表丹沢・塔ノ岳 | 秦野ビジターセンター

晴れたり曇ったり、冷たい風が吹くこともあり防寒は必要ですが着脱のできる服装で。4/16は丹沢山開き。

堀山の家前後はマメザクラが見頃(2017.04.25 秦野ビジターセンター)
堀山の家前後はマメザクラが見頃(2017.04.25 秦野ビジターセンター)
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天気・気温

04/10(月) 曇 08:50の気温10.8℃

山と周辺の状況

●4月16日に丹沢山開き「第61回秦野丹沢まつり」が開催されます。
会場は、秦野ビジターセンターがある「県立秦野戸川公園」です。
プログラムなどが掲載のパンフレットを、センター内で配布中!
http://www.kankou-hadano.org/tanzawa60/

【自然情報】秦野ビジターセンター周辺 4月10日
花曇りのなか、県立秦野戸川公園内を歩いて来ました。
・ツバメが鳴いていました。「土くって、泥くってしぶーい」と言っていているように聞こえます。
巣作りを開始しています。先ほど鳴いていたツバメが、一生懸命に泥をつけていました。落ちないように、受けを作ってもらっていました。また元気なヒナが生まれるといいですね
・ヒヨドリは満開の桜の蜜を舐めていました。大きな体の鳥なので、花をむしって舐めるのかと思いきや、顔をつっこんで静かに舐めていました。
・足元には スミレ スミレ が咲いていました。暖かくなってくるとあちこちで咲き始めます。
・晴れていたのに急に陰ったり、冷たい風が吹いたり、歩けば汗ばんだりと忙しい気温でした。上着を持つなど、脱ぎ着しやすい服装で調節できるといいですね。

●大倉(標高290メートル 4月10日
天気:くもり   気温:10.8℃(8時50分)

登山道の状況

登山道の状況は刻々と変わります。装備と計画を万全に、時間に余裕をもって登山をお楽しみください。

【登山・積雪情報】4/5
ビジターセンターから見える三ノ塔、二ノ塔は南側は雪も融けた様子が伺えますが、北側や日の当たらない場所では、しばらく雪が残ると思います。

【登山・積雪情報】塔ノ岳 4月3日
登山者情報です。
コース:大倉尾根~塔ノ岳(1491メートル)
天神尾根分岐の少し手前から積雪がありました。
花立山荘まではベチャベチャ雪でとても歩きにくかったです。
花立山荘から上は、まだしっかりと雪が残っています。
曇っていましたが雪で目が眩しくサングラスをしていてよかったです
塔ノ岳山頂に着くと風が強く吹いていて、とても寒く感じました。
下りの時間には花立山荘から下では雪が融け土の部分も見えていましたが、わずかに残ったシャーベット状の雪に足をとられるので危なくて慎重に下りました。

【積雪情報】大倉尾根・鍋割山稜 4月1日
下山者情報です。
コース:大倉尾根~塔ノ岳~鍋割山稜~鍋割山~後沢乗越~二俣~大倉
・大倉尾根
登山道上に雪が出てくるのは、堀山の家付近から。
木道では雪が残りやすいが、土の道では、土が露出しているところもある。
・鍋割山稜  
積雪:深いところで膝上20センチ
トレースはあまりついていない。(風で雪が流されてしまうので)
・鍋割山~後沢乗越
しばらく下りると土が出てくる。
後沢乗越より上では雪が融けはじめている。
※雪がやわらかいのでストックは効かなかった。
※塔ノ岳から表尾根へのコースにはトレースがついていなかった。(10時半時点)
※ちなみに、1日時点で、ヤビツ峠行き路線バスは、積雪に伴う路面凍結等により、秦野駅から蓑毛間の運行とのことです。

【積雪情報】鍋割山・大山 4月1日
・鍋割山山頂  ※鍋割山荘からの情報です。(4月1日 10時30ころ)
積雪:20センチ
吹き溜まりで50センチ~60センチ
・大山周辺 ※大山ケーブル駅からの情報です。(4月1日 朝)
18丁目から山頂までは、吹雪いていました。 
積雪は大山山頂は新雪40センチから50cm、大山阿夫利神社下社:うっすらと積もっている程度

