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屋久島の概要:洋上のアルプス、屋久島は、貴重な生態系でいっぱい!

▲花崗岩がむき出しになった山頂は、驚くような山容を作り上げる
▲多量の降雨が珍しい植生や、縄文杉のような巨大な樹林帯を作る。屋久島では日本とは思えないような景色が待っている
 黒潮洗う大海原に、ぽっかり浮かんだ花崗岩の島、屋久島。周囲約130kmという島に、九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)をはじめ1500m以上の山が11を数えるため、「洋上アルプス」との異名もとっています。
 屋久島が多くの人を引き寄せるのは、その多様かつ貴重な生態系。珍しい植生、ジャングルのような樹林帯、苔生した木々、花崗岩がゴロゴロした豪快な山容、これらの景色を作るのが、屋久島ならではの気候なのです。
 亜熱帯気候の島でありながら、海から一気にそそりたつ山々の山頂には、冬にはかなりの積雪があるのです。実は、山頂付近の気温は北海道と同等程度となるので、この島の気候の様子を簡潔に表すと下図のイメージのようになると言わるのです。屋久島は、まさに日本の気候がぎゅっとひとつのところに凝縮されているのです。
 さらに黒潮の海から発生する水蒸気が、多量の雨を降らせるのです(「屋久島ではひと月に35日雨が降る」といわれるほど)。この自然条件と気象条件が多様かつ貴重な生態系を育んでいて、これが屋久島ならでは自然を作り上げているのです。
 そんな大自然の中でのトレッキングは、アルプスのような山岳地帯アリ、ジャングルのような樹林帯アリ、美しい湿地帯アリと、普段の山旅では味わえない、魅惑のトレッキングを凝縮して体感できるのです。


▲屋久島の山頂付近は北海道のような気候とも言われる。平地付近はもちろん南国:鹿児島のような気候だから、まさに日本がスッポリ!

屋久島のトレッキングコース:魅惑の屋久島トレッキングコース、ベスト3はココだ!

美しい山と森を感じながら歩く、それが屋久島トレッキングの最大の魅力です。歩く場所によって、さまざまな表情を見せる屋久島のトレッキングコースは、数えきれないほど存在しますが、そんな数あるコースの中でも、とくに人気の高い3つのコースを紹介しましょう。
※ 紹介しているコースは、一般的なルートとなっています。ツアーでは、まったく同じルートを通るとは限りません。

Course 1 Course 2 Course 3

屋久島の人気エリア。映画のような舞台にもなった深い森と美しい川の流れを感じよう

白谷雲水峡

白谷雲水峡の標高は、入口で600m、もののけ姫の森で900mほどです。照葉樹林から屋久杉林に移行する高さに位置するので、歩きながら、森の変化を感じ取ることができます。
 屋久島の代名詞である縄文杉はさらにこの先にありますが、白谷雲水峡のトレッキングコースでも、「二代大杉」「三本足杉」「くぐり杉」などの独特の形をした屋久杉の巨木や、豊かな水の流れる様子を堪能できます。
 このコースでは足早に目的地に向かうことよりも、自然を感じながら、森と対話しながら歩くことをおすすめします。
DATA:
●総歩行時間:3時間10分
白谷雲水峡入口---(20分)---さつき吊橋---(55分)---楠川歩道経由三叉路---(15分)---もののけ姫の森---(15分)---三叉路---(65分)---原生林歩道経由さつき吊橋---(20分)---白谷雲水峡入口
白谷雲水峡は雨の多い屋久島の中でも特に降水量が多いエリアなので、雨具の用意は万全にしておきましょう。
数箇所ある川の渡渉地点では特に注意が必要となります。増水時には通行できないこともあるので注意しましょう。

▲白谷雲水峡の最奥地、「もののけ姫の森」の様子。神秘的な映画の世界が広がる様子は感動必至

▲深い森に新しい生命の息吹きを感じる。まさに森と対話できるコースだ
白谷雲水峡に行くツアー
クラブツーリズム・あるく
関東発 12年02月06日(月) 7日間 ¥198,000-
●登山中級A<BR>●登山ガイド同行<BR>●6名限定 ※2名様より催行決定!<BR>■現地に精通した登山ガイドが7日間同行します。<BR>■最終日は屋久島を観光。縄文杉登山と観光をあわせたこ...

