急速に雪が融けて、ミズバショウもたくさん咲いてきました。下ノ大堀や東電小屋~東電尾瀬橋あたりで多く見られます
天気・気温
山と周辺の状況
山の鼻ビジターセンターの周りでは急速に雪が解け、植物が芽を出しています。気付かなかった所に見たことの無い植物が芽吹いているなど、毎日の観察がとても面白い時期です。
尾瀬ヶ原では、各所で
ミズバショウ
ミズバショウ
がキレイに咲き始めています。下ノ大堀、東電小屋~東電尾瀬橋あたりで、多く見られます。山ノ鼻研究見本園でも雪もようやくとけてきて、
ミズバショウ
ミズバショウ
がとても綺麗に咲いています。
今の時期は
ミズバショウ
ミズバショウ
目的の人が多いですが、ほかにも、さまざまな花が楽しめます。
リュウキンカ
リュウキンカ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
ザゼンソウ
ザゼンソウ
、
キクザキイチゲ
キクザキイチリンソウ
などが見ることが出来ます。
また、生き物も、春の訪れを知らせてくれる時期です。池塘を覗き込むと、ヤマアカガエルというカエルの卵(卵塊)を見ることが出来ます。アカガエルの仲間はまだ寒い時期に産卵し、他のカエルと産卵時期をずらします。
通常、2月~4月の時期に産卵するのですが、ここ尾瀬では、気温が上がる雪解けの今の時期に産卵します。
また、暖かくなるにつれてツキノワグマも動き出します。尾瀬は自然豊かでツキノワグマの生息地です。不用な事故を防ぐためにも、クマ鈴をつける等して人の存在をクマに知らせるようにしてください。
もしクマを見かけても写真を撮ったりせず、刺激させないようゆっくりと後ずさりをして逃げてください。
山ノ鼻からの日の出は午前5時前後、燧ヶ岳右肩から見ることが出来ます。「マジックアワー」と呼ばれるこの時間帯はカメラマンの皆さんにはベストショットを撮ることが出来る時間帯です。
日の出直後、朝霧ただよう中、早起きをして素敵な一枚を撮られては如何でしょうか?
登山道の状況
鳩待峠から山の鼻までは、まだ雪に対する装備が必要です。踏み抜きなどの危険もあります。通行の際には十分に注意して下さい。
尾瀬ヶ原の木道は、だいぶ雪が融けて見えてきていますが、まだまだ雪が被っている所もあります。踏み抜きには十分に注意が必要です。山ノ鼻・見晴間は、すべて木道が出ています。
燧裏林道や平滑ノ滝・三条ノ滝方面はまだ残雪が多く、特に「うさぎ田代分岐~尾瀬ヶ原休憩所」の区間は滑落等の危険性があるため、6/1現在、通行止めとなっております。
全体的に、残雪が多く残っているため、道迷い等には十分注意してください。
■至仏山の残雪期の登山道閉鎖について
残雪期の植生保護のため、5月8日(月)~6月30日(金)の期間中は至仏山登山道が閉鎖されます。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/77931/
登山装備
十分な防寒対策と、雪に対する装備が必要となります。
注意点
シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。
お知らせ
今シーズンも、よろしくおねがいします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: