移動しながらクッキング2 調理編

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文=小川郁代、写真=井上大助、イラスト=ヤマサキミノリ

 

Report11 移動しながらクッキング2 調理編

こんにちは。アサカです。

前回ご紹介した移動しながら下ごしらえをする山ごはんのレポート。皆さん読んでいただけましたか? 

今日はいよいよ実践編。山での調理の様子をレポートします。
 

今日のメニューは

  • ガーリックソルトの冷凍肉で作る蒸し焼きポーク
  • 野菜の浅漬け3種
  • バニラアイスの簡単フレンチトースト

下準備の様子は、前回のレポートをご覧ください。 
 →移動しながらクッキング 準備編

ではさっそく、ガーリックソルトの冷凍肉で作る蒸し焼きポークから作って行きます!

まずは豚肉を焼きます。

冷凍して持ってきた豚肉を、火をつける前のフライパンに乗せます。付け合せにパプリカとスナップエンドウも持ってきました。
白ワインを大さじ1杯ほど入れたら、フタをして弱火にかけます。テフロン加工のフライパンなら、豚肉からおいしい油がでるので油は引かなくても大丈夫。ワインがなければ水でもOKです。

焦げ付かないように火加減に注意しながら、弱めの中火でゆっくり火を通します。途中で上下をひっくり返す時に、ローリエの葉はとりのぞきましょう。

水分がなくなり、程よく焼き目がつけば出来上がり。コンロによって火加減が違いますが、表面だけがこげてしまわないように調節しましょう。



お肉を焼いている間に、野菜の浅漬け3種を盛り付けます。

いつもは、「フリーザーバッグ」から直接食べちゃうんですが、せっかくのレポートデビューなので、ちょっとおしゃれに盛り付けてみましょう。
とはいっても山なので、100円ショップで買ったまな板を、プレート代わりに使いました。

これが・・・

こんな感じに!
ちょっとよそいき感がでましたね。程よく漬かってちょうど食べごろです。

そろそろお肉もできた頃かな? とフタを開けた状態がこれ!

お、おいしそう!
あたりにはものすごくいいにおいがしています。あー、早く食べたい!
とりあえず食べ終わったら、レポート再開しますので、少々お待ちを!


・・・ということで、お待たせいたしました。
ごちそうさまでした! おいしくて一気に食べちゃいました!

この蒸し焼きポークが、本当に最高! 安いお肉とは思えないほど柔らかくて、ニンニクの香りが食欲を誘います。ローリエを入れたことで、臭みもまったくありません。
塩コショウのシンプルな味付けなのに、冷凍→解凍で味がなじんで、ワインの風味も加わって、ちょっとしたごちそうです。

自画自賛ですが、こんなにおいしくできるとは思いませんでした。
浅漬けも、しゃきしゃきとフレッシュなサラダ感覚で、一緒に行った友達にも大好評。あっという間になくなりました。もっとたくさん作って来ればよかったな。

ポークと浅漬けは、私の定番メニュー入りに決定です!


続いてはバニラアイスの簡単フレンチトーストを作ります。

主食でありデザートであり。やっぱり甘いものでしめたいですよね。

一度きれいにしたフライパンにバターをひき、焦げ付き防止のために少しオリーブオイルをほんの少し足しました。
こちらも火加減に注意しながら、フタをしてゆっくり火を通します。

両面に程よい焦げ目がついたら出来上がり。

今回は食パンとバゲットの2種類作りましたが、ぜんぜん違う食感に仕上がりました。食パンはもっちりケーキのようにリッチ。バゲットのほうは、中はフルフル、外はカリッ。どっちもおいしくできました!

バニラアイスの効果で、なんだか高級感のある風味があって、混ぜただけなんて言わなければ、かなりの料理上手に思われそう。

ハチミツやメープルシロップをかけたり、シナモンをプラスしたりしてもいいし、
アイスクリームの量を少なめにすれば、こんがり焼いたベーコンなんかとも相性がよさそう。焼くだけなので、朝食のメニューにもおすすめです。

 

2回にわたってお届けした移動しながらクッキング。いかがでしたか? 後半は私の食いしん坊レポみたいになってしまいましたが、
「ジップロック」を使うと、今まで山で食べにくかった料理も手軽に作れて、山ごはんの楽しさが広がります。

みなさんも移動しながらクッキングで、山ごはんを楽しんでみてください!

 

※「ジップロック」「イージージッパー」「スクリューロック」は旭化成ホームプロダクツ(株)の登録商標です。

山ジップロック研究所

生活必需品的存在の「ジップロック」や、山でも強力な便利アイテムです。パッキング・料理など、山の様々な場面でジップロックを使ったアイデアを紹介していきます。