「ジップロック」山のあるあるQ&A

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

文=小川郁代、イラスト=ヤマサキミノリ

 

Report12 「ジップロック」 山のあるあるQ&A

みなさんこんにちは。いつも「山ジップロック研究所」のレポートをご覧いただきありがとうございます。

先日ある人に、研究員たちのレポートはよく見るけど、所長は何にもしてないねと言われてショックを受けました。私も日々研究にいそしみ、研究所メンバーの指導をし、そのほかにもいろいろ・・・これでも忙しくしているんですよ。

だからというわけではありませんが、今日は所長である私が、みなさんから寄せられた、山で使う「ジップロック」に関する疑問や質問にお答えしていきます。意外と知らないことも多いかもしれませんよ。

ではさっそく始めましょう。

 

Q1.「ジップロック」って使用期限があるんですか? けっこう丈夫だから捨て時がわからないんですよね

「ストックバッグ」や「フリーザーバッグ」など、バッグに食品を入れる場合は、衛生上使い捨てするのが基本です。山ではゴミ袋として使うなど、有効活用してください。

「コンテナー」や「スクリューロック」、バッグ類に食品以外のものを入れるときは、割れたり破れたりしなければ使うことができますが、傷や汚れ、ニオイなどが気になったら、新しいものに取り替えましょう。

 

Q2.アルコールや固形燃料などは直接入れてもいい?

素材として入れられなくはないですが、アルコールなどの液体は、そのままバッグに入れるのはNGです。

バッグが破損したり、ファスナー部分がしっかり閉じられていなかったりして、こぼれてしまう恐れがあります。

まして登山の場合、普段の生活よりも扱いがラフになるので、アルコールはもちろん、液体は専用の容器に入れてから「ジップロック」に入れるようにしましょう。

なお、固形燃料はそのまま入れても問題ありません。

 

Q3.「フリーザーバッグ」に入れたまま鍋で調理できる?

沸騰はNGです!

「フリーザーバッグ」の耐熱温度は100℃なので、沸騰したお湯に入れたり、バッグをいれたまま煮沸することはできません。

厳密に言えば高度が上がると沸点が下がるので山では100℃になりませんが、鍋に直接バッグが触れると、熱で変形したり穴が空いたりする可能性もあり、煮沸はNGなのです。

ただ、沸騰しない温度のお湯で湯せんをしたり、低温調理をしたりというのは可能です。その場合も鍋にバッグが触れないよう工夫が必要です。

 


Q4. 「スクリューロック」やコンテナーのフタが洗いにくいんです。

確かにフタのすきまは少し洗いにくいかもしれませんね。でもこの形のおかげで、簡単に開閉できて密閉性の高い「スクリューロック」やコンテナーの特徴が保たれているんです。先のとがったスポンジを使うと洗いやすいですよ。

先がとがっていてフタも洗いやすい「ズビズバ」

 

水だけでOK! アクリルスポンジ「ズビズバ」

独自のアクリル不織布が、ヌルヌルした油汚れをからめとり、ザラザラした裏面が鍋を傷つけず、コゲやこびりつきをとる。
くびれた形状で持ちやすく、とんがり頭が「スクリューロック」やコンテナーの溝にフィット!

 

Q5. 「スクリューロック」やコンテナー、カレーやキムチを入れたあとの色やにおいをとる方法は?

素材の性質上、残念ながらなかなかとれません。色やかおりのつきやすいものは専用のものを決めておくのがいいかもしれません。汚れたら気軽に取り替えられるのも「ジップロック」のいいところです。

 

Q6. 「フリーザーバッグ」や「ストックバッグ」、ファスナー部分を折りたたんで使ってもいい?

多少折れ曲がる程度なら問題ありませんが、しっかりと折りたたむとジッパー部分が開いてしまったり破損したりする可能性があるのでNGです。

ファスナー部分は折りたたまずに使おう

 

Q7. 「フリーザーバッグ」に液体を入れることができますか?

Q2でも触れましたが、液体を直接入れて持ち運びはできません。食品の漬け込みをするなど、動かさなければ大丈夫です。

横にすると液体がもれる可能性があるので、分量は8分目以下にして、トレイなどを組み合わせて使いましょう。

万が一の液もれに備えてトレイを使用

マチ付きの「スタンディングバッグ」なら、自立するので液体を入れやすく、こぼれにくくて便利です。

食品を入れたときに出る水分など、多少の液体は大丈夫ですが、万が一漏れたときを想定して、バッグを二重にする、タオルなど濡れてもいいものにくるむなどの対策をしておくといいでしょう。

自立する「スタンディングバッグ」が便利

 

Q8. 冬場、使い捨てカイロをバッグに入れると長持ちするって聞いたんだけどホント?

使い捨てカイロは、中に入っている鉄の粉が空気に触れることで温度を発するので、空気を遮断することで温かくなるのを止めることができます。再度空気に触れればまた熱を発するので、「フリーザーバッグ」に入れて空気を抜いておけば、温めを中断することができます。

例えば朝と夜だけ使いたいというような場合に、ムダがなく便利ですね。

空気を遮断して使い捨てカイロの発熱を中断!

 

Q9. フリーザーバッグを真空パックにできる?

残念ながら真空にはできませんが、密封性は高いので、空気を抜いてかさのあるものをコンパクトにすることなどはできます。

食品の保存や下味をつけるときなど、さらに空気を抜きたい時は、少しだけあけたファスナー部分にストローを差し込んで空気を吸出すと、密封性を高めることができます。すばやく口が開閉できる「イージージッパー」が便利ですよ。

 

主任六郎の「ぴったりジップロック」

ジップロックにぴったり入るものを見つけて個人的に楽しむこのコーナーの第二弾! 今回見つけたのはサングラスです。

スポーツ用のサングラスって、顔にフィットするように作られているから、普通のめがねと違って畳んでもけっこうかさばりますよね。いくつか持っているサングラスをケースに入れてしまうと、どれがどれだかわからなくて、いちいちケースを開けて探すのが面倒だなって思ってたんですが、僕のサングラスが「コンテナー 510ml」にぴったりでした。

荷物に入れてもつぶれないし、レンズに傷もつかない。外から中身が確認できるし、重ねておけば収納もバッチリ! サイズが合えば、ぜひおすすめの収納法です。


※「ジップロック」「イージージッパー」「スクリューロック」は旭化成ホームプロダクツ(株)の登録商標です。