南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

紅葉が遅く椹島は今が見頃。ライブカメラで見えない稜線北面は雪があります。登山は慎重に。営業は11月5日まで。

椹島のテント広場(2017.10.26 椹島ロッヂ)
椹島のテント広場(2017.10.26 椹島ロッヂ)
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天気・気温

11/01(水) 椹島ロッヂ 快晴 
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
25℃
10℃
明後日
晴のち曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 16:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
14℃
明後日
晴のち曇
25℃
14℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日快晴 朝の気温は氷点下になるかならないかくらいです。
遅れていた紅葉ですが、ちょうど今が椹島で見頃となっています。

※例年紅葉の見ごろは、10月中旬~10月末が二軒小屋ロッヂ周辺。 10月下旬~11月初めが椹島、11月上旬~11月中旬に畑薙第一ダム周辺です。

稜線に降った雪はかなり融けていますが、北面などでは一部残り根雪になるかもしれません。
融けた雪が再凍結したり、沢付近では目に見えないのに薄く凍結していたりと、登山道の見極めが必要な時期です。
すでに転落事故もあり慎重な対応をお願いします。

椹島ロッジの営業は11/5までです。
稜線の小屋はすべて営業を終了しています。
もう夏山ではありません。夏山と同じ状態では登れません。

お電話でお問い合わせ頂いた時に、上に雪がある事をお伝えしています。
中には驚かれる方や、まだ夏山同様だと思っている方がいました。例年にないお問い合わせに心配になりました。
ライブカメラは雪のない山の東面を映していているので雪はないものと思われるようですが、北面には雪があります。
アイゼンは必要です。ストックも欲しいです。
椹島まで来て「装備は重いから置いていく」という方がありましたが、標高1000mの椹島と標高3000mの稜線では全く状況が異なります。また登山ルート全般にアイゼンなどの装備が必要なくても、一部でも装備がなければ危険な箇所が出てくる時期です。過信せず、保険をかけるつもりで慎重な対応をお願いします。

●送迎バスの利用につて
10/10以降、送迎バスはロッヂ等への宿泊と併せての予約制となっていますのでご注意ください。

●小屋利用は注意。
※二軒小屋、椹島を除き営業終了しています。
千枚小屋・荒川小屋・赤石小屋は、営業を終了しました。
百間洞山の家・熊の平小屋の他、赤石岳避難小屋・高山裏避難小屋・小河内岳避難小屋・荒川中岳避難小屋の今シーズンの営業は既に終了しています。各小屋とも冬期は小屋の一部を開放しています。
近隣の山小屋(聖平小屋・茶臼小屋・横窪沢小屋や光小屋)も、今シーズンの営業は既に終了しています。

★営業期間外の山小屋の状況★
・(県)千枚小屋     …小屋の一部を解放
・(県)赤石小屋     …小屋(別棟)の一部を解放
・(県)荒川小屋     …小屋(別棟)を解放
・(市)百間洞山の家   …小屋の一部を解放
・(市)熊の平小屋    …小屋の一部を解放
・(県)赤石岳避難小屋  …小屋の一部を解放
・(県)荒川中岳避難小屋 …小屋の一部を解放
・(市)高山裏避難小屋  …小屋を解放
・(県)小河内岳避難小屋 …小屋を解放

★道路情報★
静岡市・川根本町方面から井川・畑薙への山間部の道路では、工事や道路災害などに伴って通行規制が実施される場合がありますので、あらかじめご注意ください。
通行規制情報は「静岡市道路通行規制情報 しずみちinfo」のサイトでご確認ください。
https://shizuokashi-road.appspot.com/

登山道の状況

椹島~悪沢岳・赤石岳方面の登山道では、通行に支障はありません。稜線には雪が残るところがあります。

登山シーズンを終え、悪沢岳・赤石岳・聖岳各方面へ入山される方はたいへん少なくなっていますので、各自にてご注意いただくようお願いします。

登山装備

椹島まででも晩秋の登山装備、防寒装備や雨具などはお忘れなく。町の冬同様と思ってください。
上に行く方は冬の装備が必要です。アイゼン必携。冬山装備で。

注意点

日没の時間が大変早くなっています。
山行のスケジュールは「早出早着」を原則として計画を立てていただくようお願いいたします。

9月から畑薙~椹島方面の送迎バスの時刻表が変わりました。一日3往復となっていますのでご注意ください。
また、当社の送迎バスは、椹島ロッヂ・二軒小屋ロッヂ以外の途中での乗降はできませんので、ご了承ください。

お知らせ

★南アルプスをゆったり満喫キャンペーン★
このキャンペーンは、ゆっくり安全な登山を楽しんでいただくお客様を対象としたサービスです(旅行会社主催によるツアーと10名以上の団体のお客様は対象外)。
椹島ロッヂまたは二軒小屋ロッヂにお泊りになられたお客様を対象として、キャンペーンのポイントカードをお渡ししております。
カードを持って対象のロッヂ・山小屋に合計4泊していただくと、下山時に椹島でシャワー入浴と、ソフトクリームまたはグラス生ビールをプレゼント。

★山小屋・ロッヂの営業期間★
・椹島ロッヂ………………4/29~11/5
・二軒小屋ロッヂ…………4/29~11/5
・(県)千枚小屋……………7/ 8~10/9
・(県)赤石小屋……………7/15~10/9
・(県)荒川小屋……………7/15~10/9
・(市)百間洞山の家………7/15~9/18
・(市)熊の平小屋…………7/15~9/24
・(県)赤石岳避難小屋……7/15~9/30
・(県)荒川中岳避難小屋…7/15~9/30
・(市)高山裏避難小屋……7/15~8/31
・(県)小河内岳避難小屋…7/15~8/31

★周辺山小屋の営業期間★
・井川観光協会管理
 聖平小屋・茶臼小屋……7/15~9/18
 横窪沢小屋………………7/15~8/31
・川根本町観光協会管理
 光小屋……………………7/10~9/17

★各お問い合わせ先★
【赤石岳・悪沢岳への登山】
 特種東海フォレスト TEL0547-46-4717
 http://www.t-forest.com/alps/
【聖岳・茶臼岳・光岳方面への登山】
 井川観光協会    TEL054-260-2377
 http://ikawa-minamialps.com/
【光岳方面への登山】
 川根本町役場    TEL0547-58-7077
【長野県側から聖岳・光岳へ】
 遠山郷観光協会   TEL0260-34-1071
 http://tohyamago.com/

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

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 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

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