槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

10/2初雪が降りました。紅葉の見頃は氷河公園より下へ。防寒装備(手袋や帽子も)必携です。低体温症対策にこまめなエネルギー補給を!

好天となりましたが、今日も寒い1日。(2017.11.01 槍ヶ岳山荘 )
好天となりましたが、今日も寒い1日。(2017.11.01 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
8℃
明後日
19℃
7℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
高山市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
9℃
明後日
17℃
6℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

10/2の朝、槍ヶ岳山荘や南岳小屋などの立つ稜線では雪が降り始めました。
槍ヶ岳山荘では少し雪でしたが、すぐに雨に変わりました。
南岳小屋では最初パラパラ降っていましたがすぐに風も強くなり、吹雪状態となりました。歩かれている方々はとても寒そうでした。スタッフも「我々も雪だ~!!!」なんて騒いでる余裕もないほど、寒すぎました…。
いずれも積もるような雪ではありませんでした。

本日は晴れ
槍ヶ岳から見ると、周囲は晩秋と言ってもいいくらの様子です。
紅葉は氷河公園よりしたに下って行きました。

登山道の状況

主なルートで大きな支障はありません
天候や気温により凍結したり霜が降りたりしています。

●槍沢~槍ヶ岳 支障ありません
●槍ヶ岳~南岳 支障ありません
●表銀座方面 支障ありません。
●飛騨側
・西鎌尾根、飛騨乗越 通行に支障ありません。
・南岳新道 ルートが荒れており、山に慣れない方やお子様は入らないように。

登山装備

3000m級の晩秋の登山装備が必要。雪がくるかもしれないと思って準備してきて下さい。
防寒着(手袋や帽子なども)と雨具は必携です。ザックの中の防水対策もしておきましょう。
靴も防水の靴が必須です。
※スニーカーでは登れません。

登山道が凍結する時期ですが、この時期の凍結にアイゼンは使えません。

注意点

・日没も早くなりました。早めの小屋着をお願いします。

・低体温症に注意
防寒、濡れ対策、そして、悪天候時も行動食等でこまめなエネルギー補給をして、低体温症にならないように気を付けて下さい。

営業小屋の終了も近くなりました。
槍ヶ岳山荘系列の大天井ヒュッテと南岳山荘は10/14までです。
近隣でも営業終了する小屋が出てくるので、小屋利用は営業日の確認をお願いします。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

●予約と混雑状況
・予約は「海の日連休~シルバーウィーク終りくらいまで」で「4名様以上のグループ」のみご予約承ります。
「本当に大丈夫なのでしょうか?」という電話をよく受けますが、大丈夫です。
槍ヶ岳山荘は場所がら、混みあっていて泊まれません。ということはありませんのでご安心を!
こちらである程度の人数を把握するための予約であり、食事の申し込みも着いてからの受付で間に合います!
・予約は、部屋を確保するための予約ではありません。
・予約は 先着順ですのでご了承ください。
※個室の予約は受け付けていません。

・予約と山の安全とゴハンの支度
どの山小屋も晩ご飯の準備があります。
また、日没になるにつれ危険なことはたくさんあります。
寒くなります。ヘッドライトだけでは想像以上に山は暗いです。
野生動物と遭遇する場合もあります。
遅くても16:00までには到着してください。
自分の体力などを考えて15:00~16:00に到着できるプランを立ててお越しいただければと思います。

●テント場
週末を中心にたくさんのテントが張られます。到着はお早めに。
ごみはお持ち帰り下さい。

●Softbank 繋がります
SoftbankユーザはWiFiまで使えるようになりました。
(現段階では槍ケ岳山荘の館内のみの対策ですので、槍ケ岳の登山道すべてでつながるようになった訳ではありません。館内においても場所によって電波の強弱があります。)

<系列の小屋のお知らせ>
●大天井ヒュッテ
個室の無料サービスについて
平日には2名様以上にて個室を無料(御宿泊料は通常通りです)でご利用頂けます。
10月13日(金)までの平日(連休・土曜日以外)
無料個室をご希望のお客様には事前にご希望をお聞きしますが、当日の御到着順とさせて頂きます。
・今シーズン最終企画・最後のイベント「さよならパーティー」
ご希望の方は事前のご予約を090-1401-7884までお願いいたします。
http://www.yarigatake.co.jp/news/otenjo/2017/09/post-41.html

●2017年系列小屋営業日 各山荘への連絡は07:00~20:00(岳沢06:00~)
・槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・槍沢ロッヂ 0263-95-2626 または 090-3135-0003
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・南岳小屋 090-4524-9448
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・大天井ヒュッテ 090-1401-7884
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・岳沢小屋 090-2546-2100
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

昨年の今頃の様子は?

2023年の営業は4/27~。宿泊は要予約。予約は宿泊予定日一ヶ月前の朝9時から受付2023.03.27

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。
  • 山荘前 雪かき必要な程の積雪です
  • 槍ヶ岳初雪 早朝はもう少し白かったようです
  • 登山の日 奥穂山頂(日の出前) 岳沢ヒュッテスタッフ撮影
  • 今朝の気温は-1.4℃。本格的に氷の張る季節がやって来ました。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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