風の旅行社
現地発 12年02月10日(金) 4日間 ¥66,500-
黒潮のまっただ中に位置する屋久島は、黒潮を巡る様々な歴史を秘めており、吉備真備、鑑真、平盛久、シドッチなどの訪れ人が屋久島に足跡を残しています。そうした足跡をたどるとともに、屋久島の伝統文化である岳参りを体験します。 また白谷雲水峡では、...
クラブツーリズム・あるく
関東発 12年02月17日(金) 7日間 ¥198,000-
●登山中級A<BR>●登山ガイド同行<BR>●6名限定 ※2名様より催行決定!<BR>■現地に精通した登山ガイドが7日間同行します。<BR>■最終日は屋久島を観光。縄文杉登山と観光をあわせたこ...
アルパインツアー
九州・沖縄発 12年03月22日(木) 5日間 ¥128,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
アルパインツアー
関東発 12年03月22日(木) 5日間 ¥158,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
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樹齢、幹の太さ…、存在に圧倒される屋久島のシンボル

縄文杉往復

 白谷雲水峡と並ぶ人気トレッキングコースです。屋久島のシンボルとして、誰もが見てみたい憧れの存在です。
 縄文杉に出会うには往復9~10時間、標高差700mのトレッキングを覚悟しなくてはなりません。トロッコ道があったり、以前よりルートが整備されていたりして、危険箇所は減りましたが、本格的なトレッキングコースであることには変わりありません。
 行動食や登山装備をしっかり準備し、体調万全でチャレンジしましょう。縄文杉を臨む展望台までたどり着いたら、一歩一歩を踏みしめて登り、感動のご対面となります。

▲約5時間であこがれの縄文杉へ。運がよければサプライズで鹿が現れることも!

DATA:
●総歩行時間:9時間30分
荒川登山口---(50分)---小杉谷小中学校跡---(100分)---大株歩道入口---(40分)---ウィルソン株---(110分)---縄文杉---(90分)---ウィルソン株---(30分)---大株歩道入口---(100分)---小杉谷小中学校跡---(50分)---荒川登山口
往復9~10時間、距離約20kmと長いコースなので、ペース配分を考えて歩きましょう。早朝に出発しても、日没になってしまうこともあります。ヘッドランプは必須装備です。
行動食も多めに用意して、バテないように気をつけましょう。

▲トロッコ道が続く登山道

▲ある角度から見ると、ハートマークが浮かぶウィルソン株。パワースポットとして人気が高い
縄文杉に行くツアー
クラブツーリズム・あるく
関東発 12年02月06日(月) 7日間 ¥198,000-
●登山中級A<BR>●登山ガイド同行<BR>●6名限定 ※2名様より催行決定!<BR>■現地に精通した登山ガイドが7日間同行します。<BR>■最終日は屋久島を観光。縄文杉登山と観光をあわせたこ...
クラブツーリズム・あるく
関東発 12年02月17日(金) 7日間 ¥198,000-
●登山中級A<BR>●登山ガイド同行<BR>●6名限定 ※2名様より催行決定!<BR>■現地に精通した登山ガイドが7日間同行します。<BR>■最終日は屋久島を観光。縄文杉登山と観光をあわせたこ...
クラブツーリズム・あるく
関東発 12年03月16日(金) 日帰り ¥5,000-
●登山中級A<BR>※歩程約13.5キロ・約7時間<BR>●神奈川県秦野市<BR>●岡田健インストラクター同行コース<BR><BR>山旅会の他のコース紹介やツアー中の様子をブログで...
アルパインツアー
九州・沖縄発 12年03月22日(木) 5日間 ¥128,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
アルパインツアー
関東発 12年03月22日(木) 5日間 ¥158,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
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九州最高峰、日本百名山の島のてっぺんから大パノラマを堪能

