阿蘇山
阿蘇火山は周囲100kmとも120kmともいわれるカルデラを抱く複式火山の総称で、そのカルデラの規模は世界一といわれる。その中央火口丘の最高峰が高岳、1592mである。語呂合わせで「肥後国(ひごくに)」と呼び、標高が覚えやすい。
阿蘇郡、一の宮町・高森町にまたがり、西の延長上で火山活動中の中岳と接し、東は日ノ尾峠を挟んで根子岳がある。輝石安山岩からなる成層火山で、地形は複雑急峻、南に火口跡があり、その東に天狗ノ舞台と呼ばれる溶岩丘や東峰があり、西には高岳本峰がある。
さらに東峰から北に延びる岩稜は鷲ヶ峰、竜ヶ峰、虎ヶ峰と呼ばれ、ツベツキ谷、松ヶ尾谷、赤ガレ谷の浸食が激しい悪谷を従え、かつてはアルピニストを志すクライマーで賑わっていた。しかし岩場がもろく、人気は下降した。
南の火口跡は大鍋とも呼ばれ、その中に月見小屋がある。その南は溶岩壁が切れ落ちて、水汲谷の深い渓谷となっている。
高岳登山基地である仙酔峡には、一の宮町宮地から車道が延びて、かつては先鋭的な登山者が集まる山小屋があった。しかし、登山観の変化、交通の発達で宿泊者が減少し、取り壊されてしまった。
現在では遊歩道、あずまや、駐車場などの建設により、家族連れや一般観光客のレクリエーションの場となった。仙酔峡にはミヤマキリシマの群落があり、5月下旬には一斉に花を咲かせ、ツツジ祭りが開催される。このため、ますます本格的な登山者の数は減り、季節のよい時期にのみ登るハイカー、ファミリー登山者の山となった。
西は、噴煙上げる中岳と接し、高岳山頂からの登山は、まさに月面漫歩の感すらある。
東峰を除いて、山頂一帯に植物はなく、展望雄大、西に中岳、杵島岳(きしまだけ)、往生岳(おうじょうだけ)、烏帽子岳、東は根子岳、南外輪の奥に九州山地、祖母・傾山地、大崩山塊、北に九重連峰、津江、雲仙方面と360度さえぎるものはない。
一般登山コースは、仙酔峡から中岳を経て高岳へ2時間。仙酔峡から仙酔尾根を登っても2時間だ。他に南、高森側から日ノ尾峠を経て高岳、白水村から高岳のコースもあるが登山者は少ない。
バリエーションルートとして、仙酔峡、鷲見平、関門、虎ヶ峰、鷲ヶ峰、ナイフリッジ、東峰の岩壁コースの他、赤谷、松ヶ尾谷、ツベツキ谷などの沢登りコースがあるが、沢登りは水流が少なく、冬季、結氷した滝のアイスクライムのゲレンデとして人気が高い。夏場は高岳北面は風化が激しく注意を要する。
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