【積雪情報】丹沢山・塔ノ岳 4月1日
・塔ノ岳山頂 尊仏山荘からの情報です。(4月1日 9時20ころ)
積雪:50センチから70センチ
古い雪40センチから50センチ
新雪 10センチから20センチ 
ご主人によると、こんな状況は30年ぶりくらいだ、とのこと。
(山頂の様子は尊仏山荘ホームページ、ライブカメラで見ることができます。)
http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/
・丹沢山山頂 みやま山荘からの情報。(4月1日 9時25ころ)
積雪:80センチから90センチ  多いところで約1メートル
古い雪約70センチ、新雪 15センチ前後
今冬は小雪傾向にありましたが、ここにきて大量の積雪。
登山をされる方は、コースタイムを長めに余裕を持ち、アイゼンなどの滑り止めは必ず携行なさってください。

登山装備

天候によってはまだ冬の登山装備が基本です。積雪、凍結に対応できるように6本爪等の軽アイゼンを携行下さい。
チェーンスパイクが役立つ時もあります。靴は防水性の高いものが必要です。
防寒・防風装備(手袋、帽子など)は必携です。
登っている時は暑いので、脱ぎ着の出来る服装をおすすめします。

注意点

●登山のポイント
丹沢は交通の便がよく、気軽に楽しめる山である一方、やせ尾根や鎖場のある険しい山でもあります。毎年、遭難事故が絶えません。過信せずにゆとりある登山計画をし、装備を万全にしてお出かけください。

●万が一に備えて、登山届(登山者カード)を出しましょう。
・大倉バス停、ヤビツ峠、秦野駅、渋沢駅などには、登山者カード投入箱があります。
・オンラインでも提出できます。 http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesg0004.htm

●山岳トイレを使用した際には、トイレ紙の持ち帰りとチップ100円のご協力をお願いします。

●多くの登山者が登る大倉尾根は、大倉から塔ノ岳まで標高差が1200mあり、登りごたえのある
登山道です。足を痛める方も多いので、ご注意ください。

塔ノ岳や三ノ塔山頂は風が吹き抜けることが多く、体感温度が下がります。
休憩時は早めに防寒着を身に着け、身体を冷やさないようにしてください。

日が暮れるのが早いです。人工林内は特に暗くなるのが早いので、早めの行動を心がけ、ライトを忘れずに持参してください。

●テント設営の禁止について
丹沢は、指定地以外でのテントの設営は原則禁止となっています。指定された場所をご利用いただくか、山小屋をご利用ください。
※テントの設営は仮設工作物の設置に該当し、禁止となっています。

●県からのお知らせ 「ツキノワグマによる被害を受けないために」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f3813/

●大倉登山口情報
・大倉周辺の駐車場は満車になることがあります。大倉まではなるべく路線バスをご利用ください。
 登山者が多い時期は臨時バスが出ることがあります。
・大倉バス停前には食堂や小売店があります。休業日にあたることもあるので、ご注意ください。
・大倉バス停前には靴洗い場、トイレ、秦野ビジターセンターがあります。

お知らせ

●神奈川県立秦野ビジターセンター
大倉バス停の奥、県立秦野戸川公園パークセンターの中にあります。
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/
・開館時間 09:00~16:30 4月1日から年末年始以外は毎日開館します!

●イベント
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/event.html
・丹沢トーク 毎月第2・4土曜日  午後1時30分~午後2時 秦野ビジターセンター展示室にて
・企画展「いのち はぐくむ丹沢」~その自然とくらし~ 
5月13日(土)~7月9日(日) 丹沢の自然と人との関わりについて、丹沢資料保存会所蔵の貴重な写真や文献等をとおしてご紹介します。(展示作成:丹沢資料保存会)
※開館中はいつでも無料でご覧いただけます。
・自然教室(要申込) 11月中旬に開催予定 

昨年の今頃の様子は?

宮ヶ瀬湖畔では、晩春の花々が開花していました2023.04.24

シロヤシオは標高1400m付近で咲き始め2023.05.05

行者ヶ岳~三ノ塔ではシロヤシオが満開2023.05.11

秦野ビジターセンター周辺の過去の様子

  • ミツマタ(髭僧の滝分岐付近)
  • 塔ノ岳山頂から見た丹沢主脈から丹沢主稜
  • 蛭ヶ岳から檜洞丸、富士山方面の眺め
  • 氷の華(シモバシラ)
  • 三ノ塔公衆トイレ (2022年12月撮影)
  • 花立から見た鍋割山稜
  • 政次郎ノ頭付近から塔ノ岳方面
  • ヤマビル
  • コゴメウツギ。三ノ塔山頂付近はまだ蕾です。
  • シロヤシオとトウゴクミツバツツジ

秦野ビジターセンター

電話番号:
0463-87-9300
連絡先住所:
秦野市堀山下1513

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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塔ノ岳 標高 1,491m

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 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

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