オリジナルコジーを作ろう② 「山ジップロック®研究所」
[PR]
文=小川郁代、イラスト=ヤマサキミノリ
Report17 「スクリューロック」用オリジナルコジーを作ろう【後編】
六郎です。前回途中までお伝えした、100円ショップの保温シートを使ったオリジナルコジー作り。
お待たせいたしました! いよいよ完成に向けて作業を進めます。
前回型紙に合わせてカットした保温シートを、コジーの形に組み立てて行きましょう。
前回は、保温シートを型紙に合わせてカットして、パーツをそろえるところまで進みました。
サイズの調整をする
シートの厚さによって側面のサイズが変化するため、型紙は少し大きめに作ってあります。まずはサイズの調整をしておきましょう。
側面パーツを「スリューロック」に巻きつけ、重なった部分に印をつけて、はさみでカットしましょう。
ここでのポイントは、底側の端をきつく巻きつけすぎないこと。「スクリューロック」の側面の下側には凹んだ部分があるのですが、この部分は少し浮いた状態になってかまいません。
側面パーツの短辺とここでつける印が、平行になるようにしましょう。上の長辺全体がかぶせの奥にぴったりついていれば、印が平行になるはずです。
【余った部分に印をつけてカット】
カットできたら、端を突き合わせにして、アルミテープで貼り合せて輪にします。ここまでできたら、いったん側面パーツは、「スクリューロック」からはずしておきましょう。
底面を貼り付ける
底面パーツの裏側にテープのりを塗り、「スクリューロック」の底に、底面パーツを仮止めします(テープのりでつかなければ、普通のセロハンテープを輪にして止める)。底面パーツの中心にペンでつけた印と、「スクリューロック」の中央にある点がぴったり合うように貼ってください。
側面を貼り付ける
先に作った側面パーツを「スクリューロック」にかぶせて、両面テープをはがしながら底面パーツに貼り付けて行きます。
このとき、底面パーツの中心がずれないようにすることと、側面パーツの上辺が、「スクリューロック」のふちの奥から離れないように注意します。 「スクリューロック」のカーブに合わせようとせず、隙間が少し浮くぐらいでOKです。
【引っ張りすぎないよう に注意して】
底面にアルミテープを貼る
①アルミテープを、長さ11㎝×8本に切り出します。
②裏面にアルミテープを、すき間なく貼っていきます。 最初に縦横十字に貼って、次は斜め、それから空いた部分を埋めるように進めましょう。
最初に剥離紙を全部はがして、底面の中央部分を貼ってから、両サイドを貼るのがコツです。テープの真ん中を「スクリューロック」の中央に合わせるように意識すると、側面がきれいに仕上がります。
このときも引っ張りすぎないよう、上辺が「スクリューロック」のふちの奥から離れないように注意ふわりとなでるように貼るイメージで。
すべて貼れたら、手で押さえて、テープを「スクリューロック」の形にフィットさせましょう。
【傷みやすい底面は、全体をアルミテープで覆ってカバー】
つなぎ目と断面を布製テープでカバー
底に貼ったアルミテープの端と、断熱シートの端にテープを貼って補強します。底のテープは、アルミテープのつなぎ目を隠すためなので、見た目にこだわらなければなくてもOK。
上部は何度も使っていると傷みやすいので、貼っておくほうが長持ちしそうです。
ふたのパーツは、貼りつけてしまうと洗えなくなってしまうので乗せてあるだけ。使うとき風などで飛ばされないように、何か重りを乗せて使うつもりです。仮止め用の両面テープで貼ってもいいですね。
あつあつのコーンスープなんか入れて、素手で持っても平気。これは便利です。
寒くなったらアルファ米などを戻すときにも重宝しそう。そのままお茶碗代わりになります。
保温性をさらにアップさせるためにシートを二重にするなど、まだまだ工夫の余地もありそうですね。さらに研究を続けてみたいと思います。
みなさんも、お休みの日にちょっとした工作を楽しんでみてはいかがでしょうか?なんだか子供のころを思い出しますよ。
※「ジップロック」「イージージッパー」「スクリューロック」は旭化成ホームプロダクツ(株)の登録商標です。
山ジップロック研究所
生活必需品的存在の「ジップロック」や、山でも強力な便利アイテムです。パッキング・料理など、山の様々な場面でジップロックを使ったアイデアを紹介していきます。