赤岳あかだけ

百名山

赤岳

写真:近藤辰郎  権現岳からの赤岳。左は阿弥陀岳
 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。
 その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。
 近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。
 赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。
 山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。
 ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。
 赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。
 一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

DATA

山域: 八ヶ岳連峰
都道府県: 長野県 山梨県
標高: 2,899m
2万5千図: 八ヶ岳西部・八ヶ岳東部

※ 赤岳の紹介文についての注意点

現在の周辺の雨雲を確認する

赤岳に行くモデルコース

赤岳周辺の最新情報

  • 赤岳天望荘~八ヶ岳・赤岳
    赤岳天望荘
    赤岳天望荘は11月6日で本年の営業をいったん終了いたします
    17年11月06日(月)
    赤岳鉱泉~八ヶ岳・赤岳
    赤岳鉱泉
    先日の雪で小屋周辺で2〜3cm積もっています。まだ積雪少ないですが、最低でも10本爪以上のアイゼンとヘルメット、ピッケルの用意を
    17年11月17日(金)
  • 硫黄岳山荘~硫黄岳・横岳
    硫黄岳山荘
    先週の雪ですが、赤岳~硫黄岳の主稜線の積雪は、ほぼ融けました。これからは、冷えると雨が雪に変わる可能性があります。天候に注意し、最新の登山道情報をご確認ください。
    17年11月01日(水)
    八ヶ岳青年小屋~権現岳・編笠山
    八ヶ岳青年小屋
    2017年の営業は終了しました。本年もありがとうございました。
    17年11月06日(月)
  • オーレン小屋 ~硫黄岳・夏沢峠
    オーレン小屋
    昨日の朝は-2℃でした。シラカバ、ダケカンバの葉が黄色く、ナナカマドやヤマザクラ、ヤマモミジが赤く紅葉しています。
    17年10月06日(金)
    黒百合ヒュッテ~天狗岳
    黒百合ヒュッテ
    唐沢鉱泉分岐〜黒百合ヒュッテで積雪5〜10cm。天狗岳に登る際は軽アイゼンが必要です
    17年11月17日(金)
  • 高見石小屋 ~八ヶ岳・白駒池
    高見石小屋
    5〜6cmほど積もりましたが、晴れて解けはじめています。雪の影響でメルヘン街道の麦草峠が通行止め
    17年10月26日(木)
    北横岳ヒュッテ~北八ヶ岳
    北横岳ヒュッテ
    国道299号の麦草峠付近冬季通行止め。現在積雪5cm、最低気温-10℃以下。滑り止めと軽アイゼンは必携。日当たりのいい箇所は凍りついています。
    17年11月17日(金)

登山口情報

  • 美濃戸口 
  • 美濃戸 
  • 横岳登山口(杣添尾根登山口) 
  • 美し森 
  • サンメドウズハイランドパーク 

  • 【美濃戸口】
    茅野駅から路線バスが運行されている美濃戸口は、八ヶ岳全域で最も利用されている登山口。
    バス停前、八ヶ岳山荘に登山補導所が併設され、登山届ポストがある。
    また登山コースの最新情報や赤岳周辺の山小屋情報が掲示されている。
    2カ所、計150台収容の駐車場があり、マイカー利用にも向く。
    前夜泊には八ヶ岳山荘と美濃戸高原ロッヂが便利。
    八ヶ岳山荘にはトイレ、食堂、売店、浴室、仮眠室があり、浴室は外来入浴もできる。
    入浴料:500円、営業時間:7時~17時(主に土日祝営業。冬期は休止日あり)。

  • 【美濃戸】
    美濃戸口から林道を約3km、3軒の山小屋があり、赤岳方面への前進基地となっている。
    最奥(東端)の美濃戸山荘前に南沢コース入口がある。北沢コースはさらに林道を歩く。
    各小屋にトイレあり。

  • 【横岳登山口(杣添尾根登山口)】
    林間の別荘地が広がる海ノ口自然郷の西部、八ヶ岳東麓から横岳へ直接登れる杣添尾根の登山口。アクセスはタクシー、マイカーに限られるが、横岳の岩稜が多彩な高山植物の花に埋まる初夏(例年6月中旬~7月中旬)は利用者が多い。ただし駐車場は小規模、マイカー利用はできれば時期や曜日を選びたい。
    駐車場の約30m南側、車道沿いに電話ボックスを利用した登山届ポストと杣添尾根登山口の標識がある。
    登山口からはしばらく別荘地内の車道を横切りながら西へゆるやかに登っていく。

  • 【美し森】
    八ヶ岳東麓から赤岳をめざす県界尾根と真教寺尾根の登山口。観音平まで続く八ヶ岳横断歩道の東側の起点でもある。
    清里の観光スポットのひとつ、美し森山の南東麓に位置し、周辺にはホテルやペンションなど宿泊施設も多い。
    県界尾根へは、バス停から車道を北へ歩く。
    真教寺尾根へは駐車場前の木段を登ってまず美し森山頂上へ向かう。
    バス停横に警備派出所と登山届ポストあり。トイレは駐車場の一角にある。

