不忘山ふぼうさん
写真:遊佐悟   不忘山と長老湖
 蔵王連峰の南端に大きく突き出した三角錐の峻峰。山頂は、付近に樹木がないことと相まって、高度感あふれる展望が得られる。
 蔵王連峰の中では比較的古い時代の生成といわれ、コニーデ型火山特有の美しい裾野を南東側に広げている。

  みちのくのあぶくま川のあなたにぞ
  人忘れずの山はさかしき   喜撰法師

 平安時代の古今和歌集六帖に出てくる不忘山であるが、これは蔵王連峰の歌枕であって、現在の刈田岳を指すとの見方が一般的。地形図にカッコつきで記されている「御前岳」というのがこの山の古い名称といわれている。
 登路は南側の硯石からと南東側の南蔵王白石スキー場からとの2本があり、刈田岳周辺に比べると人が少なく、静かな山歩きが楽しめる。硯石から山頂まで3時間、縦走は屏風岳を経て刈田峠までさらに3時間の稜線歩き。
●別名
御前岳(ごぜんだけ)
●山域
蔵王連峰
●都道府県
宮城県
●標高
1,705m
●2万5千図
不忘山・白石・蔵王山
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