融雪が一気に進んでいるが、登山道の多くはまだ雪。細心の注意が必要
天気・気温
山と周辺の状況
今日は朝から冷たい雨が降っています。
ガスっているので確認はできませんが、気温から察するに谷川岳山頂付近はみぞれの可能性が大きいです。4月になってからは一気に融雪が進んでいます。
センター周辺では春の気配を感じる日も多くなって来ましたが、谷川岳はまだ冬です。
急な斜面や沢沿いでは雪崩が発生しています。細心の注意が必要です。
先月は遭難が2件発生しています。今月も1件発生しました。
しっかりとした装備、計画、体調管理をお願い致します。
谷川岳遭難防止条例に基づく危険地区への登山禁止期間は2017年3月27日(月)~4月28日(金)までの33日間です。
2017年3月27日(月)~4月28日(金)は、期間中も一般コースについては登山可能ですが、ルート・状況によっては雪崩の危険が高いことに変わりはありません。
気温・積雪などの状況により環境は変化しますので、危険地区へ登山される方はくれぐれも気をつけてください。
★重要★
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき危険地区への立ち入りは入山予定日の10日前までに届け出を提出してください。
特に、この時期はバックカントリーでマチガ沢を無届けで滑降してしまう人もいるようですが、これは条例違反にあたります。
雪崩や滑落の危険も高く2月にはヘリコプター救助による遭難も発生しています。
また、条例で規制された危険地区以外の西黒沢や芝倉沢などの滑降でも入山届を提出し、万が一に備えてください。
登山道の状況
登山道の多くはまだ雪です。いたるところにクラックがありますので、通過の際に注意が必要です。
一ノ倉沢までの国道は指導センター先から雪に閉ざされています。
雪崩などの危険個所もあります。ハイキングでも雪山装備が必要です。
ゲートは冬期閉鎖中です。一ノ倉沢のトイレも使用出来ませんのでご注意下さい。
肩ノ小屋は春まで無人の冬季避難小屋となります。トイレは使用できません。
登山装備
アイゼン、ピッケルなど完全な冬山装備でお越しください。ワカンかスノーシューがあった方が良いでしょう。
今の時期は入山者が少なく、ルートファインディングできる力と冬山経験者、完全冬山装備でないと入山は困難です。
谷川連峰の山小屋は冬期閉鎖中です。5月までは無人の冬期避難小屋ですのでご注意下さい。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
注意点
群馬県谷川岳遭難防止条例の施行により3月1日から11月30日までの間に、マチガ沢・一ノ倉沢・幽の沢・および何面の岩場地帯(一般コースを除く)を登山する者は登山届けまたは登山計画書を提出しなければ登山できません。
届出を怠り、あるいは禁止に違反して登山すると処罰されますからご注意ください。条例や危険地区の詳しい内容は、谷川岳登山指導センターのホームページをご確認ください。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm
お知らせ
センターの休憩舎は24時間利用できます。休憩舎のトイレが使用できるようになりました。
センター前の湧き水も出ています。
一ノ倉沢までの国道291号線は、当センター前で通行止めです。
道路には積雪があり凍結していますので、スタッドレスタイヤとチャーン車両でも下りは怖い思いをします。
当センター付近は遭難や事故発生時、警察や緊急車両の出入りがある為、駐車禁止となっています。
昨年の今頃の様子は?
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