宮之浦岳縦走

  宮之浦岳は標高1,936m、屋久島の最高点です。さらには九州全体でも最も標高の高い地点なのです。
 ゴロゴロと横たわる花崗岩と笹原の山頂付近は、宮之浦岳の特徴的な景色です。よほどの健脚者以外は、1泊2日の行程で歩くことになります。自炊道具、寝具などを背負って登る登山の経験が必要な、中~上級者向けの山となります。
 初日は、荒川登山口から縄文杉を超えて、新高塚小屋で宿泊。2日目は早朝に出発し、宮之浦岳へ。山頂を通過した後に高層湿原としては日本最南の花之江河を通り、淀川登山口まで縦走します。水の多い屋久島らしく、コース中の水場は多いので安心です。
DATA:
●総歩行時間:1泊2日
■1日目 総歩行時間:6時間40分
荒川登山口---(50分)---小杉谷---(100分)---大株歩道入口---(40分)---ウィルソン株---(110分)---縄文杉---(100分)---新高塚小屋
■2日目 総歩行時間:7時間25分
新高塚小屋---(80分)---平石---(90分)---宮之浦岳---(90分)---投石平---(25分)---黒味岳分岐---(20分)---花之江河---(100分)---淀川小屋---(40分)---淀川登山口
コースタイムが長く、自炊道具や寝具を持たなくてはならないため、背負うザックも重くなり、登山経験が求められます。入下山口が分かれる縦走コースで、入下山口付近は携帯電話が圏外になるので、下山後の交通機関も考慮する必要があります。
 途中の分岐から、永田岳、黒味岳へそれぞれ往復することもできます。また、黒味岳から見る宮之浦岳も素晴らしいものです。

▲コースにもよるが、スタートは苔むした樹林帯を進む

▲樹林帯を抜けると、一挙に景色が広がる。美しい草原が風にたなびく

▲花崗岩が散らばる山頂を目指す。この幻想的な風景は、縦走した人だけが味わえる
宮之浦岳に行くツアー
アルパインツアー
九州・沖縄発 12年03月22日(木) 5日間 ¥128,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
アルパインツアー
関東発 12年03月22日(木) 5日間 ¥158,000-
白谷雲水峡~縄文杉~宮之浦岳~永田岳~花山歩道 ■ もののけの森から悠久の原生林へ 山岳愛好家が憧れる屋久島大縦走企画。苔むす白谷雲水峡から巨木の森を縄文杉へ。九州最高峰・宮之浦岳と永田岳登頂。美しい悠久の原生林(特別保護区)花山歩...
アルパインツアー
関東発 12年03月29日(木) 4日間 ¥138,000-
淀川登山口~栗生岳~宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水峡 ■ 屋久島の人気縦走路を歩く 淀川登山口より日本最南端の高層湿原「花之江河」から巨大な花崗岩が点在する栗生岳へ。更に九州最高峰・宮之浦岳に登頂後、新高塚小屋に宿泊。翌日は縄文杉を経由...
アルパインツアー
九州・沖縄発 12年03月29日(木) 4日間 ¥108,000-
淀川登山口~栗生岳~宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水峡 ■ 屋久島の人気縦走路を歩く 淀川登山口より日本最南端の高層湿原「花之江河」から巨大な花崗岩が点在する栗生岳へ。更に九州最高峰・宮之浦岳に登頂後、新高塚小屋に宿泊。翌日は縄文杉を経由...
クラブツーリズム・あるく
北陸・信越・東海発 12年04月18日(水) 4日間 ¥136,000-
【日本百名山を登る旅 7つのポイント】<BR>? 全コースに、プロの登山ガイドの専属講師が同行します<BR>? 出発前にコース詳細を記したテキストを送付します<BR>? 徹底した少人数制で安心安全な山行で...


