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北アルプスの紅葉の山
立山・剱岳
9月中旬~10月上旬

▲下ノ廊下内蔵助谷出合の紅葉  (2010.10.29 立山室堂山荘 )

 剱岳周辺では、標高2600m付近ではイワイチョウの葉の黄色、標高2400m付近ではナナカマドの赤を中心に色付きはじめる。例年の剱沢の紅葉の見ごろは9月25日~9月下旬にかけて。

 仙人池方面では、紅葉と鏡のように池に映る山々の景色が美しい。見ごろは9月下旬から10月上旬にかけて。なお、仙人池方面に行くには雪渓を歩かなくてならず、6本爪以上のアイゼンが必要。

 立山周辺では、9月中旬から草木に色づきが始まる。標高2200m以下ではナナカマド、ミネカエデ、ダケカンバなどの樹木が紅葉・黄葉する。美女平から弥陀ヶ原にかけての紅葉が美しい。

 室堂から上では樹木が少ないので、草紅葉が中心。チングルマ、イワイチョウ、コバイケイソウなどが色付く。

 なお、室堂周辺では、例年、10月10日ごろには降雪があるので防寒対策など注意が必要。紅葉が進まないまま、いきなり雪ということも考えられる。

白馬・後立山
9月中旬~10月中旬

▲白馬岳と紅葉

 例年は9月中旬から草紅葉が始まり、ウラシマツツジやハクサンフウロ、ミヤマダイコンソウ、チングルマなどの葉が赤く染まるのは9月下旬から10月上旬頃。

 麓の紅葉が美しく見えるのは10月中旬で、ダケカンバやナナカマドが色付くが、稜線は冬山となり、ほとんどの山小屋はすでに閉まっているので注意が必要だ。

 冠雪すると、山麓からは雪の白、中腹の紅葉、麓に残る緑を合わせた「三段紅葉」を楽しむことができる。

燕岳、表銀座
9月下旬~11月初旬

▲三角点から燕山荘を望む (2010.10.04 燕山荘 )

 例年の状況では、紅葉は9月上旬から草紅葉が始まり、広葉樹の紅葉は9月下旬から10月上旬までが見頃となり、山肌を鮮やかに染める。

 その後、10月下旬には中房温泉など各登山口まで紅葉が下がっていく。

槍ヶ岳
9月下旬~10月中旬
関連する山
関連する登山コース

▲槍沢上部の紅葉 (2010.10.06 槍ヶ岳山荘 )

 9月初旬から草木は色が変わってきて、稜線は9月中旬から下旬にかけて草紅葉が始まる。紅葉は例年で9月下旬から見頃が始まり、10月の連休までが見頃。

 10月の連休頃は赤や黄色で槍沢や飛騨沢、千丈沢を彩るので、登山中の紅葉が楽しめる。

涸沢、穂高
9月下旬~10月中旬

▲涸沢手前の登山道にて (2010.10.16 清水のやまさん )

 山岳地の紅葉のメッカとして新聞一面にも掲載される涸沢の紅葉は、9月下旬から穂高稜線の草本類が色づきはじめ、10月10日前後に涸沢カールのナナカマドが真っ赤に染まり見ごろを迎える。

 ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、ミヤマハンノキの緑と、カールの岩肌が美しい。この景色を見ようと大勢の登山者・写真愛好家が訪れるため、涸沢の山小屋、テント場とも一年で最も混雑する。

 稜線からは涸沢を一望できる。穂高岳山荘では涸沢より少し空いていて上空からの紅葉も魅力。気温はグッと下がり、10月上旬には降雪の心配もあるので装備は十分に。

上高地
10月中旬~10月下旬

▲明神池の畔に映えるカラマツの紅葉 

 上高地周辺では、穂高連峰をバックに小梨平など、梓川沿いのカラマツの黄葉が美しい。明神付近まで来ると、赤くなる樹木も交じる。

 大正池から焼岳方面を見ると、朝日が当たりカラマツが黄金色に輝く。すでに穂高連峰は冠雪しており、天気がよければ三段紅葉となる。

 例年、10月下旬がピークだが、朝の気温は氷点下近くになり、霜も下りるので、防寒対策は十分に。

双六、笠ヶ岳
9月中旬~10月中旬

▲紅葉の鏡平より槍ヶ岳を望む (2010.10.05 双六小屋 )

 標高の高い黒部五郎小舎や黒部五郎岳カール周辺では、9月初~中旬からコバイケイソウやイワイチョウなどに色の変化が現れ、9月中旬にはきれいに色付く。草紅葉のピークは、例年では、黒部五郎・双六ともに9月下旬頃となる。

 新穂高~双六間の小池新道は、樹木の紅葉が美しい。途中の鏡平では池塘に映り込む紅葉が見事で、9月下旬から紅葉が始まり、見頃は10月上旬が見頃となる。わさび平ではもう少し遅くまで楽しめ、周囲のブナ林が美しいのは10月中旬~下旬頃と、長い期間楽しめる。

 笠ヶ岳方面では、9月中旬から山頂や杓子平などで草紅葉が楽しめる。笠ヶ岳周辺の樹木は谷筋で少し紅葉する程度で、紅葉の山としては期待できないかもしれない。