火打・妙高山 | 高谷池ヒュッテ

例年に比べ残雪が多く、夏山状態までには半月お待ちください。アイゼン+ピッケル必携。滑落や道迷いに注意。

大倉乗越まだ雪があります。(2017.06.22 高谷池ヒュッテ )
大倉乗越まだ雪があります。(2017.06.22 高谷池ヒュッテ )
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天気・気温

06/28(水) 曇時々雨
長野市の天気予報
明日
20℃
7℃
明後日
晴時々曇
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日は晴。
本日は曇時々雨 フリースを着てちょうど良いくらいの気温です。

小屋周辺の融雪は進んでいますが、高谷池もまだ雪の下です。上に乗るのはそろそろ危なくなってきました。

まだ小屋付近ではほんの少しだけ地面が出た程度でまだ緑の気配は全くありません。
この雨で融雪が進むと、雪解け箇所から綠が顔を出すでしょう。
お花はそれからです。見頃になるのは7月中旬以降になりそうです。

昨年は記録的に雪が少なかったのですが、今年は昨年とは違います。

登山道の状況

この時期が一番道迷いが多い時期です!
計画をしっかりして、地図コンパス、GPSを使いこなしてから山に入ることをお勧めします。

●笹ヶ峰~妙高山は、お勧めしておりません
今年は例年に比べても雪がたくさん残っております。雪を求めて来る方以外の登山は、あと半月待ったほうが良いと思われます。お花も咲いてません。

・笹ヶ峰~火打山
笹ヶ峰登山口(1315m)~十二曲上(1900m)までは、雪も無く夏道通り。
富士見平付近(2000m)は、まだ登山道が雪の下だったり、出ていたりで迷いやすい、少し登山道を外してしまうとヤブに阻まれて道を失ってしまいます。
高谷池、天狗の庭(2100m)は、まだほとんど雪の下
ライチョウ平(2300m)は、 稜線のため登山道が出ています。
山頂直下 まだ雪が残っております。

※ヒュッテから妙高山方面はピッケル、前爪アイゼン必携です。しっかりとした装備と計画をお願いいたします。
妙高山へは斜面のトラバースがあり前爪のある10~12本アイゼンとピッケル必携。6本爪では危険。
火打山は6本爪程度で大丈夫でしょう。アイゼンなしは危険です。
どちらも基本は早朝に出発し午前中に登山です。装備の油断は禁物です。

登山装備

まだ雪に対応できる装備が基本です。梅雨に入り防寒防水に注意。
妙高山 前爪のある10~12本アイゼンとピッケル必要。
日中は雪目にならないようにサングラスが必要。日焼け止めもあるとよいでしょう。
道迷いも多い時期、コンパスと地図など自分でナビゲーションできる装備も用意しましょう。

注意点

残雪による滑落や道迷いが発生しています。
装備の油断なく、天気をよく見て、この時期の経験者との同行がよいでしょう。

●携帯電話通話状況
笹ヶ峰登山口はauの携帯電話開通。笹ヶ峰キャンプ場付近、笹ヶ峰グリーンハウス付近、笹ヶ峰牧場付近で使えます。
現在のところ笹ヶ峰登山口で使用できる携帯電話は 「NTT docomo」と「au」です。

お知らせ

●高谷池ヒュッテ
2017年度の営業は、4月15日から11月2日泊までの予定。

※2017年は来シーズンリニューアルオープンに向けて、改装中です。
・定員が25名となっております。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力お願いいたします。
・自炊室が使用不可となっておりますので、
自炊のご希望の方は一式をご持参ください。

予約は杉野沢観光協会で受付
詳しくは、杉野沢観光協会WEBへ
http://www.suginosawa.com/koyaike_yoyaku/

昨年の今頃の様子は?

2023年は4/29から営業(宿泊要予約)。予約受付中(WEB&電話)。妙高はスカイケーブルGW運休2023.04.18

高谷池ヒュッテ周辺の過去の様子

  • 初霜です。木道がとても滑りやすくなっています。足元に注意ください
  • まだまだ雪上のテント場  7月中旬にはぬかるみになるかも・・・
  • 標高1800m付近シラビソの森から雪の量が大幅に増加します。
  • 雪の重さに耐えていました。奥に見えるは白馬方面。
  • テントサイトは雪上です 
  • 今朝の高谷池ヒュッテ
  • 雪の階段から火打山
  • 過去の画像になりますが、富士見平を過ぎて、高谷池ヒュッテ
が小さく見え始めるトラバースは通行注意。冬山装備必携です
  • 今年は例年より残雪が多く、一定の登山装備と登山スキルが必要
  • 今朝の火打山
  • 今期小屋閉めいたしましたので御礼を兼ね、小屋閉めのご報告をさせていただきます。
  • 完全に雪山となりました。黒沢橋で積雪20センチ。くれぐも雪山装備でお越しください(要前爪アイゼン)