必見! 屋久島トレッキングを楽しむための6か条

 トレッキングは決して難しいものではなく、誰もが簡単に参加できます。とはいえ、ハイキング気分で臨むと、痛い目に遭うことも。その地域にあった装備と知識を持って臨むのが大切です。
 ここでは、屋久島に必須となるトレッキング基礎知識5カ条を紹介しましょう。

季節と雨を考えて準備すべし

▲この美しい景色が拝めるのは、多量な降雨のおかげ。雨が降っても楽しめ心構えと準備が大切だ 

 屋久島で一番の大敵と言えば、雨。「一週間に8日雨が降る」と言われるほどなので、山道で雨に当たることは覚悟しておきましょう。
 なるべく雨の少ない時期に歩きたいなら、4月下旬から5月がお勧め。また、梅雨明け直後や秋は比較的穏やかです。
 なお、標高2000m弱の山岳地帯を持つ屋久島は、冬にはかなりの積雪があります。宮之浦岳、縄文杉などの長いコースを歩く場合には日照時間にも気をつけましょう。

自分のレベルにあったトレッキングコースを知るべし

 当たり前のことですが、コースの難易度は事前に知っておきましょう。屋久島のトレッキングコースはさまざまですが、初心者でも簡単に楽しめるものから、本格的な登山コースまで盛りだくさんです。上記のコースガイドや、ガイドブックを参照に、自分にあったコースを探しましょう。

さらに楽しむにはツアーに参加してガイドさんと行くべし

▲屋久島ならではの植生を詳しく解説してもらえるなど、ガイドさんとのトレッキングは、屋久島を10倍楽しめるはず

 トレッキングの経験がない、または屋久島は初めてで不安という人は、ツアーに参加してガイドさんと一緒に行動することをおすすめします。
 また、経験のある人でも、豊かな経験と知識で屋久島の語ってくれるガイドさんによって、さらに深い自然体験が得られます。
 もちろん、申し込んだからといって「ガイドさんにお任せ」ではいけません。申し込んだツアーの内容、トレッキングのコースについては、事前に積極的に調べておく必要があります。
 また、ほかのお客様とのトラブルにならないように、自分の体力レベルはしっかり把握しておきましょう。

装備は万全にしておくべし

▲しっかり計画を立てて、装備は万全にしておこう

屋久島でトレッキングを楽しもうと思ったら、シューズ、レインウェア、ザック、アンダーウェアなどの基本装備は揃えておきましょう。登山・アウトドアの専門店にいけば、レベルにあった装備を教えてくれるでしょう。
なお、通常装備のほかに、忘れてはいけない+αの装備としては、以下の3つです。
■水筒
 屋久島ではコース途中で水を補給する水場はたくさんありますが、これだけをあてにしてはいけません。水場を見つけたらいつでも満たせるような水筒を用意しよう。
■ヘッドランプ
 長距離の縄文杉、宮之浦岳では日没に備えてヘッドランプを必ずご用意ください。また、屋久島の森の中は、天気が悪くなると暗いところもあります。光量が大きく、コンパクトなアイテムが良いでしょう。
■行動食
 トレッキングでは平地を歩くよりも数倍のエネルギーを使います。売店もない大自然で食料が切れることはとても怖いことです。エネルギーだけでなく、塩分や糖分、ミネラル分などの補給も重要です。梅干、せんべい、チョコレート、飴、ナッツ類など、自分なりの行動食を考えましょう。

屋久島の山小屋とアルプスの山小屋の違いを知っておくべし

 メジャーな山岳地帯(アルプスや八ヶ岳)にある山小屋は、布団や食事も用意してくれる立派な宿泊施設ですが、屋久島での山小屋は、いわゆる避難小屋で、屋根と平らな床がある簡素な宿泊施設です。
 食事はもちろん自炊、就寝は寝袋、さらには、小屋への到着が遅れると小屋がいっぱいで、テント泊になることもあります(もちろんテントは自前です)。


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