ゴールデンウィーク目前! 春の山の注意点。 島崎三歩の「山岳通信」 春の特別号

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長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を週刊で配信している。
2017年4月26日に配信された「春の特別号」では、昨年のゴールデンウィーク中の遭難と、注意ポイントについて触れている。

『島崎三歩の「山岳通信」』とは、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに配信して「安全登山」のための情報提供を行うサービスだ。

情報は「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイト利用者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」など向けに配信されていて、一般の登山者も長野県のホームページからバックナンバーを閲覧できる。

島崎三歩とは、山岳救助を題材とした漫画『岳』の主人公で、作品中で山岳救助ボランティアとして活動している島崎三歩のこと。漫画の連載が終了した今も長野県山岳遭難防止対策協会の特別隊員として活動し、情報配信を行っている。

ヤマケイオンライン内「YAMAYA」では、今週より『島崎三歩の「山岳通信」』を転載して、登山者へ安全登山のための情報を提供していく。

早速、三歩から春の特別号が配信。今回は、ゴールデンウィークを目前に控えた特別号で、春の山岳の注意情報をお伝えする。

春山遭難発生状況

昨年の春山では、ゴールデンウィーク中の遭難が15件(死者3人、行方不明者1人、負傷者4人、無事救出者10人)と多発し、5月1日~2日には、北アルプス・穂高連峰の雪上で滑落し死亡する遭難が相次ぎました。

春山での注意ポイント

  • 春山では短時間で天候が急変し、穏やかな春の天気が一転して厳冬期と同じ気象条件になることもあります。
  • 雪上を歩行中に転倒・滑落する遭難が多発しています。特に早朝は雪面が凍結して滑りやすいので慎重な行動が必要です。
  • 雪崩や雪庇の崩壊、踏み抜きに充分注意しましょう。
  • 長野県では、条例により登山計画書の提出が義務付けられています。

長野県の春の山岳情報については長野県警のホームページでもご覧いただけます。
http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html

プロフィール

島崎三歩の「山岳通信」

信州の山岳遭難現場と全国の登山者をつなぐために発行。「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイトを利用する登山者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」などに対して、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに、「安全登山」のための情報提供をしている。

⇒バックナンバーはコチラ!

島崎三歩の「山岳通信」

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を週刊で配信。その内容をダイジェストで紹介する。

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