  • 【サンメドウズハイランドパーク】
    冬はスキー場、夏はパノラマリフトとユリ園が人気の高原リゾート。リフト山頂駅は真教寺尾根の標高1900m地点、桜平と並ぶ南八ヶ岳で最高所の登山口となる。
    センターハウスにトイレや売店、食堂がある。登山届ポストは山頂駅の売店前にある。お花畑の上を空中遊覧するフラワーリフトも運行する。
    パノラマリフトは4月下旬~5月上旬・5月下旬~11月上旬の運行。営業時間は9時30分~16時(平日10時~14時30分、他に時期による変動あり、8月中旬に早期営業あり)。料金は往復1200円。
    県界尾根方面に向かう場合は、ここから車道終点の大門沢林道入口までコースタイム25分だ。

周辺にある山小屋

  • 赤岳天望荘 
  • 行者小屋 
  • キレット小屋 
  • 赤岳鉱泉 
  • 出合小屋 
  • 権現小屋 
  • 硫黄岳山荘 
  • 青年小屋 
  • オーレン小屋 
  • 山びこ荘 
  • ヒュッテ夏沢 
  • 美濃戸山荘 
  • 赤岳山荘 
  • 夏沢鉱泉 
  • 美濃戸高原 やまのこ村 
  • 湯元本沢温泉 
  • 根石岳山荘 
  • 唐沢鉱泉 

  • 【赤岳天望荘】
    営業小屋
    場所: 赤岳北方稜線
    電話: 0266-58-7220
    FAX: 0266-53-4121
    営業期間: 4~11/初 12/21~1/10

  • 【行者小屋】
    営業小屋
    場所: 柳川南沢源流
    電話: 0266-62-8100
    FAX: 0266-62-8600
    営業期間: ゴールデンウィーク 6/上~11/上 12/27~1/5 1~3月の土・日曜 詳細は要確認

  • 【キレット小屋】
    営業小屋
    場所: 赤岳・権現岳中間
    電話: 090-2214-7255(赤岳頂上山荘)
    営業期間: 7/中~10/中 要問合せ

  • 【赤岳鉱泉】
    営業小屋
    場所: 柳川北沢源流
    電話: 0266-62-8100
    FAX: 0266-62-8600
    営業期間: 通年

  • 【出合小屋】
    無人小屋
    場所: 川俣川地獄谷・赤岳沢出合本流右岸
    電話: 0551-47-2720
    FAX: FAX兼
    営業期間: 通年(無人)

  • 【権現小屋】
    営業小屋
    場所: 権現岳西50m
    電話: 0551-36-2251
    FAX: FAX兼
    営業期間: 4/下~11/上 詳細は要問合せ

  • 【硫黄岳山荘】
    営業小屋
    場所: 硫黄岳・横岳鞍部、大ダルミ
    電話: 0266-73-6673(予約専用)
    FAX: 0266-78-7825
    営業期間: 4/下~11/上

  • 【青年小屋】
    営業小屋
    場所: 編笠山北東方・ノロシバ鞍部
    電話: 0551-36-2251
    FAX: FAX兼
    営業期間: 4/下~11/上 詳細は要問合せ

  • 【オーレン小屋】
    営業小屋
    場所: 夏沢峠西800m、夏沢源頭
    電話: 0266-72-1279
    FAX: 0266-72-1296
    営業期間: 4/下~11/上

  • 【山びこ荘】
    営業小屋
    場所: 夏沢峠
    電話: 0266-72-3260、090-5446-1205
    FAX: FAX兼
    営業期間: 4/下~11/上 要問合せ

  • 【ヒュッテ夏沢】
    営業小屋
    場所: 夏沢峠
    電話: 0266-58-7220
    FAX: 0266-53-4121
    営業期間: 7/1~8/31 貸切あり要注意

  • 【美濃戸山荘】
    営業小屋
    場所: 美濃戸口下車 徒歩50分、柳川南沢・北沢出合
    電話: 0266-58-7220
    FAX: 0266-53-4121
    営業期間: 通年 11/下~3月は週末 

  • 【赤岳山荘】
    営業小屋
    場所: 美濃戸
    電話: 0266-74-2272
    営業期間: 通年

  • 【夏沢鉱泉】
    営業小屋
    場所: 桜平(登山口)から2km、夏沢峠西2km
    電話: 0266-73-6673(予約専用)
    FAX: 0266-78-7825
    営業期間: 通年

  • 【美濃戸高原 やまのこ村】
    営業小屋
    場所: 美濃戸
    電話: 0467-87-0549
    営業期間: 通年 冬期不定休

  • 【湯元本沢温泉】
    営業小屋
    場所: 夏沢峠北東1km
    電話: 0266-72-3260(事務所)
    FAX: FAX兼
    営業期間: 通年

