霧島山
鹿児島・宮崎両県にまたがり、霧島火山群の最高峰。コニーデ火山である。山頂には直径900m、深さ279mの大きな火口があるが、火口壁の北西部が爆発の際崩壊し、火口湖はない。地図上では馬蹄形をなし、最高点は壁の南端にある。
韓国岳の名の由来は、古事記に「韓国に向ひ笠沙の御前を真来通りて…」とあり、遠くに韓国を見ることができるということから、つけられたといわれる。
硫黄山の西山麓えびの高原の北面は高原状で、一帯には不動池、六観音池、白紫池などの湖や、白鳥山、甑岳が並ぶ。
周囲を巡る自然深勝路も拓かれ、散策にも最適。アカマツやカエデ、ナラの自然林や甑岳東面のモミ、ツガ、アカマツの原生林は約30万haにわたって、国の天然記念物にも指定されたほど。学術的な価値も高い。
また、硫黄山からえびの高原へ流れる小川の水は温かく、夏は天然の露天風呂に早変わりする。周囲にはキャンプ場やレクリエーション施設も整い、キャンパーやハイカーに人気が高い。
東部の火口は琵琶池となり、直径約400m、東半分は水深2mと浅く渇水期には干上がる。山体は輝石安山岩の溶岩からなり、付近には凝灰角礫岩が分布する。
山麓はモミ、ツガ、アカマツなどの針葉樹のほか、落葉樹を含む混交林で、南九州唯一の紅葉景観が広がる。中腹以上はススキ、ミヤマキリシマの群落、ヤシャブシ、ウツギなどの灌木林や草原を形成する。展望は抜群、南に高千穂峰を含み、さながらクレーターを散りばめた月の表面を思わせる。奥には錦江湾に浮かぶ桜島、高隈山地、開聞岳、東に宮崎市、北に熊本県境、さらに九州山地南部の山々と飽くことはない。
登山口えびの高原は、ススキの穂や茎が、硫黄山の亜硫酸ガスで赤褐色に変色し、「海老」をゆでたような色に見えるため、この名が付いたという。
登山道は、えびの側からが硫黄山を経て1時間30分。大浪登山口からは霧島全山が見渡せる大浪火口壁最高点を経て2時間強。なお韓国、大浪池鞍部からえびの高原までは2時間30分。このコースは、野鳥のさえずりを聞きながらたどる樹間のプロムナードだ。えびの高原に点在する池巡りは2時間30分ほど。なかでも冬季に結氷する白紫池は、天然のスケートリンクとして有名だ。不動池から甑岳への往復は1時間30分。
<火山情報>
霧島山群は火山帯であり、北西部には寄生火山である硫黄山、南には新燃岳、御鉢があり、2000年代に入っても活発な活動が見られる。
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