意外な使い方も? お風呂や温泉で「ジップロック」が大活躍

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文=小川郁代、イラスト=ヤマサキミノリ

 Report23 意外な使い方も? お風呂や温泉で「ジップロック」が大活躍

こんにちは。アサカです。

めっきり涼しくなって来ましたね。

私はこの季節が1年で一番好きなんです。過ごしやすいし、おいしいものがたくさんあって、ついつい食べすぎてしまうのが悩みです。

でもお楽しみはそれだけではありません。秋といえば温泉。特にきれいな景色を眺めながら入る露天風呂がたまりませんよね!

たくさんかいた汗をさっぱり流し、長時間歩いた疲れを癒してくれる下山後の温泉ほど気持ちのいいものはありません。ついつい長湯になって、日本人で本当によかったと実感します。

また、歩いてしか行けない、山奥のワイルドな露天風呂を求めてわざわざ出かけるのも、贅沢な山の楽しみ方。がんばって歩いた人にしか味わえないごほうびです。


 

お風呂セットは内と外で使い分けるのが○

そんな温泉タイムに欠かせないのが「お風呂セット」。入浴時に使うものや、湯上りのケア用品などを、あらかじめまとめて用意しています。みなさんもこのようなものの持ち歩きには、「ジップロック」を使っている方が多いのではないでしょうか?

 

山の温泉では石鹸やシャンプーが使えなかったり、男性と女性では必要なものが違ったり、それぞれにセットの内容は変わるとは思うのですが、いずれの場合も、水周りで使うものなので、「濡らしたくない」ものと「濡れてしまう」ものをしっかり分けておくのが重要なポイントです。

お風呂から上がった後で体を拭くタオルや、綿棒やコットン、ティッシュ、化粧水などのスキンケア用品など、水に濡らしたくないものは、コンパクトに収納できる「フリーザーバッグ」にまとめて入れました。細々したものは、さらに「お手軽バッグ」などでそれぞれ小分けにしておくのもいいですね。

一方で、シャンプーや石鹸、体を洗う手ぬぐいやタオルなど浴室の中で使うものは、バッグ類に入れておくと、お湯をかぶってバッグが濡れてしまいます。バッグ全体が濡れてしまうと、お風呂場でもちょっと扱いにくいと感じたりすることがありました。

そこで私がおすすめするのが、「スクリューロック」。浴室内で使う、濡れてしまうものをまとめて入れておき、お風呂に入るときに蓋をはずしてそのまま、浴室内に持ち込みます。

 

必要なものがひと目でわかり、さっと取り出せて便利だし、細々した物をまとめておけるので、洗い場から露天風呂へ移動するときなどもスムーズに行動できます。

また存在感があるので、どれが自分の荷物かすぐにわかるのもいいですよね。

お風呂から上がったら、中身の水気を軽く切って、元のように「スクリューロック」に戻します。しっかりと蓋ができるので、濡れたものを入れても、安心です。

外側も体を拭いたタオルなどでさっと拭くだけで、簡単にドライな状態にすることができます。
そのままバックパックに入れて持ち帰れて便利ですね!

また「スクリューロック」は丈夫なので、洗って何度も繰り返し使えて経済的。中身が確認しやすいので、忘れ物や足りないものがないか確認しやすいところも気に入っています。

それに、こんなことができるのもいいところ。

露天温泉などで手桶がないとき、ちょっとかけ湯をしたいときにも便利です

 

 

ロッカーがなくても「ジップロックコンテナー」で安心

山の温泉は、設備が充実したところばかりではありません。川沿いの絶景露天風呂などでは、ちょっとした脱衣所があるだけで、ロッカーや荷物カゴすらないようなところも多いですよね。でもそんなところほど、いいお湯やいい景色が楽しめる名湯が多いものです。

とはいえ、鍵つきのロッカーなどがないところでは、やはりお風呂に入っている間の貴重品の管理が気になります。

そんなときに私がやっているのが、「ジップロックコンテナー」を貴重品ボックスとして使う方法です。

 

お財布や携帯、時計や鍵などの貴重品は、「ジップロックコンテナー」に入れてお風呂場に持ち込んでしまいます。

 

こんなふうに蓋をしておけば、万が一お湯がかかっても大丈夫

 

 

目の届くところに置いておけば、荷物の心配をすることなく、ゆっくりとお湯を楽しめます。このためにわざわざ持って行かなくても、他の物を入れてあった「ジップロックコンテナー」を空けて使えばいいですよね。

もちろん、着替えやタオルを持ち帰るのにも「ジップロック」は大活躍。以前六郎主任がやっていた洗濯物の仕分けテクニックを使えば、家に帰ってからの片付けも簡単です。

ケース類をお風呂で使うのは、少し意外な発想かもしれませんが、一度使ったら便利でやめられなくなりました。山はもちろん、普段の旅行や出張のときにも使っています。
気になった方は、ぜひ一度試してみて下さいね。

 

 

※施設によって持ち込めないもの、利用できないものがありますので、マナーを守って入浴しましょう。
※「ジップロック」「イージージッパー」「スクリューロック」は旭化成ホームプロダクツ(株)の登録商標です。

 

山ジップロック研究所

生活必需品的存在の「ジップロック」や、山でも強力な便利アイテムです。パッキング・料理など、山の様々な場面でジップロックを使ったアイデアを紹介していきます。