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Top写真:スノーシューで歩く乗鞍高原
スノーシューイングin乗鞍
 乗鞍高原は北アルプスの最南端、乗鞍岳の東麓に位置しています。標高1,500~2,000m付近に広がる「乗鞍高原スキー場」はスキーヤーたちの楽園ですが、そのすぐ横に広がる乗鞍自然園は、スノーシューハイクにぴったりの豊かな原生林が広がっています。
 自然園へはリフトに乗って行けて、アクセスも良好。半日でさくっと楽しめるコースから1日かけてじっくり森を散策できるコースまで、多彩なスノーシューコースがあるのも魅力です。
 観光センターやペンションでスノーシューのレンタルやガイドさんの紹介も行っているので、初心者でも安心してスノーシューハイクを楽しめるのです。天然の温泉もあるので、冬の休日は、乗鞍の自然を満喫しましょう!

▲今回の取材で歩いた場所。数時間のスノーハイクで、氷瀑あり、原生林ありの、贅沢コースだ
冬のみどり、豊かなブナの森
冬のみどり、豊かなブナの森
▲ブナやシラビソの森には、冬でも鳥の声がひびく

乗鞍の魅力は、なんといっても豊かな原生林。冬の森と聞くとちょっと寂しいイメージかもしれませんが、ブナやシラビソなど、冬でも葉を落とさない常緑樹は冬でも元気いっぱい!
 真っ白な雪と瑞々しい緑の美しいコントラストは、冬ならではの贅沢です。雪をかぶった木々の中を歩くのは、まるで北欧の森を歩いているよう。運が良ければ、ウサギやカモシカなど、森の動物たちの足跡を見つけることもできます。
 国民休暇村に車を停めて、10分程度でアクセスできる「牛留池」周辺でも、豊かなブナの森が広がっているので、初心者でも心行くまで原始の森を堪能できますよ。

善五郎の滝の氷瀑は3月いっぱいまで見られる
▲善五郎の滝の氷瀑は3月いっぱいまで見られる

 冬の乗鞍の見どころは、なんといっても冬にしかみられない「氷瀑」(氷瀑とは凍結した滝のこと)。
 「牛留池」から歩いて30分ほどの場所にある「善五郎の滝」は、毎年1月から3月下旬まで、ダイナミックな氷瀑となります。
 流れる水がそのままの姿で凍った氷瀑は、まるで巨大な氷のオブジェ。夏には近づくことのできない滝に近付いて、氷に触れることだってできます。自然が生み出す、神秘的な氷のアート。冬限定の感動を味わえます。
 雪が降った後などは道が悪く、雪崩も危険もあるので、心配なときは、観光協会やガイドさんに問い合わせてください。

巨木に触れると、森の声が聞こえてきそう
▲巨木に触れると、森の声が聞こえてきそう

 乗鞍の原生林には、チョウセンゴヨウやマツ、オオシラビソ、シノキなどの巨木が残っています。まるで森の神様のような巨木は、森の昆虫や鳥、動物たちのよりどころです。側に立って目を閉じると、自分も森の一部になったような、神秘的な気分になります。
 一之瀬園地の奥の森やなど、巨木を見られるスポットがあるので、地元ガイドさんなどに案内してもらうといいでしょう。
 国民休暇村から20分程度で行けるところにも、地元の人が「森の主」と呼ぶ大きなシナノキがあるので、スノーシューでお散歩がてら行ってみるのにぴったりです。

白がまぶしいシラカバの森は、絶好のお散歩コース
▲白がまぶしいシラカバの森は、絶好のお散歩コース

 乗鞍の森で忘れてはいけないのが、真っ白な木肌をもつシラカバの林。真っ白な雪景色に負けないくらい美しい真っ白な木々は、たくましいブナなどの常緑樹とはまた違って、女性的で上品。常緑樹の森よりも視界が開けているので、周囲の景色を楽しみながら歩けます。
 ふと見上げると、シラカバの枝に「モジャモジャ」が引っかかっていることがあります。まるで鳥の巣のみたいですが、これは「ヤドリギ」という植物。樹木に間借りして生きているんです。冬でも黄色やオレンジのかわいい実をつけているので、ぜひ探してみてください!

スノーシューの楽しみ方

 冬の森を歩いてみたい。でもスノーシューってなんだか難しそう…、なんて思っている人! そんなことはありません。スノーシューは子供でも簡単に楽しめる、とっても手軽なアウトドア用具です。初めての人は自分で購入しなくても、地元のツアー会社やペンションでレンタルできるので、まずは気軽に挑戦してみてください。
 これまで味わったことのない、楽しい森歩きを体験できること、間違いなしですよ!

スノーシューの楽しみ方
道具を準備する
▲スノーシューは留め具が外側に来るよう左右を確認して

 スノーシューハイクに必要なものは、まずスノーシューとストック。雪の上を歩くのは思った以上にバランスがとりづらいので、平坦な道を歩くときでも必ずストックを用意しましょう。
 雪用のバスケットをつけることをお忘れなく、スノーシューは登山靴やスノーブーツなど、冬用の靴ならたいていのものに装着できますが、雪のなかを歩くので、防水性の高い靴がいいでしょう。
 その他、厚手のグローブやニット帽、ゴーグルなど、一般的に雪山を歩くための装備を用意しましょう。

履いてみよう!
▲初心者は片手でも装着できるラチェットタイプが簡単

 道具がそろったら、さっそく履いてみましょう。まずはバインディングと呼ばれる、足を固定する部分に靴をぐっと入れます。足の指の根元くらいまで押し込まないと、歩行中にぐらぐらしてしまうことがあるので、ここは入念に。
 その後、足の甲や踵部分など、ベルトを締めてしっかりと固定します。スノーシューの種類によっては、ベルトがプラスチック製や布製など様々ですが、すこしきついかな、と思うくらいにしっかり締めるのがポイント。さもないと途中ですぽっと脱げてしまいますよ!

