表丹沢・塔ノ岳 | 秦野ビジターセンター

風が爽やかで8月に比べると歩きやすく疲れを感じなくなっています。朝晩は涼しくなってきて、秋の気配が感じられます。

カエデが少し色づいてきました(2017.09.25 秦野ビジターセンター)
カエデが少し色づいてきました(2017.09.25 秦野ビジターセンター)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

09/05(火) 晴れ、8時55分現在22.4℃

山と周辺の状況

9月に入り、朝晩は涼しくなってきて、秋の気配が感じられます。まだまだ、セミの鳴き声が賑やかですが、日が暮れるとコオロギやキリギリスの仲間など、秋の虫が賑やかに鳴き始めています。
登山中も、風が爽やかで8月に比べると歩きやすく疲れを感じなくなっています。

周辺には秋の花が咲くようになっています。アキノタムラソウ、 センニンソウ センニンソウ キンミズヒキ キンミズヒキ 、ヒヨドリジョウゴ、ハンカイシオガマ、マルバダケブキ、シロヨメナなどが咲いていました。

また、ツツジの葉はかすかに色づき始め、熟れたノイチゴ(バライチゴ)が沢山見られるなど、初秋の兆しを感じるようになっています。

登山道の状況

周辺の登山道で通行に問題のある箇所は特に報告されていません。
登山道の状況は刻々と変わります。装備と計画を万全に、時間に余裕をもって登山をお楽しみください。


●「小丸尾根」通行止め
・実施作業:危険木の調査・伐倒木処理および歩道処理
・歩道・二俣小丸線周辺
・予定期間:当面の間
鍋割山方面への登山をご計画されている方はご注意願います。詳細はURLをご参照ください(http://hadanovc.blogspot.jp/

※ヤビツ峠公衆便所は洗浄水用として井戸水を利用していますが、渇水などによる井戸枯れのため利用できない状況が多発しています。ヤビツ峠を経由して登山を計画されている方は、携帯トイレを持参していただくか、事前に最寄りの駅や近隣の公衆便所をご利用ください。

注意点

●大倉登山口情報
・大倉周辺の駐車場は満車になることがあります。大倉まではなるべく路線バスをご利用ください。
 登山者が多い時期は臨時バスが出ることがあります。
・大倉バス停前には食堂や小売店があります。休業日にあたることもあるので、ご注意ください。
・大倉バス停前には靴洗い場、トイレ、秦野ビジターセンターがあります。

●万が一に備えて、登山届(登山者カード)を出しましょう。
・大倉バス停、ヤビツ峠、秦野駅、渋沢駅などには、登山者カード投入箱があります。
・オンラインでも提出できます。 http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesg0004.htm

●山岳トイレを使用した際には、トイレ紙の持ち帰りとチップ100円のご協力をお願いします。

●多くの登山者が登る大倉尾根は、大倉から塔ノ岳まで標高差が1200mあり、登りごたえのある登山道です。足を痛める方も多いので、ご注意ください。

●テント設営の禁止について
丹沢は、指定地以外でのテントの設営は原則禁止となっています。指定された場所をご利用いただくか、山小屋をご利用ください。

お知らせ

●神奈川県立秦野ビジターセンター
大倉バス停の奥、県立秦野戸川公園パークセンターの中にあります。
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/
・開館時間 09:00~16:30 4月1日から年末年始以外は毎日開館します!

●イベント。
・自然教室「丹沢の森と水のひみつ探検隊」11月11日(土)*要申込 
 内容:水源の森ってどんなところ?宮ヶ瀬周辺の沢や森で丹沢の森と水のひみつを探ろう! 
対象: 小学生とその保護者 30名
 参加費:1人 500円(保険代・資料代込)+その他必要経費 
締切:10月26日(木)必着
※申込方法についてはお問い合せください。

昨年の今頃の様子は?

新緑が目立ち始め、春の花も続々開花中!2023.04.03

宮ヶ瀬湖畔では、晩春の花々が開花していました2023.04.24

秦野ビジターセンター周辺の過去の様子

  • ミツマタ(髭僧の滝分岐付近)
  • 塔ノ岳山頂から見た丹沢主脈から丹沢主稜
  • 蛭ヶ岳から檜洞丸、富士山方面の眺め
  • 氷の華(シモバシラ)
  • 三ノ塔公衆トイレ (2022年12月撮影)
  • 花立から見た鍋割山稜
  • 政次郎ノ頭付近から塔ノ岳方面
  • ヤマビル
  • コゴメウツギ。三ノ塔山頂付近はまだ蕾です。
  • シロヤシオとトウゴクミツバツツジ

秦野ビジターセンター

電話番号:
0463-87-9300
連絡先住所:
秦野市堀山下1513

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

塔ノ岳 標高 1,491m

 表丹沢の中心に位置し、丹沢で最も人気のある山。秦野(はだの)市、山北町、清川村の境にある。昔は山頂一帯がうっそうとしたブナ林であったというが、今は全くその面影もない明るい山頂になっている。天気のよい休日ともなれば、多くの登山者が赤土と石ころの山頂で、車座になって休んだり昼食をとっているが、これなど塔ノ岳山頂の見慣れた風景である。  昔は山頂の北側に尊仏岩という高さ3丈、約9mほどの大岩があったと記録されている。そのためこの山は尊仏山とか孫仏山とも呼ばれた。山麓の人々は尊仏の大岩を「お塔」と呼んで信仰の対象とし、特に雨乞いの神としてあがめていた。そのためこの山を「お塔の山」と呼び、それが「塔ノ岳」になったという。その意味からすると、一般に使われている塔ヶ岳より、塔ノ岳が正しいことになる。  塔ノ岳のお祭りは毎年5月15日に行われ、近在の農民が登ってきては大いに賑わい、お塔の大岩の下の土を掘っては田畑にまいて豊作を祈願したという。このお塔の大岩は大正12年(1923)の関東大震災のときに、北西の大金沢に崩れ落ちてしまったという。  また祭りの日の山頂は賭場が開帳され、関東一円から親分、子分が登ってきたという。そしてこの賭場は、なんと第2次大戦後の昭和25年ごろまで続いていたというから驚きである。  山頂には尊仏岩にちなんだ尊仏山荘があり、通年営業している。山頂からの展望はすばらしく、丹沢山塊の全貌が眺められ、さらに富士山から南アルプスにかけての大展望、また相模湾と伊豆の島々など欲しいままの展望が得られる。  登山コースは各方面から整備されているが、その代表に大倉尾根経由のコースがある。小田急線渋沢駅からバス大倉下車で3時間で塔ノ岳に達するが、このコースはあまりにも多くの人に歩かれているため、赤土の登山道が崩れたり、深い堀割状になってしまい、そのため登山道全体が階段状に補修されている。なるべくなら塔ノ岳へは、大倉尾根以外のコースを利用することをお勧めしたい。  まず、表尾根は秦野駅からバスでヤビツ峠下車、三ノ塔を経て4時間で塔ノ岳。政治郎尾根は大倉から戸沢出合を経て表尾根の行者岳へ出る。大倉から行者岳まで3時間30分、行者岳から表尾根を経て塔ノ岳まで1時間20分、合計約5時間。訓練所尾根コースは大倉から四十八瀬川沿いの林道を歩き、二股の少し先の尾根を経てブナの美しい小丸へ約3時間30分、小丸から塔ノ岳へは40分で合計4時間強。このほかに玄倉からユーシンを経る静かなコースもある。

神奈川県 / 丹沢山塊

鍋割山 標高 1,272m

 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報