白山
石川県と岐阜にまたがる白山は、主峰・御前峰、大汝峰、剣ガ峰の3峰から構成され、17世紀中ごろまで噴火していた跡に翠(みどり)ガ池や千蛇ガ池などの7つの火口湖がある。
白山はその名のとおり雪の多い山である。昔から水源の山としてあがめられ、加賀、越前、美濃の三馬場より多くの登拝者が登った。
開山は養老元年(717)、越前の泰澄大師による。ゆえに越前禅定(ぜんじよう)道をたどる白山登拝者が多かったようだ。
白山の石川県側は、全国に三千社余りある白山神社の総本社・白山比咩(しらやまひめ)神社の境内で、頂上には奥宮がある。眺望はよく、北アルプスはもとより東海や近畿地方まで見渡せる。
都から近い高峰ということと、日本三名山として名が通っていることもあって、白山を詠んだ歌が『万葉集』などに数多く収められている。また近代文学では、登山家で作家の深田久弥が石川県出身ということもあって、白山を書いた作品がたくさんある。最近では高橋治が山麓の石川県白山市(旧、白峰村)に滞留することが多く、白山や山麓を舞台にした作品を書いている。
また、白山は高山植物の宝庫としても有名だ。和名や学名に白山にちなんだ名をつけられたものは30種ほどを数える。白山ならではの特産種がないのは残念だが、群落は見ごたえがある。またハイマツの樹海やブナなどの原生林には目を見張る。国有林地域は白山森林生態系保護地域に指定され、一時は伐採が進められたが今後は保護の方針と聞く。
登山道は石川、岐阜、福井3県より12コースある。最短で最も利用者の多い別当谷出合からの砂防新道は室堂(むろどう)まで4時間30分。同登山口からの観光新道は5時間、登りより下山に利用されている。名古屋方面の登山者がよく利用する大白川ダムからの平瀬道は室堂まで4時間30分あまり。以上が一般ルートである。
健脚者向の市ノ瀬からの別山・市ノ瀬道は室堂まで9時間30分。白山一里野温泉からの加賀禅定道は室堂まで13時間。岩間温泉からの岩間道と楽々新道は室堂まで12時間。中宮温泉からの中宮道は室堂まで16時間。鳩ガ湯からの鳩ガ湯新道は室堂まで12時間。以上は、登りよりも下山コースとして一部の登山者に利用されている。
石徹白(いとしろ)からの南縦走路は室堂まで14時間。白川村荻町からの北縦走路は室堂まで22時間。となると山岳会や大学クラブの独壇場である。これらのコースのうち、釈迦新道を除く各コースに避難小屋が配置されているのも白山の特色といえる。
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