燧ヶ岳は初冠雪、冬が訪れようとしています。草紅葉の色はより深まり、周辺の樹木の色付きも見ごろを迎えています。
天気・気温
山と周辺の状況
今日の尾瀬沼の朝の気温は1.3℃まで下がり、見上げる燧ヶ岳の山肌はうっすらと白く見えています。本日、初冠雪となりました。なお、初霜は9月29日でした。
大江湿原は草紅葉の色はより深まり、周辺の樹木の色付きも見ごろを迎えています。
湿原を彩った花は、すでに種を実らせていて、ゴマナは綿毛を広げて2回目の花を咲かせているようにも見えます。
そんな中でエゾリンドウだけが、寒さに葉を赤く染めながら、草紅葉の中で最後の輝きを見せています。
林内は針葉樹の緑の中で、落葉広葉樹の赤や黄色の色付きが鮮やかに映えています。大江湿原の三本カラマツも少し黄色くなってきました。
尾瀬の秋は足早に過ぎ去り、冬が顔をのぞかせています。尾瀬に入ることができるのも今シーズンはあと少し。最後の美しさをぜひ味わいに来てください。
なお、10月の尾瀬は大変冷え込みます。防寒着や雨具、着替えなどを携行して、体を冷やさない対策を十分にしてお越しください。
登山道の状況
木道に霜が降りると、滑りやすくなります。とくに朝は十分に注意して歩いてください。
●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。岩が多いため転倒に気をつけてください。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。
●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。
●三平下~大清水
とくに問題箇所はありません。ブナやミズナラの森が続き、森林浴を満喫できます。ただし、クマの目撃情報も多いので、注意してください。
登山装備
10月の尾瀬はかなり寒いので、防寒対策を十分に行ってください。
注意点
クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください
お知らせ
10月7~9日にかけて『葉っぱWEEK』イベントを開催いたします。
■葉柄のオリジナル手ぬぐい作り
尾瀬にある葉の形や種類を学びながらオリジナルの手ぬぐいを作りましょう!
実施日:10月7~9日(土~日)
受付時間:7時30分~15時まで
製作時間:15分~30分程(作成後乾かす時間が上記時間以外に発生します)
材料費:500円(実費)
開催場所:尾瀬沼ビジターセンター
尾瀬沼ビジターセンターでは、10月21日(土)22日(日)の2日間『秋の特別授業』を開催いたします。
10月21日(土)
■尾瀬のミニツアー
尾瀬沼VC周辺を職員がお客さんと一緒に周りながら自然解説をします。
開始時間:9:30~ 30分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス
10月21日(土)夜
■星空観察会
職員の星解説を聞いて、尾瀬の満天の星を眺めましょう。
開始時間:19:00~ 45分程
定員15名程度 当日予約制
※天候等により星空が見られない場合には、プラネタリウムソフト等を利用した館内イベントに切り替えさせていただきます。また、22日の夜も行う予定です。
10月22日(日)
■朝イチ観察会
尾瀬のミニツアーの拡大版。ミニツアーより+15分、朝早くからの観察会です。
開始時間:7:30~ 45分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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