山の新緑が眩しいです。暑くなってきましたので、水分補給はまめに行いましょう

天気・気温

山と周辺の状況

高気圧の後ろ側に入り、やや雲の多い天候です。空気はやや乾燥気味で、ここ何日間かの中では比較的に登りやすい天候でした。

観光道路を市内から登ってくると、ミズキや ナナカマド ナナカマド の白い花が目立つようになり、また タニウツギ タニウツギ のピンクの花が綺麗に咲いています。登山口から登山道に入ると大山寺付近ではオドリコソウ、コンロンソウ、カキドオシ、 タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ 、シャガと色とりどりの小さな花が咲いています。

この時期になると、まず出てくるのがブト（ブヨ）です。ブトは人間が吐く息の中の二酸化炭素によってきます。
蚊のように肌を刺すのでなく、肉を噛み切り血を吸いながら毒を注入するので、非常にやっかいで、人によってはかなり腫れてしまうこともあります。虫除けスプレーを吹いても汗で流れてしまうので、コマめに吹いてください。

また肌だけでなく、衣服に吹きかけるのも効果的です。口を開けて呼吸をしていると口の中まで入ってくることがあるためにネットを被るのも方法ですが、難点は視界が遮られることです。

それ以外でも登山道は危険ヵ所がたくさんあるので注意してください。

登山道の状況

登山道の雪はすっかりなくなりました。7合目を過ぎてからは沢にまだ雪が残っており、涼しい空気を感じられます。

登山道の危険な箇所は特にはありませんが、初めて大山に登る方は階段が苦手のようで、かなり苦労されているようです。不安な方は、山での歩き方の基本を学びましょう。

最近、危険に対する意識の低い登山者が目立ちます。
先日、とあるグループが7合目を過ぎた標高1500ｍ付近で休憩をしていたのですが、全員が崖のほうに寄った状態で、中には登山道を外れて草付きの崖の途中で腰掛けていました。あまり広い場所でもなく、一歩気を抜けば、そのまま転がり落ちてもおかしくない状況でした。

山を楽しく登るのは良いことですが、少なくともリーダーは、潜在的な危険にもっと気を配ってください。そうしないと楽しい山行も台無しですし、山での事故が減りません。

登山装備

基本的な登山装備が必要です。ブヨ（ブト）虫を避けるために、虫避けスプレーやハッカ油があるといいでしょう。

服装に関しては、できるだけ薄着でスタートしてください。また汗をかくことにより、上昇する体温を下げることができ、水分を補給することで熱中症を防ぐことができます。水分補給はこまめに行ってください。

レインウェアの上着は必ずお持ちください。雨具としてはもちろん、汗をかいた上に山頂で風が強い時の防寒具にも使えます。安い雨具はすぐ破れて使えませんので、ご注意を。

注意点

今年も山頂避難小屋の売店には平日に日本山岳ガイド協会の上野ガイドがいますので、声を掛けてみてください。
営業は11月までは無休ですが、悪天候であれば予告無しに休みますのでお気をつけください。
平日は日本山岳ガイド協会の上のガイドが常駐していますのでご利用ください。
ご利用にあたっては必ず小銭をご用意を。

営業に関するお問い合わせは
チロル＆白樺（0859-52-2821）まで。

お知らせ

登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼も受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会正会員 　登山ガイド　久保昌之
中国山岳ガイド協会
事務局　090-7999-2931
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1　　休暇村　奥大山
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は？

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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