利尻山 | 田中家 ひなげし館

今年は雪解けが早く、例年に比べてお花の開花も早いです。鴛泊コース8合目までの雪は消えました。

8合目付近(2014.06.08 田中家 ひなげし館 )
8合目付近(2014.06.08 田中家 ひなげし館 )
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天気・気温

06/09(月) 曇り。気温13℃(朝6時時点)。北東の風

山と周辺の状況

今年は雪解けが早く、例年に比べてお花の開花も早いです。
利尻山や麓ではツバメオモト、ヒメイチゲ、 ツクモグサ ツクモグサ 、クルマバツクバネソウ、 クロユリ クロユリ などが見られます。
桜は終わりかけ、エゾカンゾウが咲き始めました。クマゲラをはじめ、野鳥の動きも活発になり山中も賑やかになってきています。

登山道の状況

鴛泊コース8合目までの雪は消えました。そこから頂上にかけては少し残雪がありますので踏み抜きに注意してください。アイゼンはもう必要ありません。
泥のぬかるみや水たまりを避けようと、植生に踏み込んで歩く登山者がいますが、踏み込みにより植物はダメージを受け、復元できないものもあります。レ
インウェアーやスパッツなどで泥除けし、登山道を歩くよう心がけてください。

登山装備

通常の夏山装備で問題ありませんが、朝晩はまだひと桁台の気温もあるので防寒対策は十分に。
登山道の状況に関しては登山をされる前になるべくリアルタイムのものを参考にするようお願いします。

注意点

携帯トイレは各自必ず持参するようにしてください。登山届も忘れずに。

お知らせ

ひなげし館では最新の登山道情報やお弁当のご用意、鴛泊登山口への無料送迎でお客様の登山をサポートしています。
特典付きの登山用宿泊プランが人気です。詳細はひなげし館のホームページをどうぞ。
http://www.hinageshikan.com/

利尻在住の山岳ガイドが同行する利尻山登山やフラワーウォッチングも好評です。
団体様向けから個人様利用までお客様のご要望に合わせた利尻島散策をご提案します。
お問い合わせ、ご予約は利尻礼文ガイドネットワークのホームページをどうぞ。
http://rishiri-guides.sakura.ne.jp/

田中家 ひなげし館周辺の過去の様子

  • 羊蹄山は先日の低気圧で降雪量が増し、上部では、いまだに厳冬期の状態です。
  • 8合目付近
  • 樹林帯の登山道の様子
  • 黄色いクロユリ
  • 利尻山
  • 登山道の様子
  • 登山道の様子
  • 登山道の様子
  • 遅咲きのイワギキョウ
  • ヨツバシオガマ
  • エゾコザクラ

田中家 ひなげし館

電話番号:
0163-89-0811
連絡先住所:
〒097-0101 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字本町

地図で見る
http://www.hinageshikan.com/

施設の詳細を見る

関連する山

北海道 / 礼文・利尻

利尻山 標高 1,721m

 深田久弥の『日本百名山』に最初に登場するのが、日本最北端の利尻山だ。氏は利尻山を「島全体が一つの頂点に引きしぼられて天に向かっている。こんなみごとな海上の山は利尻岳だけである」と称賛している。別名利尻富士とも呼ばれ、昭和49年(1974)に利尻礼文(れぶん)サロベツ国立公園に指定された。  アイヌ語でリイシリは「高い島山」を意味する。古くから高くそびえるその美しい姿は航海や漁場の目印とされた。人々はその山に航海の安全を祈り、豊漁を祈願した。山は海からも信仰されあがめられたのだ。ついに明治23年(1890)ごろ、修験者・天野磯次郎が鴛泊(おしどまり)から利尻山頂上まで登山道を開削したと伝えられている。  登山コースは3つあるが、鴛泊コースが一般的だ。鬼脇(おにわき)コースは9合目の崩壊が著しく登山禁止になっている。鴛泊コースは3合目のキャンプ場まで車で入れ、便利である。トドマツの鬱蒼とした山道を行くと、冷たい湧水があふれる甘露泉の水場がある。登るにつれダケカンバやミヤマハンノキが続き、6合目を過ぎると尾根も急になりジグザグの登りとなる。8合目の石碑のあるピークが一等三角点のある長官山(ちようかんざん)だ。展望が開け、礼文島が見下ろせる。少し上に避難小屋がある。長官山から尾根をたどるが次第に登りもきつく、足場も悪くなる。9合目は高山植物帯で、沓形(くつがた)コース分岐を通過し、急斜面を直登すると頂上である。頂上には三角点と小さな祠があり、北峰とも呼ばれている。頂上は三峰に分かれ、最高地点は南の南峰であるが、一般の登山者向ではない。3合目から頂上までは約4時間30分。  沓形コースは沓形登山口から舗装された車道と旧登山道(荒廃)がある。見返台を過ぎると7合目に避難小屋がある。三眺山(さんちようざん)に達すると高度差500mの西壁、鋸の刃のように切り立った南稜や、仙法志(せんぼうし)稜などが間近に望まれ圧巻である。ガレ場を注意しながら登ると鴛泊コースの分岐に達する。沓形登山口から頂上まで約6時間。  山はまた、高山植物の宝庫でもあり、リシリヒナゲシ、リシリオウギ、ボタンキンバイなどこの地に特有の植物が多い。利尻山の南斜面にチシマザクラの群落が発見され、北海道の天然記念物にも指定された。  利尻山のバリエーションルートの開拓は、徒歩渓流会の川上晃良らが、昭和25年(1950)12月、鬼脇から入山。南稜の試登を繰り返し、翌年2月、川上が単独で東稜から挑み、登頂に成功した。これをきっかけに大学山岳部や社会人山岳団体がこれらのバリエーションルートに挑み、数多くの登攀記録を樹立した。

ユーザーの登山記録から