3km下、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)の約1km上 70台→除雪され、約10台可能。4WD,冬タイヤが必要です。
(冬期、積雪が多くて桜平まで 進入出来ない車両には、たいへん有効です:除雪されているわけではありません)
・人と車が安全に駐車できるように、造成されました。こちらの駐車場をご利用ください。
・ゲート周辺の路肩の駐車場所は、使用できません(駐車する場所に適さないため)。
安全と植生保護のために、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

D.麦草峠は、4/20頃まで冬季閉鎖になっています。車両の通行できません。

<登山口情報:桜平方面 3/9時点>
積雪30~40cm。降雪により状況は一変します。ご心配な方は、前日に状況をお問い合わせください。
・マイカーの方は、安全のため 基本的に分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に駐車をお願いいたします。
ここまで舗装道路であることと、冬用タイヤ、4WDであれば、チェーンがなくとも到達すること がほぼできます。冬用タイヤでも2WD車は、危険です。
・現時点では、冬用タイヤ、4WD車で、後輪に2輪チェーンがあれば、なんとか 桜平P2(第2駐車場)まで入ることができます。
氷の箇所が数か所あるのと、積雪量が増えてきました。チェーンがないと 危険で、上がることが困難です。
分岐から1km入った、桜平P1(第1駐車場)に駐車してください。ここから歩いて桜平まで向かわれることを、お勧めいたします。

すれ違いできませんので、マイクロバス等の「分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)」からの進入は、ご遠慮ください。
法的な規制はありませんが、道路幅が狭隘で危険です。多くの方に迷惑をかける行為になります。ご理解の上、自粛お願いいたします。
・道路幅が狭隘のため、すれ違いなど お互いに譲り合って安全に通行してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より未舗装の道になります。運転にご注意ください

<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

お知らせ

<営業期間について>
硫黄岳山荘 冬期閉鎖中。4/22(土)よりOPEN予定。
根石岳山荘が冬期の週末、好評営業中!
夏沢鉱泉 通年営業中。

■周辺情報
・閉鎖中:赤岳頂上山荘、赤岳天望荘、山彦荘、ヒュッテ夏沢、オーレン小屋、唐沢鉱泉
・営業中:本沢温泉、赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、しらびそ小屋
・期間営業:行者小屋(週末) ※表示期間外は閉鎖

<とっておきのイベント情報!>
ネイチャースクール(硫黄岳山荘オリジナル企画、ぞくぞく!)
更新しました! GWの予定まで企画しています。お気軽にお問い合わせください。
冬の「登山教室」くわしくは、→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2016/natur-school-1.html

<とっておきの情報!>
(1)夏沢鉱泉にご宿泊の方は、茅野駅~登山口の桜平まで無料送迎対応いたしております(年間を通して)。
八ケ岳へアプローチの起点として、下山時の温泉として、送迎をご利用いただきますと、たいへんお得です!
茅野駅東口へ「お迎え」:午前は9:15、午後は15:30(約50分後に桜平着)
茅野駅へ「お送り」桜平発:午前は7:30もしくは8:00、午後は14:00もしくは14:30(約50分後にJR茅野駅着)
事前にご予約が必要です。1名様でも対応可能ですが、定員あります。
(満員、作業日など、対応できない日もございますのでご注意ください。冬期は、お送り時刻が多少変更になります。)

(2)根石岳山荘にお泊まりの方も、先着で 夏沢鉱泉の送迎便を利用することができます。
定員がありますので、ご予約はお早めに!(お願い)メールでお問い合わせください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
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  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
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硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

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