山の衣料小物を賢く収納 「山ジップロック®研究所」

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文=小川郁代、イラスト=ヤマサキミノリ

 

Report15 山の衣料小物を賢く収納

こんにちは。アサカです。

突然ですが、みなさんは山で使う道具の収納はどのようにしていますか? ギアやウェアってどんどん増えてしまって、収納場所は悩みどころですよね。

バックパックやシューズなどの大物ももちろんなのですが、私が困っているのが、衣料小物類。シャツやパンツなどの衣類以外身に着ける、小物の数々なんです。

具体的に言うと、グローブやネックゲイター、サポーターなどなんですが、ひとつひとつが小さいので、いざ使いたいと思ったときに、どこにしまったかわからなくなってしまうことがたびたびあるんですよね。

収納スペースに余裕があればいいんでしょうが、私の部屋ではスペースも限られているので、なんとか効率よくきれいに収納したいと思い、思い切って収納システムを見直すことにしました。

 

これまでの収納と問題点

これまでは、たんすの引き出しに収納していました。

これでも収納はできるんですが、薄手のものはスペースがムダにならないようにどうしても重ねてしまって、下のものが見えにくいし、奥のほうに細かいものが入り込んで、見失ってしまうこともあります。

それに、コンパクトに収納しようと畳んでしまうと、見た目がどれも同じ。実は私は、ネックゲイターと間違ってウールのタンクトップを持って行ってしまって、バックパックから取り出して気づいたという、顔から火が出るような失敗をしたこともありました。

アイテムごとに分けてコンテナーに収納

新たな収納に使うのは、大きめの「コンテナー」です。まずは、持っているアイテムを、それぞれ「コンテナー」に分けて入れて行きます。

ふたを開けたら全体がすべて見えるように、ひとつひとつ高さにあわせて、丸めたり畳んだりするのがコツです。この収納法は、たくさんの量が入るので、パッキングにも有効な方法ですね。

ウールのソックスなどボリュームのあるものは、深型のコンテナー「正方形 1100ml」や「長方形 1900ml」に、グローブやアームカバーなど薄手のものは「正方形 700ml」や「長方形 1100ml」がぴったりです。

細かいものはバッグ類を入れてから

特に収納に頭を悩ませるアイテムが、最近使い始めた、メッシュ系のアンダーウェアや、バラクラバなどの形が複雑なものです。

クシュっとしていてボリュームがないし、見た目もどれも同じに見えるので、このままではコンテナーに入れても、引きだしに入れていたのと同じようにごちゃごちゃしそう。

そこで、それぞれをバッグ類に入れて、中身がわかるようにラベルをつけました。これをコンテナーに入れて、使った後も袋に戻せば、見失うこともありません。やわらかくて畳みにくいものも、形が整うので収納しやすいですね。

女子のみなさんはわかると思いますが、いつも上下セットで使う下着の収納にも、この方法はぴったり。持っていくときはバッグのまま荷物に入れていくこともできます。

 

コンテナーの実力は?

こうしてアイテムごとに分けたコンテナーは、引き出しではなくオープン棚に収納することにします。こうしておけば、ぱっと見るだけでどこに何があるかわかるし必要なものはコンテナーごと取出してアイテムを選ぶことができます。

同じ形で、スタッキングしやすくできているのできれいに重ねられるし「コンテナー」自体が軽いので、下のほうのものも、簡単に取り出せます。

夏だけ、冬だけなど使う時期が限られているものも
季節によって「コンテナー」 の位置を入れ替えるだけなので、
常によく使うものが一番使いやすいところにある状態が保てます。

今まで引き出しに入りきらずにほかの場所に収納していたものも
まとめてこのオープン棚に入れられました。

うーん、すっきり! 使いやすそうです。見た目もきれいだからオープン棚でも大丈夫。もっと数が増えたら、コンテナーに中身を描いたラベルをつけてもいいですよね。

この棚にほかの山道具も収納してみました。もっと充実させてちょっとした山コーナーにしてもいいかな。

みなさんのお宅の収納の参考にしていただけたらうれしいです。ぜひお試しください!

 

※「ジップロック」「イージージッパー」「スクリューロック」は旭化成ホームプロダクツ(株)の登録商標です。

山ジップロック研究所

生活必需品的存在の「ジップロック」や、山でも強力な便利アイテムです。パッキング・料理など、山の様々な場面でジップロックを使ったアイデアを紹介していきます。