歩こう! 走ろう!
▲スノーシューなら斜面を走っても怖くない!

 スノーシューを履いたら、あとは歩くのみ! 怖がらずにどんどん歩けばすぐにコツをつかめます。
 注意したいのは後方向に歩くとき。そのままバックするとスノーシューがひっかかって転んでしまうので、スキーのキックターンのように、体ごと方向転換して進むのがポイントです。
 傾斜のきつい斜面を歩くときは、かかと部分についているヒールリフターを使うと、斜面に対してビンディングが水平になって歩きやすいので、山を歩くときはヒールリフターつきのモデルを選ぶのが賢明です。

スノーシューを楽しめる宿
森のなかで食べるランチは、サイコーです!
▲森のなかで食べるランチは、サイコーです!

 スノーシューハイク初体験の人には、道具のレンタルからガイドさんの紹介まで、全部おまかせでやってもらえるペンションに宿泊するのがおすすめ。
 乗鞍周辺には、ペンションのオーナーさんがガイドをつとめてくれるところもあるので、とっても便利。地元の人しか知らない秘密のスポットに案内してくれたり、森のなかでランチを食べさせてくれたり、スノーシューハイクを何倍も楽しくしてくれます。これなら女の子同士での参加も大丈夫ですよ!

北欧の家を思わせるかわいい佇まい
▲北欧の家を思わせるかわいい佇まい
■ペンション ウィンズ

オーナーみずからスノーシューで森を案内してくれる宿。石窯を使っての手作りピザ体験も楽しめる。

料金/大人1泊2食つき8800円~(2名1室利用)。
スノーシューレンタル/大人半日800円
長野県松本市安曇楢ノ木 4043-26
TEL:0263-93-3162(要予約)

オーナー手作りの石窯でパリパリのピザを焼く オーナー手作りの石窯でパリパリのピザを焼く
▲オーナー手作りの石窯でパリパリのピザを焼く
湯けむり館
15人以上入っても広々の内湯
▲15人以上入っても広々の内湯

スノーシューで思いっきり遊んだ後は温泉でほっこり。観光センターとなりの「湯けむり館」は、ミルクのような乳白色のお湯が人気の温泉。乗鞍岳の山中から湧きだす天然温泉です。樹齢500年の木曾サワラを浴槽に使った内風呂と、シラカバやカラマツに囲まれた露天風呂の2種類のお風呂が楽しめます。

■湯けむり館
TEL: 0263-93-2589
営業時間: 9:30~21:00(入館は20:00まで)
休館日: 毎月第3火曜日 ※4月上旬~中旬、11月下旬~12月中旬に長期休館あり。
料金: 大人700円(中学生以上)小人300円(3歳以上)
長野県松本市安曇鈴蘭4306-6

県内のスノーシューにも注目!
野沢温泉上ノ平(野沢温泉村) なべくら高原(飯山市) 高峰高原(小諸市) 栂池自然園(小谷村)

スキーはちょっと・・・という方もそうでない方も、子供からお年寄りまでみんなが楽しめる。大自然の世界へ歩み出そう!!
【 期間 】 ~5/5(水)
【問合せ】 野沢温泉観光協会
電話 0269-85-3155

インストラクターがスノーシューの履き方から歩き方、楽しみ方まで優しく手ほどき。ブナの森や日本海を望む景色は絶景です。
【 期間 】 ~5月中旬
【問合せ】 なべくら高原・森の家
電話 0269-69-2888

標高2,000mから望むダイナミックな浅間山と八ヶ岳、北アルプスの大パノラマ。大自然の中での出会い、発見を体感して下さい。
【 期間 】 ~4月20日(火)
【問合せ】 NPO法人浅間山麓国際自然学校
電話0267-23-3124

パノラマウェイで行く標高1900mの栂池自然園は初心者でも安心して北アルプスの大雪原を楽しめます。レンタルショップにて用具などのレンタルもあります。
【 期間 】 ~5月5日(水)
【問合せ】 小谷村観光連盟
電話0261-82-2233
他のエリアのスノーシューにも注目!
八甲田

「スノーモンスター」とも呼ばれる名物の樹氷が楽しめる八甲田周辺。北東北ならではのパウダースノーでのスノーハイキングは病み付きになること必至だ。
田沢湖・乳頭温泉

秘湯として人気のある乳頭温泉郷、田沢湖高原温泉エリアでのスノーハイキングは、温泉&グルメ&スノーシューと最高の贅沢を味わえる。
妙高高原

晴れれば妙高山はもちろん、野尻湖や日本海が美しく輝く。フカフカの雪と温泉で心も体も暖まる。

今回の撮影で使ったウェア
アダロパーカ
ADARO PARKA
マウンテンハードウェア
価格:53,550円(税込)
ゴアテックス・プロシェルを採用した、シンプルで軽量なアルパイン・ハードシェル。
ティエラパンツ
TIERRA PANT
マウンテンハードウェア
耐久性のある素材に防水透湿性素材をラミネートしたスノースポーツに適したパンツ。


リベレーションジャケット
REVELATION JACKET
マウンテンハードウェア
価格:44,100円(税込)
ソフトで透湿性に優れたフリースをライニングした女性らしいシルエットのジャケット。
リベレーションジャケット
REVELATION JACKET
マウンテンハードウェア
価格:24,150円(税込)
軽く耐久性のある40Dのリップストップナイロンに防水透湿素材をラミネートしたパンツ。