高谷池ヒュッテ

電話番号:
0255-72-0021
連絡先住所:
〒944-8686 新潟県妙高市栄町5-1

地図で見る
http://www.city.myoko.niigata.jp/kouyaike/2287.html

施設の詳細を見る

関連する山

新潟県 / 妙高山とその周辺

火打山 標高 2,462m

 妙高戸隠連山国立公園に属している「頸城三山」の最高峰である。活火山の焼山とコニーデ型の妙高山に挟まれているので、山名が示すように、かつては同系の火山と思われていたが、山体の基盤は新第3紀層の堆積岩と迸入したひん岩で、海生動物類の化石も発見されている。  江戸時代の『越後野志』に、「難波山の南、妙高山の北にて両山の中間に在り、数峰の嶮巌並び列れり、宛も燧石を並べ立つるが如し、故に名付くと云う」との記述がある。昭和30年代に山頂の三角点標石を立て替えた際に、鎌倉時代の作と見られる銅製の十一面観音懸仏が2体発掘されたというから、遠い昔には信仰登山が行われていたのであろう。  妙高山の賑わいに比べると登山者は少ないが、ヒュッテがある高谷池(こうやいけ)周辺の標高2000mを超える高層湿原は植生が多彩で、北アルプスの白馬岳周辺を除けば新潟県内で唯一のライチョウ生息地でもある。  笹ヶ峰の国民休暇村から富士見平経由の南面コース(笹ヶ峰から4時間30分で山頂)が一般に利用されているが、北東面の矢代川流域や、能生谷の渓谷遡行、積雪期のルート開拓などを地元の山岳会が行っている。

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雨飾山 標高 1,963m

妙高山群の西端に隆起する山で、北陸本線の糸魚川から大町に至る大糸線の根知(ねち)駅、中土駅から入山する。姫川沿いの街道から仰ぎ見る雨飾山は、海谷山塊の岩峰、駒ヶ岳を近景として、猫ノ耳と呼ばれる双耳峰を聳立させており、昔から「塩の道」を往来する旅人に親しまれてきた。山麓の住民は毎年5月5日に風祭りの登拝行事を続け、頂上の石祠に御神酒を捧げて風除け、豊作を祈願してきたといわれる。 登山の対象としては、昭和の初めごろから注目されてきたものの、雨飾温泉から薬師尾根道の伐開が昭和37年、小谷(おたり)温泉からの道は同44年、姫川温泉から横川林道経由の道が同52年と、一般の登山者に解放され、注目されだしたのは近年のことである。 山容は第3紀層を貫く閃緑ひん岩でドーム状を呈し、南面の布団菱と称する乳灰色の巨大な岩壁は壮観で、前沢奥壁とともにロッククライミングの対象とされている。 一般路は雨飾温泉、小谷温泉コースが、いずれも約4時間で登頂できる。また、昭和47年に雨飾温泉から海谷の鋸岳への登山道が新設され、同岳の南鞍部から雨飾山への巡回道もでき、登山者の関心を呼んでいる。 雨飾温泉へのアクセスは、糸魚川駅から登山タクシー「雨飾山登山タクシー(予約制)」が出ており、片道1000円(2019年現在)と利用しやすい。

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妙高山 標高 2,454m

 連聳する火打山と活火山の焼山を合わせて、「頸城三山」と称する山塊の代表といえよう。越後富士とも呼ばれる秀麗な山容と、赤倉、池ノ平、関、燕などの温泉群、そして山裾に展開する多くのスキー場が県内外の耳目を集めて、関東、関西方面の観光客にも知名度が高い。信越本線の妙高高原駅や関山駅から各温泉へバスの便がある。  古名を「越の中山」と呼び、「名香山」とも書かれたのが、仏典の須弥山に付会して「妙光」から「妙高」と改名され、信仰の山として開かれた。江戸時代の文献に「義経記に妙観音岳と書く、信越の境に在りて高山なり、峰に祀廟あり阿弥陀仏を安置す。木曽義仲の護念仏なりという。毎年六月二十三日に諸人登山して香花を奉る」とあり、現在も上越市周辺では講中をつくり、ナンボイサンと称する信仰登山が続けられている。  雄大な裾野の広がりは第4紀のコニーデ複式火山によるもので、外輪山の神奈山、三田原山、赤倉山に囲まれた中央火口丘の真山は「日本岩」が屹立する溶岩原で、約400mの距離がある平頂となっている。  登山コースは東面の燕、赤倉、池ノ平温泉や南西面の笹ヶ峰牧場からと多様で、各登山口から4~5時間で頂上に達するが、燕温泉から北地獄谷、天狗堂跡経由の道が多く利用され、富士登山と同じく、深夜からライトを頼りに登って、頂上でご来光を拝む登山者が多い。  かつては妙高山から大倉乗越を経て火打山、焼山へと縦走する人も多かったが、焼山が昭和49年の夏に爆発して3名の登山者が遭難した。以後も噴火の危険があるとして中腹以上の登山が禁止されている。したがって登山者に好まれた三山縦走はできなくなったが、火打山への縦走は可能である。  頂上には勝軍地蔵が祭られており、阿弥陀堂は強風で倒壊したのか、北地獄谷の岩壁のテラスに残骸を見たことがある。  外輪山の神奈山は、燕温泉に覆いかぶさるような大断崖を屹立させているが、東方の関温泉から幕ノ沢とハルイ沢の中間尾根に開かれた登山道があり、大倉谷を隔てた妙高真山の巨体を眺めながらの登高が楽しく、大倉新道を経てたどり着く黒沢池ヒュッテは、火打山と妙高山へ登る拠点となっている。  登山とは別に、山麓を巡るハイキング・コースも多いので、赤倉や池ノ平の温泉に浴して、シラカバ林の道をたどったり、国民休暇村のある笹ヶ峰牧場でのキャンプ生活は、自然の息吹きに包まれて、野鳥や植生観察を楽しめる。

ユーザーの登山記録から