南アルプス池口岳で遭難者を救助 島崎三歩の「山岳通信」 第72号

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長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2017年5月31日に配信された第72号では、南アルプス池口岳起きた遭難事故などについて触れている。

 

5月31日に配信された『島崎三歩の「山岳通信」』第72号では、5月15日~21日の間に起きた山岳遭難の遭難事例が掲載されている。以下に抜粋・掲載する。

 

5月15日~21日の信州の山岳遭難現場より

5月15日~21日の間に長野県内で起きた山岳遭難は以下の2件でした。

  • 5月17日、長野県上田市の四阿山で、63 歳の男性が下山中にルートを外れ、道に迷い行動不能となる山岳遭難が発生。翌18日、上田警察署員が発見・救助した。

  • 5月20日、南アルプス池口岳で、48 歳の男性が下山中にバランスを崩して転倒、負傷。左足首を捻挫して行動不能となる山岳遭難が発生。県警ヘリにより救助された。

池口岳の遭難現場で遭難者をヘリコプターで収容している状況
(写真提供:長野県警察本部 ホームページ 山岳遭難発生状況(週報)5月26日付)

 

長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス

四阿山で発生した道迷い遭難では、遭難者は日帰りの予定で入山したものの、道迷いのため下山できず、一晩山中でビバークをした後、翌朝救助されました。

日帰り予定で入山する場合でも、万が一遭難した場合に備えて、非常食、防寒着、ヘッドランプ、携帯電話の予備バッテリー等、最低限の装備品を携行するようにして下さい。

 

なお、下記URLより、「島崎三歩の山岳通信」バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。
 ⇒長野県・島崎三歩の「山岳通信」

 

プロフィール

島崎三歩の「山岳通信」

信州の山岳遭難現場と全国の登山者をつなぐために発行。「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイトを利用する登山者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」などに対して、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに、「安全登山」のための情報提供をしている。

⇒バックナンバーはコチラ!

島崎三歩の「山岳通信」

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を週刊で配信。その内容をダイジェストで紹介する。

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