| 西丹沢ビジターセンター
2022.08.02
用木沢出合~犬越路区間、用木沢出合~白石峠区間の通行止め解除
スポーツの日を過ぎて10月中旬となると、アルプスなどの高山の紅葉はすっかり葉を落とし、冬へと向かっていく。
しかし、これに取って代わって標高1500m前後の山での紅葉はこれからが本番。紅葉登山の選択肢は一挙に広がる。9月に紅葉を楽しめなかったという人には、ここからが本番だ。
実際、ブナなどの原生林は、標高1500m付近の山に多い。秋が深まった時期から楽しめる紅葉の山を7箇所ピックアップ。長く歩く、麓からの紅葉を楽しむ、滝巡りの紅葉など、バラエティに飛んだ紅葉登山を紹介する。
この時期の登山で注意したいのは、1つが日没がかなり早くなっていること。10月中旬~11月初旬では16時には、かなり暗くなっている。また、太陽が山肌に隠れたあとに暗くなるのが早い。下山時間には十分に注意したい。
もうひとつが道迷い。樹林帯の紅葉が落葉へと変わる頃、この落葉により登山道が隠れ、獣道などに迷い込みやすくなる。とくに暗くなり始めた時間、下山中などは道迷いが多発する時期。時間に余裕を持った登山計画を立ててほしい。
相模湾を眼下に見る丹沢山塊は、比較的温暖な気候のため、紅葉期も長い。山頂付近の紅葉は10月中~下旬頃から、山麓では11月中旬頃までと、一ヶ月以上も楽しめる。
塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳と続く丹沢山塊の主脈は、植林に混じってカエデやブナやコナラ、ツツジ科の樹木が多く生え、相模湾や富士山の眺望と共に楽しみたい。
また、沢沿いのルートの紅葉も美しい。小さな滝が続く西丹沢のルートもオススメだ。
高低図
| 西丹沢ビジターセンター
2022.08.02
用木沢出合~犬越路区間、用木沢出合~白石峠区間の通行止め解除
| 蛭ヶ岳山荘
2024.03.18
残雪は少し融雪、山頂には雪と氷あり。冬と春が入り混じるこの季節は思わぬ落とし穴があり全の準備で
地元出身の詩人の草野心平が命名した福島県・背戸峨廊は、「隠れた岩壁」という意味。その名前の通り、美しい滝と沢が続く遊歩道&登山道が続いていて、とくに紅葉期は美しい。
遊歩道とは言っても、滑りやすい沢沿いのコースで、ハシゴや鎖のかかっている箇所も点在するので、十分に注意が必要。過去に転落事故も起きている。
紅葉のピークは11月中旬頃となる。
高低図
日本誕生の神話とともにある山、戸隠山。鋭い岩稜が並ぶ山容は、麓から眺めるだけで、迫力十分の山だ。
そんな戸隠山を眺めるベストポイントとして知られるのが鏡池。戸隠奥社の南西に位置し、登山前・登山後に立ち寄りたい。なお、戸隠中社から車で10分程度でアクセスすることもできる(駐車場もある)。
写真のような池に映り込む紅葉を写真に収めるには、10月中旬~11月上旬となる。なお、この頃には戸隠山の上部の紅葉は終了している。
戸隠山頂へは山麓から3時間だが、かなりの難所があるので注意。
高低図
美しい富士山の眺望が望める山として知られる、三ツ峠山。紅葉期は10月中旬から11月初旬となるが、この時期は日によっては富士山の頂上部が白く染まる時期。紅葉狩りと共に、冠雪した富士山を楽しみたい。
三ツ峠山にはブナやカエデの紅葉のほかに、とくに美しいのはドウダンツツジの紅葉。登山道沿いには多くのドウダンツツジが植生しているので、真っ赤なツツジ科の葉の紅葉と、真っ白な富士山頂を楽しみたい。
高低図
島根県にある三瓶山は、国引き神話にも登場する名峰で、独立峰としてそびえるので抜群の展望を誇る。
もともと火山活動でできた山は、山頂部が環状になっていて、ぐるりと一周できる。ススキ原や樹海が覆い茂る山肌は、秋になると美しく染まる。とくに女三瓶山方面から火口湖である室の内池方面を望む景観は美しい。
紅葉期は10月中旬から11月上旬。さまざまなコース選択が可能なので体力やレベルに合ったコース取りで秋の紅葉を楽しめる。
高低図
火山の記憶と、ミヤマキリシマの花で知られる雲仙・普賢岳は、紅葉の名所として知られ、日本で唯一「紅葉樹林」の名前で国の天然記念物として指定されている。
九州固有種の広葉樹林も多く生息する雲仙・普賢岳では、コハウチワカエデ群落を中心に120種類以上の草木が紅葉すると言われている。
10月下旬から11月初旬が見頃で、普賢岳・妙見岳・国見岳の山腹が赤く彩られる。
高低図