  • 【根石岳山荘】
    営業小屋
    場所: 根石岳・箕冠山鞍部西
    電話: 0266-73-6673(予約受付)
    FAX: 0266-78-7825
    営業期間: 4/下~11/上(5月のみ平日休) 12/26~1/2 1~3月の週末(ホームページ参照)

  • 【唐沢鉱泉】
    旅館
    場所: 天狗岳中腹
    電話: 0266-76-2525
    FAX: 0266-76-6071
    営業期間: 4/下~1/8

赤岳に関連する登山記録

赤岳の近くの山

赤岳に関連する登山ツアー

17年12月16日(土) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
赤岳登頂2日間 12/16(土)発
17年12月19日(火) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
南八ヶ岳・硫黄岳2日間 12/19(火)発
17年12月23日(土) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
赤岳登頂2日間 12/23(土)発
17年12月23日(土) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
南八ヶ岳・硫黄岳2日間 12/23(土祝)発
18年01月06日(土) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
赤岳登頂2日間 1/6(土)発
18年01月06日(土) 北陸・信越・東海 ・3日間 シエラガイドツアー
天狗岳から赤岳3日間 1/6(土)発
18年01月07日(日) 現地 ・2日間 アルパインツアー
【アルパインツアー 日本の山】 雪山講習会(STEP1)夏沢鉱泉から硫黄岳
18年01月13日(土) 北陸・信越・東海 ・2日間 シエラガイドツアー
八ヶ岳・天狗岳から硫黄岳2日間 1/13(土)発

関連するツアーを探す

赤岳の関連書籍

  • 関連書籍
  • 関連書籍
  • 関連書籍
  • 関連書籍
  • 関連書籍
  • 関連書籍

[▲ページトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

晴時々曇
明後日

(日本気象協会提供:2017年11月19日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 登山用ソックスの疑問にお答えします! プレゼントもあり!
登山用ソックスの疑問にお答えします! プレゼントもあり! 「登山用ソックスはどうやって選んだらいいの?」そんな疑問をお持ちの方のために、登山用ソックスを大特集! プレゼントもあり...
NEW 渋滞の心配なし! 駅から歩いてらくらく登山。
渋滞の心配なし! 駅から歩いてらくらく登山。 日没時間が早まる時期は、アクセス時間を減らして行動時間を長くするような登山にしたい。「電車で行ける・帰れる山」で時間を短...
NEW 雨の山、地図はどうする? マップケース使い比べ
雨の山、地図はどうする? マップケース使い比べ 高橋庄太郎さんの「山MONO語り」。雨の山でマップケース4種を使い比べ、防水性のほか、コスト、視認性、収納性もチェック!
いよいよ紅葉真っ盛りの高尾山
いよいよ紅葉真っ盛りの高尾山 都民の憩いの場として、登山者のみならず、多くの人を魅了する高尾山。その魅力がぎっしり詰まった「高尾山ナビ」に注目
冷たい雨・雪に対応 透湿値の高いアウター
冷たい雨・雪に対応 透湿値の高いアウター ミレーのティフォンシリーズはしなやかな着心地と透湿値の高さで好評。強い生地と起毛裏地を採用した秋冬モデルが登場。
日本昔ばなしで見た、あの山はここだ!
日本昔ばなしで見た、あの山はここだ! 山にはさまざまな伝説が残っている。山の名前の由来や、山にまつわる物語を紐解いてみると・・・。伝説・悲話・昔話の舞台となっ...
山形から行く飯豊山の山旅 レポート掲載
山形から行く飯豊山の山旅 レポート掲載 7月、4名のモニター参加者と飯豊山へ。急登から長く続く稜線、圧倒的なお花畑…、その魅力を充分に味わった山旅ルポ。
紅葉は山を下り、間もなく低山へ
紅葉は山を下り、間もなく低山へ 11月に入り、標高500m未満の山や、公園の木々も色づき始めた。冬枯れになる前の、一瞬の華やかさを楽しもう!
奥多摩の山々は秋から冬へ――
奥多摩の山々は秋から冬へ―― 首都圏からの登山者を満足させる地・奥多摩は、いよいよ紅葉は終盤。稜線上では霧氷が付く時期となってきた
岐阜の山旅2 御嶽山など、飛騨の大自然を体感!
岐阜の山旅2 御嶽山など、飛騨の大自然を体感! 御嶽山トレッキングと小坂のシャワークライミングを体験! 岐阜県の山旅ルポ、第2弾。今回は飛騨小坂駅から出発!
とんがり山の山頂に立ってみたい!
とんがり山の山頂に立ってみたい! あの山の頂には何があるのだろう? どうなっているのだろう? そう思うわせる山がここにある! とんがった山の頂を目指そう!
山と自然に関わる仕事 求人情報
山と自然に関わる仕事 求人情報 新規求人情報を続々掲載! 山小屋アルバイト、ツアー添乗員、ショップ店員、メーカースタッフ…、山に関わる仕事の求人情報